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Posts in category 健康トピックス

今から旬!アジの健康成分

5月11
2025
Written by admin
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そろそろ気温も上がってきて初夏から夏へ向かう季節ですが、春から夏にかけて旬を迎える食材はたくさんあります。今回は、そんな食材の中で昔から日本人には馴染み深い、アジの健康成分についてご紹介します。

★日本人にとっては古くからの美味しい魚
アジは、日本人なら一度は見たことも食べたこともある人が多い馴染み深い魚です。魚の中でも特に古くから食べられていたようで、縄文時代の貝塚から見つかったり、奈良時代や平安時代の記録にも登場しています。
その頃は高級魚として上流階級の人たちが食べていたようですが、江戸時代になると庶民の食卓にも登場するようになり、江戸時代の料理本にもアジが登場しています。
アジは産卵前となる初夏から夏にかけての時期を旬と言われることが多く、栄養価も味も良くなる時期です。アジといってもたくさん種類がありますが、最もスーパーなどでも目にする機会が多いのは、マアジです。マアジは本来回遊性の魚ですが、内湾に住み着いたアジは、瀬付きアジや根付きアジと言われ、脂がのって美味しく、体色が黄色味を帯びることから「金アジ」や「黄アジ」などとも呼ばれています。
アジは刺身やタタキ、干物や塩焼き、アジフライなど庶民の食卓を様々な調理法で賑わせてきました。

★アジは健康にも良いことがいっぱい!
アジは脂質が少なめで、たんぱく質が豊富な魚です。
たんぱく質は筋肉や皮膚などを構成するもととなる栄養素です。
ホルモンや抗体など体の機能を調節する成分もたんぱく質からできています。
さらに、必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。
そしてアジはグルタミン酸やタウリンが豊富であるため、特有のうまみがあるといわれています。
中でもタウリンの含有量は、サバやサンマよりも多いといわれています。
タウリンには、肝機能アップ、コレステロール値の低下、高血圧予防など、生活習慣病予防にはうれしい作用がたくさんあります。また、カルシウムやビタミンB1、ビタミンB2、 ナイアシンなどのビタミン・ミネラル類も多く含まれています。
日ごろから摂っておきたい成分が多く含まれており、古くから親しまれているのも頷ける食材ですね。

★アジといえば、DHA・EPA
アジに限らず、サバやサンマ、イワシなど青魚と呼ばれるものに含めれているものといえば、DHA・EPAが有名です。DHAとEPAは血液をサラサラにして生活習慣病予防になる成分としてよく知られていますが、それだけではありません。
血液中の中性脂肪を低下させる作用や、不整脈の抑制、抗糖尿病作用、抗うつ作用、抗ストレス作用、認知機能改善と脳萎縮抑制作用による認知症改善の作用など、多数の作用が報告されています。
さらに、インフルエンザウイルスを抑制するなどの抗ウイルス作用が明らかになっており、様々な感染症が注目されている現代では日常的に摂っておきたい健康成分の一つです。
さらにDHAは目にも大切な栄養素です。DHAは、目の網膜に含まれる脂肪酸の約40%を占めることがわかっています。
DHAを摂取すると、近視の改善や集中力の向上、動体視力の改善などに効果が期待できます。
DHAとEPAは、どちらの成分も体内では合成できない成分ですので、積極的に摂取して、 体内のDHAとEPA量を維持することが大切です。

アジは日本では手軽に手に入り、調理もしやすい魚です。さらに健康に良い成分が多く含まれています。
DHAとEPAは生で食べたほうが効率よく摂取できますが、そのほかの調理法でも健康に良い成分をたくさん摂取できます。ぜひ習慣的にアジを食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

レモンの健康成分について

1月18
2025
Written by admin
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酸っぱくて爽やかな果実の代表格といえばレモンではないでしょうか。レモンは季節に関わらず店頭に並んでいますが、国産のレモンは、秋から冬にかけてが旬で、ちょうど今が食べごろの時季です。
それ以外の時季は主にアメリカやチリなどから輸入されたものが販売されています。
今回は、レモンの健康成分についてご紹介します。

