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抗がん剤の効果を予測する新手法、京大チームが開発

9月08
2018
Written by admin
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別の臓器へのがん転移が見つかった大腸がん患者に対し、どの抗がん剤が有効かを精度よく予測する手法を開発したと、京都大の研究チームが発表した。実用化されれば、患者ごとに最適な種類の抗がん剤を選ぶことができ、効率的な治療が可能になるという。
肝臓や肺などへの転移が見つかった大腸がん患者には、手術のほか、抗がん剤治療も行う。ただ、抗がん剤の効き方は個人差が大きく、どの種類が効くかは実際に投与し、しばらく経過観察しないとわからない。このため、症状が進行してしまうケースもあった。
チームは患者のがん組織から、がんの増殖や転移に関わる「がん幹細胞」と呼ばれる細胞を取り出し、体外で大量に増やす技術を開発。増えたがん幹細胞を複数のマウスに移植してがん化させ、それぞれ別の抗がん剤を投与して、効果を比較する試験を考案した。
京大病院で治療を受けた患者7人から切除したがん組織を使い、この手法の精度を確かめたところ、7人それぞれに効き目のあった抗がん剤が、マウスでも全て有効と判定できたという。
チームの 武藤 誠・京大特命教授(実験腫瘍学)は「この手法なら、無駄な抗がん剤治療を防ぐことができ、医療費の抑制にもつながる」と話す。論文は米医学誌電子版に掲載された。
佐谷秀行・慶応大教授(腫瘍生物学)の話「新たながん治療薬の開発にも応用できる成果だ。今後は、より多くの患者で試験の精度を確かめる必要がある」
(2018年8月14日 読売新聞)

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