そもそも動物は「意識が薄れる睡眠」を危険を冒してまでなぜ行われるのか?
睡眠によってどのように脳がメンテナンスされているのか?
実はまだわかっていないこともたくさんあります。
その一方で、最近の研究から様々なこともわかってきており、ますます睡眠の重要性に注目が集まっています。
睡眠サイクルは、ノンレム睡眠で脳を60分休ませ、レム睡眠で脳が起きて30分休ませると言われており、レム睡眠は浅い睡眠だと考えられていましたが、最近になってレム睡眠も深い睡眠であり、健康維持に重要な睡眠パターンと考えられるようになってきました。
経済的に豊かな国では睡眠時間は長い傾向にありますが、日本人の平均睡眠時間は外れ値で短いことも指摘されており、昼間に眠そうな人をよく見かけますが、欧米では昼間に眠そうな人を見ると「体調不良」とみなされるようです。
仮に、6時間睡眠を10日間続けると、なんと徹夜をした時と同じ程度の行動パターンとなり、感情の制御が効かなくなったり、自分中心の行動を起こしやすくなる可能性が高まるそうです。
睡眠時間や睡眠の質の低下が続いて、レム睡眠が不足したり、脳内に蓄積したアミロイドβを取り除く役割をするノンレム睡眠が不足すると、認知症のリスクが高くなることもわかっています。
また、睡眠時無呼吸症候群を放置した場合は、20%近くが12年以内に致命的な血管疾患を発症することも指摘されています。
あの大谷翔平選手も1日8時間程度の睡眠をとっていることでも話題となりましたが、私たちの健康を維持する上では、睡眠時間を含めた質の良い睡眠をとることはとても大切なことと言えます。
質の良い睡眠をとるためには、睡眠時には部屋を暗くし、ブルーライトに配慮して睡眠前のテレビやパソコン画面を長時間みないようにするなどしながら、気分を落ち着かせて十分な睡眠時間を確保する工夫をすることも大切です。