★レモンといえばビタミンC
レモンに含まれる成分として最初に思い浮かぶのはビタミンCではないでしょうか。
ビタミンCのドリンクやサプリメントなどでもレモン◯個分のビタミンCという表記はよく見かけます。
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
また、免疫力アップも期待できますので、感染症が気になる冬の時季には嬉しい成分です。
さらに、ビタミンCは丈夫な血管や筋肉、骨、肌などをつくるコラーゲンの合成に必要不可欠です。
コラーゲンは、体の組織や細胞をしっかり結びつける接着剤のような働きをするたんぱく質のことです。
ビタミンCには、コラーゲンの合成を助け、血管や筋肉、骨などを丈夫にすることで、骨がもろくなる骨粗しょう症や血管から出血しやすくなる壊血病などを予防する働きがあります。

★レモンの酸っぱさの素はクエン酸
レモンのクエン酸含有量は果物の中でトップクラスです。レモンは他の果物と比べると、みかんの約6倍、りんごの約300倍も多くクエン酸が含まれています。
クエン酸は抗酸化作用が強く、抗酸化作用による「美肌効果」、血液をサラサラにして血行を良くする「血流改善効果」、胃もたれなどの消化不良を改善する「消化の促進」、疲労物質である乳酸を分解して新陳代謝を促し疲労回復を早めてくれる「疲労回復作用」などがあります。
また、クエン酸はマグネシウムやカルシウム、鉄などのミネラルの吸収をサポートします。ミネラルを多く含む食品とともにクエン酸を摂ると効率良くミネラルを吸収することができます。

★健康成分として有名なポリフェノールも
レモンにはエリオシトリンやヘスペリジンといったポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには優れた抗酸化作用があり、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果も期待できます。
また、エリオシトリンには腸での脂肪吸収を抑える働きがあるため、ダイエット効果や肥満予防に効果があると言われて注目されています。

★レモンの皮にもお役立ち成分あり
レモンの匂いの素となっているリモネンという成分が、レモンの皮の部分に多く含まれています。
香りを楽しむアロマの精油なども多く販売されていますが、そこにもリモネンが含まれています。
リモネンの香りを嗅ぐことで、リラックス&リフレッシュ効果、血行促進、免疫力の向上などが期待できます。レモンの皮を刻んだりすりおろして料理に使うと、リモネンを摂ることができます。

お腹に優しい「A2牛乳」

11月16
2024
Written by admin
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牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまうので、日ごろ牛乳は飲まないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、お腹がゴロゴロしない牛乳として注目されているA2牛乳をご紹介します。

★A2牛乳とは?
牛乳の水分以外の成分は、乳脂肪・乳たんぱく・炭水化物・ミネラル、ビタミンに大きく分けられます。
このうちの「乳たんぱく」の成分のうち、3割程度を占める「β-カゼイン」の遺伝子の種類によってA1ミルク、A2ミルクと区別されています。
これまで一般的に飲まれているのは、A1ミルクです。
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする原因の一つが、β-カゼインA1で、A2ミルクはA2A2遺伝子を持つ乳牛からのみ搾乳しているため、β-カゼインA2A2の遺伝子になっていて、下痢や胃の不快感などの症状が起こりにくいと言われています。
お腹がゴロゴロするもう一つの原因が、乳糖不耐症によるものです。これは、牛乳の中に含まれる「乳糖(ラクトース)」を消化吸収のため分解するラクターゼという消化酵素の、小腸での分泌不足が原因で起こります。
そのため、消化不良・腹部不快・腹痛・下痢・おならなどの症状が出ます。
A2ミルクは乳糖不耐症を緩和するとも言われており、これまで牛乳を多く飲めなかった人でも飲める牛乳として注目されています。

