味噌汁の具や酢の物、鍋物の脇役として活躍する海藻「わかめ」ですが、今「春わかめ」が旬である
ことをご存知でしょうか?
「わかめ」は、食卓にほぼ1年中並び、今が旬と言うイメージはないかもしれませんが、実は「春わかめ」は今が旬で、生で食べられるのはこの時季だけです。
今回は、美味しいだけではなく健康面でも優れものの「春わかめ」についてお伝えします。
例年11月頃に発芽した「わかめ」は初夏に成熟しますが、若いほど味が良いので冬から春にかけて
収穫されます。
「わかめ」は北海道から九州まで全国的に収穫されますが、主な産地は岩手県、宮城県、徳島県の
3県で、この3県で全国生産量の80%以上を占めています。
美味しい「わかめ」の特徴は、まず形が大きくて肉厚で濃い緑色をしています。
日本では古来より親しまれてきた食材で、ビタミンやミネラルが豊富で栄養面でも優れています。
特に旬の「春わかめ」には、血圧を下げる効果があるカリウムが多く含有されており、不要な水分や塩分を体外に排出する利尿作用により「むくみ」の解消にも役立ちます。
また、骨形成に欠かせないカルシウムや、抗酸化ビタミンのビタミンAも豊富に含まれています。
さらに、甲状腺ホルモンに欠かせないヨウ素の含有量も豊富で、エネルギーの代謝を活発にし、ダイエット効果にも期待できます。
その他、炭水化物や脂質の吸収を抑える水溶性の食物繊維も多く、便秘解消や肥満防止、食後の血糖値の上昇も抑制することができます。
そして、わかめに含まれる成分といえば、フコイダンです。免疫力を高める作用や、抗ウイルス作用、抗アレルギー作用などが確認されている心強い成分です。
がんなどの治療の補助としても用いられるフコイダンですが、日常的にも摂っておきたい成分ですね。
この時季を過ぎて店頭に並ぶのは、「春わかめ」を乾燥させたり、塩漬けにした塩蔵わかめになり、「生わかめ」に比べると、これら乾燥わかめや塩蔵わかめは栄養成分の含有量もグンと減ってしまうため、旬のうちに生で食べたいものです。
旬の「春わかめ」の美味しい食べ方は、そのままポン酢や酢味噌でシンプルに食べるのがおすすめです。
歯ごたえのある食感を楽しむことが出来ます。
また、しゃぶしゃぶ、サラダ、わかめスープや味噌汁などに加えてもおいしく食べることができます。
美味しくて健康にも嬉しい成分たっぷりの、旬の春わかめを食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
