ご存知のとおり、私達の体は、「自律神経系」、「内分泌系」、「免疫系」が相互に作用して守られています。
AHCCは、「自律神経系」や「免疫系」の機能調整に関する研究成果が多数発表されていますが、本年9月に「ヨーロッパ臨床栄養代謝学会」において、AHCCの鼻症状に及ぼす効果について発表されました。
現在人の多くは、昼夜区別のない生活環境やストレス等により自律神経のバランスを乱しやすい環境にあり、日中に交感神経の働きが弱くなるとストレスに抵抗する力が弱くなることが知られています。
この度、AHCC摂取による鼻症状の改善効果について検討したところ、AHCC摂取により鼻症状の改善効果が明らかとなり、その機序としてAHCC摂取により副交感神経を抑制するということが関与していることが示唆されました。
さらには、粘膜免疫能の指標である唾液中の分泌型免疫グロブリンA量が増加傾向にあったことから、AHCCは免疫系に作用していることも示唆されました。
このようにAHCC摂取は、「自律神経系」と「免疫系」の双方に作用し、日中の交感神経活動を高める働きが期待され、バリアとなる粘膜機能を整えるためにも有用であると考えられます。