★A2牛乳は栄養価が高い?!
牛乳は日本人に不足しがちなカルシウムをはじめ、三大栄養素であるたんぱく質、炭水化物、脂質、そのほかにもミネラルやビタミンA、B2などたくさんの栄養が含まれています。
カルシウムを豊富に摂取すると、骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症のリスクも軽減することができます。
特に女性は年齢を重ねるとカルシウムを失いやすい体質になる場合が多いので、日ごろからカルシウムを効率よく補っておくことも大切です。
また、牛乳のたんぱく質は血液だけでなく、皮膚や筋肉、髪の毛を作るのにも欠かせない成分です。
必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、コレステロール値の低下やアレルギーによる炎症の抑制、高血圧の改善などが期待できます。
A2牛乳はA1牛乳に比べて消化されやすい上に栄養価が高いため、より効率よく栄養を摂ることができるといわれています。

通常の牛乳と比べると価格は高いですが、スーパーなどの店頭に並ぶようになってきましたので、牛乳が苦手という人も、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

じゃがいもの健康成分について

5月11
2024
Written by admin
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今回は、今の時季から旬を迎えるじゃがいもの健康成分についてご紹介します。
和食でも洋食でも使われる親しみのある食材ですが、どんな栄養成分があるのでしょうか。

★じゃがいもには、ビタミンがたっぷり
あまりイメージがないかもしれませんが、じゃがいもにはビタミン類がたくさん含まれていて、フランスでは「大地のりんご」と言われるくらいビタミンが豊富です。
中でも、ビタミンCとビタミンB1を豊富に含んでいます。ビタミンCはコラーゲンの生成に必須の化合物で、骨や腱、血管を強化し、老化を予防する働きがあります。また、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかす、肌のはり・つやを改善する美肌効果も期待できます。
さらに免疫力を高める働きから、風邪などの予防にも役立つと考えられています。
ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーに変換する際に必要な栄養素であり、皮膚や粘膜の健康維持にも必要な栄養素です。特に糖質を多く摂取する人や、よく運動する人はエネルギー産出量が多いため、より多くのビタミンB1が必要です。
ビタミンB1が不足すると、ブドウ糖から十分なエネルギーを生産できなくなり、疲労やだるさ、食欲不振といった症状が現れます。

★食物繊維とカリウムもたっぷり
じゃがいもには水溶性食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には整腸作用や便秘解消効果があることがよく知られていますが、血糖値の上昇を穏やかにしたり、血中コレステロール濃度を下げたりする働きもあります。また、水溶性食物繊維は、糖質や脂質の腸での吸収を緩やかにする他、善玉菌のエサになったり有害物質を吸着して体外に排出してくれる作用があります。
じゃがいもに豊富に含まれるカリウムは、体内のナトリウムが腎臓で再吸収されるのを防ぎ、ナトリウムの排出を促進し、血圧を下げる作用があります。水溶性で煮ると水中に溶けだすため、みそ汁の具にカリウムを含む野菜などを使うと、みその塩分を排泄してくれます。
食物繊維はじゃがいもの皮部分にも多く含まれているので、食物繊維をたくさん摂りたい場合は、皮付のまま調理するのがオススメです。
今から出荷され始める新じゃがは皮が柔らかくて食べやすく、皮付で食べるのがオススメです。
ただし、皮が緑色になっていたり、芽が出ている場合は、毒素が含まれているので、皮の部分や変色している部分は食べるのを避けるようにしてください。

★じゃがいものクロロゲン酸とは?!
じゃがいもの皮部分に多く含まる特徴的な成分の一つが、クロロゲン酸です。
じゃがいもの他にはコーヒーなどにも含まれているクロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用のある栄養成分です。
がん予防や老化防止の効能、糖尿病や脂肪肝の予防にも効果が期待されます。
近年では脂肪の蓄積を抑える働きが分かり、ダイエット成分としても注目されています。

新じゃがが美味しい季節です。食べすぎには注意して栄養たっぷりのじゃがいもを楽しみましょう!

