化粧品大手のポーラは12日、2012年から続けている「ニッポン美肌県グランプリ」の18年版を発表した。1位は島根県、2位は秋田県、3位は石川県と、日本海側に面した県が上位を占めた。空気中の水分量が多かったり、日照時間が短かったりする県が上位入りしているという。
同社の販売員が接客した20歳以上の顧客、延べ56万4608人について分析。都道府県別に潤い▽キメ▽毛穴▽シワ▽くすみ▽シミ▽ニキビ▽マイクロダストの8項目を調べ、「美肌偏差値」を算出した。
島根県は昨年の6位からランクアップし、3年ぶりに首位を奪還した。日照時間の短さは47都道府県中30位だったものの、「生活面でのストレス軽減や食習慣の改善など美肌によい習慣が増えたことが首位奪還の要因」(ポーラ)という。
一方で最下位は3年連続で群馬県だった。ポーラは「日照時間が長く、水蒸気量も少ない土地柄に加え、生活習慣も影響している」と分析している。
(2018年11月12日 朝日新聞)