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Posts in category 代替医療通信

口腔の健康維持と血糖コントロールの関係!~ 口腔内健康維持の重要性 ~

9月20
2025
Written by admin
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滋賀医科大学とサンスターとの共同研究において、歯科受診の実態や歯科メンテナンス、糖尿病と歯の本数についてなどを分析した研究結果が科学雑誌に掲載されました。
研究報告によれば、歯科受診率は特に若年層において低く、年齢が上がるにつれて増加していました。また、血糖コントロールが良好な糖尿病患者と非糖尿病患者の間には歯の本数に大きな差は見られなかった一方で、血糖コントロールが不良な糖尿病患者では、歯科メンテナンスを受診していた場合でも非糖尿病患者や血糖コントロールが良好な糖尿病患者と比較して歯の本数が少ない傾向にあることがわかりました。
さらに歯科メンテナンスを行わずに歯科治療のみ受診した糖尿病患者は、年齢による歯の減少が顕著でした。
 これらの結果より、糖尿病患者の口腔の健康維持は、定期的な歯科メンテナンスに加えて、血糖のコントロールが重要であると考えられます。
 ところで、昨年11月の「代替医療健康食品通信」でお伝えしたように、歯周病の原因となる口腔内細菌が毛細血管から全身の組織に到達し炎症を起こすことや、唾液に含まれる細菌が腸内細菌叢を乱して炎症を起こすことなどが原因で、口腔内疾患だけでなく、肥満やメタボリックシンドローム、糖尿病、心臓血管疾患、動脈硬化症、腎臓病、誤嚥性肺炎、関節リウマチ、アルツハイマー型認知症、がんなど、様々な全身性の疾患と深いかかわりがあることがわかってきており、徳島大学病院では、医科歯科連携で糖尿病患者さんに歯周病の治療を行い、血糖値が改善した例も多数あることをお伝えさせて頂きました。
 これらのことを踏まえると、糖尿病患者さんだけでなく、口腔内健康維持は私たちの全身の健康維持にとっても重要であるように感じます。
 そこで新たな救世主として登場したのが、ヒト由来乳酸菌「ロイテリ菌」です。
ロイテリ菌は、スウェーデンのカロリンスカ医科大学の研究成果をもとに多くの臨床現場で使用され、今では世界で100の国と地域での使用実績があり、国内においても主に歯科医師を中心に患者さんに推奨されている乳酸菌です。

音を楽しむ「音楽」の効果!

8月23
2025
Written by admin
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補完代替医療分野では、サプリメントをはじめ、アロマテラピー、鍼灸、音楽療法、ヨガ、漢方薬など様々な試みが行われています。
世界を見渡すとこの分野の研究は確実に進んでおり、日本はかなりたち遅れています。
 それでも、広範囲において新しい知見も散見されるようになってまいりました。
免疫力の上昇や神経バランスの調整など様々な作用が期待されている音楽療法についても、東北大学と株式会社池部楽器店との共同研究による新たな知見が報告されましたのでご紹介します。
 音楽と言えば、「音を楽しむ」という文字で示されるように、精神的にも楽しい気分になったり、時には昔を思い出したりしながら、リラックス効果があることは感覚的にも経験がある方も多いかも知れません。
 この度の研究の背景は、世界的に高齢化が進む中、国内においては認知症の発症率が増加し、その予防策の確立が求められている中、認知症予防の方法の一つとして、楽器演奏が認知・心理機能への効果が明らかになっていましたが、楽器未経験の健常高齢者における効果は検証されていませんでした。
そこで東北大学と株式会社池部楽器店の共同研究により、楽器未経験の健常高齢者をグループ音楽セッションに参加するグループと参加しないグループに分けて検証したところ、認知機能スコア(MMSEスコア)、言語性記憶、気分状態が、グループ音楽セッションに参加するグループは、参加しないグループに比べて有意に改善したことを確認しました。
この研究成果は、科学雑誌「Frontirers in Aging」(2025年2月 オンライン)に掲載されています。
 この結果だけですべてを語ることはできませんが、音楽を聴くことに加えて、簡単にできる演奏をすることも高齢者の脳と心の健康維持に役立つと言えるのかも知れません。
 認知症発症は、「他人事ではない自分事」と言えますので、予防対策として、音楽療法や運動療法、サプリメント利用など、様々な分野においてできることをしていくことも大切なことかも知れません。