手軽な運動「つま先立ち」

1月20
2024
Written by admin
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健康のために運動は必要!と分かっていてもなかなかできないことも多いですよね。寒い時季は外に出たり体を動かすのもためらわれて、なおさら運動不足になりがちです。
今回は、そんな時季でも手軽に短時間にできる運動「つま先立ち」をご紹介します。

★ナゼつま先立ちが健康に良いの?
つま先立ちが健康に良いと言われる一番の理由は、ふくらはぎの筋肉を使うことで、主に下半身の血流を活発にすることです。
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれ、書籍が販売されるなどのふくらはぎ健康ブームもありました。
足先から血液を心臓に戻すには重力に逆らって血液を流す力が必要となります。
静脈には血液の逆流を防ぐ静脈弁があるため、逆流することは少ないですが、血液を流す力が少ないと、血液が心臓に戻るのに時間がかかり、血流が滞る原因になってしまいます。
血液が血管に留まる時間が長くなると、静脈の中で固まりやすくなり静脈の形が変わってしまう下肢静脈瘤の要因となってしまいます。
ふくらはぎを使って血流を改善することは、冷え性だけでなく全身の健康にも良い影響があります。

★ちょっとした隙間時間にやってみましょう!
つま先立ちはその名の通り、つま先で立つだけですので、ちょっとした空き時間や、何かをしながら、手軽に行うことができます。
(1) 壁や椅子などに両手を付けて支えにして立つ
(2) 10秒間両足のかかとを上げて、ゆっくりかかとを下ろす
(1)と(2)を5回ほど繰り返すというのが一つの目安ですが、その人の体力に応じて
かかとを上げる時間を延ばしたり短くしたり、回数を変えても構いません。
安全な状況であれば、電車で立っている時などの隙間時間に行うこともできます。
かかとを上げる時は、親指の付け根付近で立つことを意識して足の指はまっすぐになるように気を付けましょう。足の指が丸まってしまうと筋肉をしっかり使うことができないので、指はまっすぐ床に着いた状態でかかとを上げてください。ただし、転倒しないように無理のない範囲で行ってください。
また、椅子に座ったままでも、同じようにかかとを上げ下げすることで、ふくらはぎの筋肉を使うことができます。

★腸内環境改善や生活習慣病予防にも
つま先立ちをすると、身体のバランスを取るため、ふくらはぎだけでなく足裏や太もも、お腹周りの筋肉も使うことができます。
筋力が上がることで、要介護のリスクが高くなるロコモティブシンドローム(筋力の低下で日常動作に支障をきたす運動器症候群)の予防や、腹部に力が入ることで腸の働きが活発になり腸内環境の改善にもつながります。
血流が良くなることで、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病のリスクを下げることにもつながります。
手軽にできる運動の一つとして、日ごろから取り組んでみてはいかがでしょうか。

さつまいもの健康成分について

11月11
2023
Written by admin
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今回は、秋の味覚の一つ、さつまいもの健康成分についてご紹介します。今の時季は甘さが引き立ち、焼きいもやスイーツなどでよく目にします。最近では特にその栄養価が注目されています。

★さつまいもと言えば、食物繊維!と、ヤラピン??
さつまいもの栄養素と言ってまず思い浮かぶのは食物繊維ではないでしょうか。
そのイメージ通り、さつまいもには食物繊維が豊富に含まれていて、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維、どちらも豊富に含んでいます。
水溶性食物繊維はその名のとおり水に溶けやすく、体内では腸での栄養の吸収速度をゆるやかにして食後血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。
また、コレステロールやナトリウムを体の外に出すことで、血中コレステロール値の低下や高血圧予防にも役立ちます。
不溶性食物繊維は、水分を吸収することで便の量を増やす働きがあります。
便が増えることで大腸に刺激を与え、便通にも効果があります。
そしてさつまいもに含まれる特徴的な成分の一つが、ヤラピンです。
生のさつまいもを切った時に出てくる白い液体がヤラピンです。胃の粘膜を保護し、腸内のビフィズス菌を増殖させて便を軟らかくするため、食物繊維との相乗効果で便通改善に役立ちます。

