男性に最も多く見られる脱毛症は、「男性型脱毛症(AGA)」と呼ばれ、他の脱毛症とは異なり、思春期以降の額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなり、進行していくのが特徴です。 細くて短い髪の毛が多くなり、全体として薄毛が目立つようになります。
AGAは、何もしないで放置しておくと徐々に進行していきます。最近では、飲み薬もありますので、「男性型脱毛症(AGA)」で悩んでいる方は医師にご相談下さい。但、保険適応されませんので自費扱いとなります。
AGAの治療薬には、飲むタイプと頭皮につけるタイプがあります。
飲むタイプは、フィナステリド(商品名:プロペシア錠)があり、頭皮につけるタイプの代表的なものは、塩化カルプロニウム、ミノキシジルがあります。
飲むタイプのフィナステリドは、女性には効果は認められず、成人男性だけに使用が認められています。多少副作用も報告されていますので、ご使用を希望される方は、必ず医師にご相談の上、詳しく説明を受けてから使用して下さい。
フィナステリドは、AGAの原因物質であるDHTという物質の産生を抑える作用があり、AGAの進行を抑えます。
服用期間の目安は、約3ヵ月後には「うぶ毛」が目立つようになり、約6ヶ月後には「うぶ毛」が太くなり、1~3年後には、4人に3人は効果を実感し、約4年後以降には、改善した毛髪が維持されるといわれています。
それにしても長期で服用することが必要で、しかも保険が利きませんから費用の負担も大きくなりますので、よほど強い意志をもって治療を開始することが重要と思います。しかし、「男性型脱毛症(AGA)」でお悩みの方も多いことと思いますので、ご紹介をさせていただきました。
ところで、アグリコン型イソフラボンについて、メーカーのご協力で社内勉強会を行いましたが、アグリコン型イソフラボンにもDHT抑制作用が確認されていますので、まだ実証されていませんが、可能性として男性脱毛症にも効果があるかも知れないと個人的に感じました。