古くて新しい薬「メトホルミン」~ その新たな可能性! ~

7月19
2025
Written by admin
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「メトホルミン」と言えば、糖尿病治療薬として古くから使用されている誰もが知っている薬のひとつですが、長期投与の安全性が確認されており、低血糖症を引き起こさずに確実な血糖低下作用があり、されには安価な医薬品であるため、糖尿病治療ガイドラインでも第一選択薬として推奨されています。
日本人の糖尿病を有する人の中でも死因の1位は癌で、特に肝細胞癌のリスクが高くなることが報告されている中で、この度、群馬大学生体調節研究所の白川教授らの研究グループにより「メトホルミン」に抗腫瘍効果の可能性があることが発見されました。
以前より「メトホルミン」にはがんの増殖を抑制する効果は経験的に知られていましたが、この度の研究成果は糖尿病患者にとっても朗報と言えそうです。
「メトホルミン」には、その他にも抗ウイルス作用や血管疾患リスク低減効果、認知症リスク低減効果、寿命延長効果など、様々な作用を有することが報告されています。
そしてこの度、中国の研究グループにより、うつ病モデル動物を用いた試験で、「メトホルミン」の神経伝達物質の調整、抗炎症効果、腸内細菌叢の改善などの作用により、抗うつ作用を有する可能性が確認され、さらには抗うつ薬の抗うつ効果を増強することを示唆する結果が報告されました。
まさに「メトホルミン」は、古くて新しい薬と言えるのはないでしょうか。
今後の研究成果に期待したいところです。

イムバランス(発酵大豆培養物)と認知症

6月14
2025
Written by admin
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イムバランス(発酵大豆培養物)は、これまでにアトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー性疾患の有用性について複数の研究結果が報告されています。
その他にも慢性子宮内膜炎による着床不全患者への投与で慢性子宮内膜炎の改善および臨床妊娠率の向上の報告など多くの機能性を有しているサプリメントです。
イムバランス(発酵大豆培養物)のその他の機能性として、ハーバード大学との共同研究において、認知機能改善の可能性のあることが示唆されました。
この研究は、認知機能障害モデルマウスを用いた研究で、神経炎症を阻害し、エネルギー代謝を向上させ、腸内細菌叢を改善させることにより、認知機能を改善させることができる可能性を見出しています。
認知機能の低下は、加齢ならびに神経変性疾患、糖尿病、慢性腎臓疾患などの特定の疾患と関連しており、厚生労働省研究班の調査によると、65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は推計15%で、2025年には730万人に達し、なんと65歳以上の5人に1人が認知症を発症すると推定され、大きな社会問題として注目されています。
一方で認知機能改善に向けて医薬品の研究開発が継続されていますが、未だに有効な治療薬は見当たりません。
そのような中で、認知症発症の予防という立場から、この度ご紹介したイムバランスのようなサプリメントの使用は重要な位置づけになってくるものと思われます。