★ビタミンなどの抗酸化成分もたっぷり!
ビタミンCもたっぷり含まれています。ビタミンCは免疫力アップや粘膜の強化、皮膚の健康に大切なコラーゲンの生成、歯や毛細血管、軟骨を正常に保つのに役立ちます。寒くなるこれからの季節は、感染症対策として免疫力や粘膜の強化、そして皮膚の乾燥対策にも役立つ成分です。
さつまいもに含まれるビタミンCはデンプンに守られていて加熱されても壊れにくいのが特徴です。
また、ビタミンEやビタミンB群、βカロテン、ポリフェノールの一種アントシアニンも含まれていて、これらの抗酸化作用によって抗老化や生活習慣病対策につながります。

★たっぷりのカリウム&カルシウムも健康に役立つ!
カリウムは必須ミネラルの一つです。体内でナトリウム(塩分)とのバランスを取ることで、細胞内の浸透圧を正常に保ったり、血圧を調整するのに役立つと言われています。また、体内の余分なナトリウムや水分が排出されることで、むくみの解消につながります。
カルシウムは、健康な骨や歯などをつくるのに必要な栄養素です。子どもの成長期はもちろんですが、妊娠中の赤ちゃんの発育にも関わりますので、子どもや妊娠中の人は特にカルシウム不足には気をつけたいですね。もちろん、骨粗しょう症予防のために大人もしっかり摂っておきたい成分です。

★食べ方の種類が豊富!
シンプルにアルミホイルで巻いてグリルやトースターで焼くと、焼きいもとして食べられます。
それ以外にも、煮物にしたり、みそ汁に入れたり、小さく角切りにしたさつまいもとご飯を一緒に炊けばさつまいもごはん、電子レンジなどでホクホクにして他の野菜と混ぜるサラダ、大学芋やスイートポテトなどのスイーツなど色々な食べ方ができます。
好きな食べ方で旬のさつまいもを楽しんでみてはいかがでしょうか。

こんにゃくの健康成分について

5月13
2023
Written by admin
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5月29日は、数字の語呂合わせと、こんにゃく芋の種芋の植え付けが5月に行われることから、こんにゃくの日に制定されています。そこで今回は、こんにゃくの健康成分についてご紹介します。

★意外に古い?! こんにゃくの歴史
こんにゃくはご存知の通り、こんにゃく芋の粉末から作られる加工食品です。
こんにゃく芋はインドシナ地方原産で、6世紀ごろに仏教とともに中国から伝わり、精進料理の一つとして広まったと言われていて、平安時代の書物にもこんにゃくの記述があります。
こんにゃくは様々な形状があり、あまりこんにゃく自体には味がないため、おでんなどの煮物のほか、焼いたり茹でたり、生でも食べることができます。
このような形でこんにゃくを食べているのは、ほぼ日本だけだと言われていますが、近年の世界的な健康志向で、ヘルシーフードとして海外でも食べられるようになり輸出も増えています。

★こんにゃくは、「胃腸のほうき」「砂払い」と言われていた?!
こんにゃくと言えば、低カロリーで食物繊維が豊富なため、ダイエット食としてよく紹介されます。それもそのはず、100gあたりのカロリーは5~8kcalで、ほとんどカロリーがないだけでなく、糖質や脂質もほとんど含まれていません。
成分としてほとんどを占めるのは水分(95%以上)で、食物繊維が豊富なため、体の中をきれいにしてくれる働きが強いため「胃腸のほうき」や、体の中の砂(有害物)を外に出してくれるため「体の砂払い」などの名称で呼ばれていたとも伝えられています。
こんにゃくに含まれる主な食物繊維は水溶性のグルコマンナンというもので、人体ではほとんど消化されずに腸の働きを活発にして、体内の老廃物を外に出します。
水を吸って何十倍にも膨れ上がるため満腹感が得やすく低カロリーなため、ダイエット食品として重宝されています。

