寝たきりや言語障害など重い後遺症につながる脳梗塞(こうそく)の人から骨髄液を採取し、その中に含まれる白血球の一種「単核球」を静脈注射で体内に戻すと、多くの人で症状を改善できる可能性があることが、先端医療センター病院(神戸市)の臨床研究で分かった。骨髄液の採取量は、骨髄移植の10分の1程度で済むため患者への負担もそれほど大きくなく、治療法としての確立が期待される。横浜市で6月12日開会した日本再生医療学会で、6月14日に発表された。
脳梗塞は治療の難しい病気だが、発症後3時間以内の投与で症状を大きく改善する「t-PA」という、梗塞のもとになる血栓を溶かす薬が05年に治療薬として承認され、普及しつつある。それでも投与が間に合わなかったり、効かない人も少なくない。現時点の結果から、t-PAが効かなかったり間に合わなかったりした人にも発症10日目ごろまで有効とみられるという。
2012.6.12 毎日新聞

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