日本人の食文化を見直そう!~緑茶の認知症予防~

5月17
2025
Written by admin
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日本人は、健康長寿を考えるうえで素晴らしい食文化をもっています。
例えば、お魚のDHA・EPAや、豆類のイソフラボン、海藻類のフコイダン、キノコ類のβグルカンなど、言い始めるときりがありません。
また、一般に緑茶などに含まれる「ポリフェノール」は、認知症予防に有用であることは既によく知られていますが、今回はその一部について最近の論文からお伝えいたします。
昨年9月に論文が掲載された、英国のクイーンズ大学ベルファスト校が英国の約12万人を対象とした、ベリー類、緑茶、紅茶、赤ワイン、ダークチョコレートなどに含まれるフラボノイド摂取量と認知症リスクの関係について実施した調査でも、フラボノイドが豊富な食品を日常的に摂取することで認知症リスクを大幅に低減することが示唆されています。
国内においても認知症の無い65歳以上の日本人の約9000人を対象とした、金沢大学医薬保健学総合研究科脳神経内科学の柴田修太郎氏らのグループが実施した調査において、緑茶の摂取量が多いほど脳白質病変容積が小さい傾向にあり、緑茶の摂取量が認知症の予防につながる可能性について本年1月に掲載された論文で報告しています。
この研究から著者らは「緑茶にはエピガロカテキンガレードが含まれており、抗酸化作用や血圧低下作用などにより、脳白質病変が縮小した可能性がある」と考察しています。
また、脳白質病変は血管性認知症やアルツハイマー型認知症と密接な関係があることから、緑茶の摂取が認知症予防に役立つ可能性があるとまとめています。
緑茶飲用の文化ある日本人ではありますが、最近では緑茶以外のお茶を飲用する方が増えていることや、肉類など欧米文化の食事が主流となりつつある印象ではありますが、改めて日本人の食文化を、健康医長寿の立場から見直していくことも大切かも知れません。
どうしても日常生活の中で偏りが生じる場合は、適切なサプリメントなどで補う方法も良いかも知れません。

コーヒーを飲むなら「モーニングコーヒー」

4月19
2025
Written by admin
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今回は、いつもの代替医療健康食品通信と違った観点から、身近な嗜好品「コーヒー」についてお伝えいたします。
緑茶を飲用する文化の日本人ですが、コーヒーの香りのリラックス効果も相まって、今では一人当たり1日約1杯の消費があると言われています。
特に食後のコーヒーはホッと一息するものです。
コーヒーの健康効果と言えば、コーヒーに含まれるカフェインによる覚醒効果や利尿作用は誰もが知っていますが、その他にもコーヒーに含まれるポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」の作用による認知症の予防・改善効果をはじめ、食後血糖値の上昇抑制作用、肝機能改善作用、さらにはアメリカでの40万人以上の健康調査の結果からコーヒーの飲用によって死亡リスクが低下するとの論文が2012年に掲載されたことなどから死亡率改善作用などでも注目されています。
コーヒーの飲用と死亡率の改善については、国内においても岐阜大学大学院の山川路代氏らが高山市で実施した高山スタディにおいてもコーヒーの飲用と全死因死亡および心血管疾患による死亡と逆相関していることを報告しています。
このようにコーヒーには多くの健康効果がありますが、いつ飲用するのが効果的かというコーヒー飲用のタイミングについては明らかにされてきませんでした。
そこでアメリカのテュレーン大学の研究グループでコーヒーを摂取する時間帯と死亡との関連を調べる研究が行われ、朝型摂取群では非摂取群と比較して最も死亡リスクが低下したことを報告されています。
その他にも、コーヒー摂取量と摂取タイミングと糖尿病患者の慢性腎疾患リスクとの関連性を調べた研究では、早朝から午前中の摂取が有意にリスクを低下したという報告や、カフェイン摂取とうつ病リスク低下と関連では、朝の時間帯(5時~8時)にカフェインを摂取した人は、そうでなかった人と比較してうつ病有病率が低いことなども報告されています。
このようなことからも、どうやらコーヒーを飲むなら「モーニングコーヒー」が良いと言えそうです。
今回は、サプリメント素材には関係のない話題をお伝えしましたが、たまにはホッと一息、忙しい毎日に「モーニングコーヒー」や、食後のコーヒーブレイクも良いかも知れません。

AHCCの肝線維化進行抑制の可能性について! 