★ダイエットだけじゃない! こんにゃくは健康食!
グルコマンナンは、コレステロール値の上昇抑制をはじめ、体内の不要な物質や有害物質を体外に排出したり、糖分の吸収をゆるやかにする効果があります。
グルコマンナンとコレステロールの関係を調査した研究結果によると、肥満患者58名を対象にグルコマンナン豊富なこんにゃくを1日当たり1.5g, 2.4g を12週間摂取したところ、総コレステロールおよびLDL(悪玉)コレステロールの数値に改善が見られたことから、グルコマンナン豊富なこんにゃくが生活習慣病予防の作用を有すると考えられています。
さらに食品に含まれる塩分を排出して血圧を下げたり、胆汁酸を排出して血液中のコレステロールを減らして動脈硬化を防ぐ効果も期待されます。
また脂質異常症や糖尿病予防にも効果的とも言われています。また、グルコマンナンによって腸内環境を整えることで、免疫アップやアレルギーの改善などにもつながることが期待できます。
そして、こんにゃくには、骨形成や骨粗しょう症予防、精神的なイライラ防止などに有効なカルシウムも含まれています。
体内の掃除役・整備役として、こんにゃくは継続して食べたい食材ですね。

耳の健康、気を付けてますか?

3月03
2023
Written by admin
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3月3日は、耳の日です。耳や聴力についての関心を高め、難聴や言語障害を持つ人たちの悩みを解決する機会にしたいという日本耳鼻咽喉科学会の提案で昭和31年に制定されました。
耳の健康を気にすることは多くないかもしれませんが、音を聞いたり平衡感覚を適切に維持するためにとても大切な器官です。今回は、耳の健康について考えてみましょう。

★気を付けたい耳の症状
耳の症状として感じやすいのは、「聞こえにくい」「耳鳴り」「耳が詰まったような感じ」などの症状ですが、その症状に思わぬ病気が隠れている場合もあります。耳に関する主な病気をご紹介します。

●突発性難聴
大人がかかる耳の病気の中で最も多く、注意を要するのが「突発性難聴」です。突然、片耳に難聴の症状が起こり、場合によっては、めまいを伴います。原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲労によるものだと言われています。
発症後1週間~10日以内に、ステロイド薬の内服や点滴でなどの治療を開始すれば、治るか、症状が改善することが多いです。しかし治療を始めるのが遅くなると完治が難しくなるため、急に聞こえにくくなったと感じたら、なるべく1週間以内には耳鼻科を受診しましょう。

●ヘッドホン難聴
毎日のようにヘッドホンやイヤホンで大きな音を長時間聴くことで、徐々に音が聞こえにくくなっていくという症状です。
ここ数年で急増していて、WHO(世界保健機関)も警鐘を鳴らしています。
症状が進行すると治療が難しく、慢性的な難聴になってしまう場合もあるため、音量はほどほどにして長時間装着することのないように気を付けましょう。
またイヤホンを耳の奥まで入れようとしたり、窮屈に感じるほど耳にフィットした状態で使うと、皮膚を傷つけたり、雑菌が入ってしまうことによって鼓膜の手前にある外耳道に炎症が起こる場合もあります(外耳道炎)。

●中耳炎
中耳炎は鼓膜より内側の中耳腔に細菌やウイルスが感染して起こります。中耳炎と聞くと、子どもがかかるというイメージがあるかもしれませんが、大人がかかることもあります。
特に高齢者は鼓膜の奥から鼻へとつながる耳管が加齢で衰え、周りの壁から水がしみ出しやすくなるため発症することがあり、痛みは無いものの難聴の症状が出ます。
そして長い間治らずに悪化して「慢性中耳炎」になると、鼓膜の内側に膿がたまって鼓膜に孔があくこともあり、痛みや難聴、耳だれなどの症状が出ます。

★難聴には思わぬ原因も
難聴には、単に耳垢がつまっていただけというケースもあります。「耳垢栓塞(じこうせんそく)」といい、耳垢で完全に耳がふさがれることで、聞こえにくさや耳鳴り、耳閉感などが起こります。
耳垢は本来、自然と外に出るようになっており、耳掃除は不要です。しかし耳の穴と同じくらいの大きさがある綿棒でグリグリとすると、耳垢をさらに奥に押し込んでしまい、耳垢栓塞の原因となります。
耳掃除を行う場合は、竹製などの専用耳かきで3週間から1か月くらいに一度の頻度くらいにして、頻繁には行わないようにしましょう。また癖で耳の中を頻繁に触ると、外耳道が腫れて外耳道炎になってしまうこともあります。

