3月3日は桃の節句、ひな祭りです。
女の子の健やかな成長を願い、ひな人形を飾ってお祝いする春の行事ですね。
ひな祭りによく飲まれる甘酒は、「飲む点滴」とも言われるほど栄養があり、美容や健康の面で優れた飲み物として古くから親しまれてきました。
今回は、その甘酒についてご紹介します。
★甘酒とは・・?
まず、甘酒には2種類あります。酒粕が原料のものと米麹(こうじ)が原料のものとあり、「飲む点滴」と言われるのは麹甘酒の方です。麹甘酒は通常、米麹、米飯、水と混和し、50~60 ℃で12~24時間保温、糖化させて造られる日本古来の飲料です。
“酒”とついていますが、米麹で作成したものはアルコール分を含みません。
その為、子供から大人までいつでも飲んでいただくことが可能です。
★「飲む点滴」といわれるほど栄養豊富!
米麹を使った甘酒には、私たちのからだに必要なほぼ全ての栄養が入っていると言ってもいい程、沢山の栄養素が含まれており、その中でもビタミンB群が多く含まれております。
その他、脳の栄養素であるぶどう糖や体に必要な必須アミノ酸9種類全てが含まれています。
★美容や健康にも効果あり!
(1)疲労回復
疲労回復効果のあるビタミンB6を多く含んでおり、夏バテにも効果があるといわれています。
(2)美肌・美白効果
甘酒の原材料である「麹」には、コウジ菌が多く含まれております。このコウジ菌には過剰なメラニンの生成を抑えてシミやくすみを防いでくれる効果があります。
(3)保湿成分
お肌の乾燥も、シミやくすみを引き起こす原因のひとつです。
甘酒に含まれる、ビタミンB群が持つ保湿効果が美肌効果をもたらします。
(4)腸内環境を整える効果
甘酒に含まれる麹由来の食物繊維やオリゴ糖が、腸内細菌のバランスを改善し、腸内環境を整えます。
★1日の摂取量は・・?
効果を得るには1日の摂取量の目安は、200mlです。
独特な甘さのある甘酒だけでは飲みづらいという方には、「牛乳+甘酒」・「豆乳+甘酒」・「きなこ+甘酒」などの飲み方もおすすめ致します。