3月15
2025
Written by admin
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AHCCは30年以上前から医療現場で特にがん患者さんに対する補完代替医療分野の健康食品として使用されている実績があり、現在も世界100以上の国や地域で医療機関や大学などの研究機関との共同研究が継続されています。
今までの研究成果から免疫力を高める作用の詳細も徐々に明らかになる中で、抗がん剤副作用軽減効果などのエビデンスが蓄積されています。
この度は、大阪公立大学大学院医学研究科機能細胞形態学の宇留島隼人准教授らとの共同研究において、AHCCが肝星細胞の活性化を抑制することで肝線維化の進行を抑える可能性が示唆されましたのでお伝えさせて頂きます。
この研究内容は、国際学術誌「American Journal of Physiology Gastrointestinal and Liver Physiology」のオンラインに掲載されています。(https://doi.org/10.1152/ajpgi.00134.2024)
肝臓に長期間炎症が続くと肝線維化が引き起こされ、最終的には致死的な肝硬変に進行していきますが、現時点で肝硬変に対する有効な薬剤はありません。
また、世界の3~4人に一人が肝線維化の前段階である脂肪肝であることが報告されていますので、肝線維化の進行を抑えることは意義深いことと言えます。
今までにもAHCCの肝保護作用は知られていましたが、肝線維化進行に対する作用はよくわかっていませんでしたので、宇留島隼人准教授らは、モデルマウスを用いてAHCCの作用を検討したところ、AHCCが肝星細胞の活性化を抑え、肝線維化の進行を抑制していることが確認されました。
宇留島隼人准教授は、「肝臓は沈黙の臓器で病態がかなり進行して初めて症状が出る場合が多いです。積極的に健康診断を受診し、肝線維化を早期発見して生活習慣の改善に取り組むことが重要です。今後はより信頼度の高い科学的エビデンスの構築のために、肝線維化患者に対するAHCCの効果を確認する臨床試験実施を目指してまいります。」とコメントしています。

国内初!「腸内細菌移植療法臨床試験」

11月23
2024
Written by admin
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今回は国内初となる消化器がん患者さんを対象とした腸内細菌叢移植療法の安全性と有効性を目的とした、切除不能進行・再発食道がん・胃がん患者さんを対象に開始された臨床試験の話題を、国立研究開発法人国立がん研究センターホームページから抜粋して
ご紹介させて頂きます。
(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2024/0809/index.html)
この臨床試験は、国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院と順天堂大学、大学発ベンチャー企業メタジェンセラピューティクス株式会社が実施するもので、2024年8月より「胃がん・食道がん患者に対する免疫チェックポイント阻害薬と腸内細菌叢移植併用療法」について、安全性と有効性を検討するものです。
この試験の背景は、近年では腸内細菌叢の研究は大きく進展し、様々な疾患との関係やヒトの免疫機能への影響が明らかになりつつある中、海外では腸内細菌叢に着目した治療の開発が進んでおり、がん領域の腸内細菌叢移植研究では、免疫チェックポイント阻害薬による治療効果が得られない悪性黒色腫の患者さんに対して、腸内細菌叢移植によりがん免疫が増強され、治療奏功割合が改善される可能性を示唆した報告がされています。そんな中で、国内では、様々ながん種の中で、2020年に食道がんは約2.5万人が新たに診断され約1.1万人が亡くなりました。また、胃がんは約11万人が新たに診断され約4.2万人が亡くなっています。
食道がんや胃がんの治療においては免疫チェックポイント阻害薬により治療の選択肢が広がっている一方で、治療効果が得られない患者さんに対する新たな治療法が待ち望まれていますんので、この度の臨床試験がその一助となれば、毎年多くの方が亡くなられている食道がん、胃がんの患者さんに朗報になるものと思われます。
このように、やっと国内でも腸内細菌叢に関する研究が注目されるようになってきました。今後は、がん免疫だけでなく、「脳-腸相関」の立場から、腸内細菌叢と病気の関係はますます重要になってくるものと感じますので、今後の研究成果の報告に期待したいものです。