★耳の健康を保つのに必要なことは
大きな音を長時間聞くいたりすると耳がダメージを受けて難聴になるリスクが高まります。
大きな音がする場所に長時間いる場合は耳栓を使って聞こえる音量を調節したり、静かな場所で休憩する時間を作るなどして、耳の負担を軽くしましょう。
イヤホンやヘッドホンで音楽を聴くときには、周りに漏れない程度の音量で、1時間に5分程度の休憩を挟みながら使用するようにしましょう。
また、突発性難聴やめまいの原因になるストレスや疲労を溜めないことも大切です。
リラックスした時間や睡眠をしっかりと取って、規則正しい生活習慣を心がけましょう。

切り干し大根の健康成分について

2月11
2023
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2月17日は、切り干し大根の日(千切り大根の日)に制定されています。
地方によっては切り干し大根のことを千切り大根と言いますが、その千切り大根の「千」を漢数字の二と一、「切」を七と見立ててこの日に制定されました。
今月は、今が生産の最盛期にあたる、切り干し大根(千切り大根)の健康成分についてご紹介します。

★そもそも切り干し大根とは?
切り干し大根は、大根を細切りにして乾燥させたものです。大根は稲作が伝わった弥生時代には日本に伝わっていたとされています。
しかし、切り干し大根がいつごろから食べられているのかは、わかっていません。
江戸時代から飢饉対策として大根の生産が増え、保存食として、漬物とともに切り干し大根の生産も増えていったようです。
乾燥させることで甘みが増して、大根をそのまま食べるよりも栄養価が高いのが特長です。
保存食になるだけでなく、出汁で煮ることで色々な食材と合わせることができるので、好きな食材と一緒に食べて、栄養もたっぷり摂ることができます。

★豊富に含まれるカルシウム・鉄分・カリウム
切り干し大根に含まれる健康成分の代表的なものが、カルシウム、鉄分、カリウムです。
カルシウムは骨や歯を作るのに欠かせないミネラルです。また、筋肉を動かしたり、精神の興奮をおさえ安定させるなどの効果もあります。
なお、カルシウムはビタミンDと一緒に摂取すると利用効率がアップします。
ビタミンDはきのこや魚に多く含まれるので、切り干し大根の煮物にきのこを加えたり、焼き魚を添えた献立にすると良いですね。
鉄分は酸素を全身に運ぶ赤血球を作るために欠かせないミネラルです。また、筋肉内に酸素を取り込む働きもあり、不足すると貧血、頭痛、疲労、筋力低下などにつながります。
特に貧血の人にとってはたくさん摂りたい成分です。
カリウムは、ナトリウムとバランスを取りながら、細胞を正常に保つ役割や血圧を調整する役割をしています。
摂りすぎてしまった塩分を排出し、むくみ予防が期待できます。

★食物繊維とビタミンもたっぷり
切り干し大根には、食物繊維とビタミン類もたっぷり含まれています。
食物繊維は便秘予防やコレステロール抑制が期待できます。切り干し大根に含まれている食物繊維の多くは不溶性食物繊維といって、水に溶けにくいものです。腸内の環境を整えて腸の活動を活発にしてくれるので、吸収や代謝が良くなり、健康維持だけでなく美容やダイエットにも役立ちます。
そして、ビタミンB1・B2、葉酸といったビタミン類も豊富に含まれています。
ビタミンB1は、疲労回復や神経・筋肉などの機能を維持するのに役立ち、ビタミンB2は、脂肪を燃焼させ、エネルギー代謝や細胞の新陳代謝を促進し、発育や美容の点でも大切なビタミンです。
葉酸は赤血球を作るのを助けたり新しい細胞を作るのに必要な成分ですので、年齢や性別関係なく日ごろから摂っておきたい成分です。

切り干し大根は水で戻して使うことが多いと思いますが、水に溶けやすい栄養成分も含まれているため、できるだけ戻し汁も料理に使うようにすると、余すことなく栄養を摂ることができますよ。

ほうれん草の健康成分について

1月14
2023
Written by admin
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アニメ「ポパイ」のパワーの源や、鉄分が豊富な野菜として第一に思い浮かぶのが「ほうれん草」です。
現在はハウス栽培などで年中出回っていますが、本来の旬は冬で、まさに今頃が美味しい時季です。
今月は、ほうれん草の健康成分についてご紹介します。

★ほうれん草とはどんな野菜でしょうか?
冬の緑黄色野菜の代表格でもあるほうれん草は、江戸時代に日本に伝えられました。この時中国から伝わったのは根元の赤い東洋種でアクが少なくて葉が柔らかい品種です。一方で葉がしっかりしていて炒め物などに向いている西洋種はアクが強く最初はあまり好まれませんでしたが、東洋種との交配などによって食べやすく改良されたため、多くの人に食べられるようになり、生産も盛んになりました。
ほうれん草のアクはシュウ酸という成分で、カルシウムと結びつきやすい性質があります。体質によっては結石の原因になることもあるため、生食できるサラダほうれん草以外は、湯通しや水に浸けるなどのアク抜きをしてから食べるようにしましょう。

★ほうれん草といえば鉄分と葉酸?!
ポパイのパワーの源になるだけあって、ほうれん草は栄養価がとても高い野菜です。
ほうれん草に含まれる成分として、よく挙げられるのが鉄分です。
鉄分が不足すると、貧血、頭痛、疲労、筋力低下などにつながります。特に貧血の人にとってはたくさん摂りたい成分です。
ほうれん草には確かに多くの鉄分が含まれています。しかし、ほうれん草の鉄分は、吸収されにくい非ヘム鉄のため、吸収を助けるビタミンCやクエン酸、たんぱく質などと一緒に摂ることで効率的に吸収されるようになります。ビタミンCを多く含む他の野菜と一緒に食べたり、お酢の入ったドレッシングを使ったり、卵を使って調理することで、摂取効率をアップできます。
また、ほうれん草に含まれる成分としてよく知られる、葉酸という成分があります。胎児の発育をサポートすることから、妊婦の人が摂る成分というイメージもあるかもしれませんが、赤血球の形成を助けたり、細胞を作るのに必要なため、性別や年齢に関係なく不足しないように摂取したい成分です。
葉酸はほうれん草以外にも、レバーや海藻類、緑茶や枝豆、鶏卵など色々なものに含まれているため、極端に不足することはあまりありませんが、食事量が少なかったり、偏食で葉酸を含む食品をあまり食べていない場合は、少し意識して摂取した方が良い場合もあります。

★ほうれん草にはビタミンがたっぷり
ほうれん草に多く含まれるビタミン類は、βカロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC等があります。
βカロテンは抗酸化作用や免疫アップが期待できるほか、体内でビタミンAに変換されると皮膚や粘膜の健康を維持したり、美肌効果、体の発育促進、その他のビタミン類の効果を促進する働きがあります。
ビタミンB1は、疲労回復や神経・筋肉などの機能を維持したりする働きがあり、炭水化物(糖質)の代謝を促して体内に過剰に糖が残りにくくする働きがあります。
ビタミンB2は、脂肪を燃焼させ、エネルギー代謝や細胞の新陳代謝を促進し、健康な皮膚や髪、爪をつくるなど、発育や美容の点でも大切なビタミンです。
ビタミンCは、肌にハリを持たせたりシミを予防する美容効果や、粘膜の機能を改善したり免疫力を高めて風邪をひきにくくする効果、ストレスに対する抵抗力を高める効果など、様々な働きを持ちます。
冬は夏に比べてほうれん草に含まれるビタミンCの量が多く、粘膜強化や免疫力アップなどがさらに期待できるので、この時季の感染症対策のためにもビタミンCはしっかり摂っておきたい成分です。

ほうれん草には健康に良い成分がたくさん含まれています。旬となる冬の時季には甘みも栄養価も増えますので、ほうれん草のパワーで寒い冬を乗り越えましょう。

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