AHCC 臨床研究が着実に進む!~特定臨床研究を中心に~

10月12
2024
Written by admin
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医療機関向けAHCCは、補完代替医療の一環として、かねてより臨床の現場でも治療の補助として使用されており、高い評価を頂いている健康食品のひとつです。
AHCCの基礎研究報告はもちろんのこと、臨床報告の積み重ねの中、今では特定臨床研究も行われています。
特定臨床研究とは、2018年に施行された「臨床研究法」に基づき、厚生労働省が認定した倫理委員会で審査が行われ、当局が管轄する臨床研究データベース(jRCT)に登録され、公表されているものです。
「jRCT」のページでAHCCを検索すれば、例えば、関西医科大学附属病院の「切除不能膵癌に対するAHCC投与第Ⅱ相比較試験」や、北海道大学大学院医学研究院(北海道大学病院)の「AHCCの尿路上皮癌における化学療法の骨髄抑制軽減効果を検討する臨床研究」、「AHCCによるレンバチニブ療法の副作用軽減効果の検討」、「AHCC摂取によるヒトパピローマウイルス消失効果を検証する研究」などが公表されています。
この度、これらの特定臨床研究についての詳細や、その他AHCCの研究についての概略などを北海道FM放送(FMアップル「香るパラダイス(2024年5月13日放送)」の中で紹介されています。ぜひ、ご覧いただければと思います。
(YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=dIozqob_vM&t=156s)参照)
医療機関向けAHCCは、このように厳しい基準にそって質の高い臨床研究が行われている健康食品であることから、先生方も自信をもって患者様に推奨して頂けるもののひとつと思います。

ビタミンDのがん免疫を促進する意外なメカニズム

9月21
2024
Written by admin
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7月の代替医療健康食品通信で、「脳-腸相関」についての研究が本格的にすすみはじめ腸内細菌のかかわりについても少しずつ明らかになりつつあることをお伝えしました。
今月号は、それにも関連した話題にはなりますが、「ビタミンDのがん免疫を促進する意外なメカニズム」についてお伝えします。
ビタミンDは、骨代謝にかかわるビタミンとしてよく知られていますが、日光を浴びることにより体内で合成することもできるビタミンであることから、あまり注目されていませんでした。
しかし、まだまだエビデンスに乏しいものもありますが、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症の予防改善の可能性の他、免疫力を高める作用が知られています。
免疫力を高める作用については、核内受容体に結合して様々な分子の転写を促進することによるという考えもありましたが、腸内上皮細胞に作用しBacterioides fragilisという細菌が腸内で増える結果、がん免疫が増強されることがわかり、科学雑誌「Science」(4月26日号)で報告されました。
ビタミンDで上皮が刺激されることでおこる腸内細菌叢の変化を調べたところ、Bacterioides fragilis のみが増加しており、Bacterioides fragilisを正常マウスに移植するとがん抑制が誘導され、この効果はビタミンD欠損食で消失することを確認しています。
人間のデータベースからビタミンD受容体の感受性が高い患者さんはがんの生存率が高いことや、ビタミンD濃度の低い患者さんはがん発生率が高いなどが知られていますが、Bacterioides fragilisの関与についてはまだ明らかにされていません。
ビタミンDの作用については、最近、東京慈恵会医科大学の研究で、ビタミンDサプリメントの摂取と癌死亡率低下の可能性についても発表されています。
統合医療を実践する医師の中でも、免疫力を高めることが期待できる健康食品とともに、ビタミンDなどを含む総合ビタミンの摂取を推奨しているグループもあります。
ビタミンCの抗酸化作用などを含めていままでにもよく知られている作用に加えて、いままで知られていなかったビタミンの様々な作用が発見されています。
例えば、ビタミンB2は、ミトコンドリア活性作用が知られるようになりました。
ミトコンドリア活性作用で期待できる作用として、認知症やパーキンソン病の予防・改善作用、がん細胞のアポトーシス誘導作用などの他、実に様々な作用が期待できます。
がん補完代替医療を実践されている方は、コスト的にも負担が少ないことから可能であれば総合ビタミンサプリメント、または総合ビタミン配合の医薬部外品の摂取も併せて考慮しても良いかも知れません。

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