滋賀医科大学とサンスターとの共同研究において、歯科受診の実態や歯科メンテナンス、糖尿病と歯の本数についてなどを分析した研究結果が科学雑誌に掲載されました。
研究報告によれば、歯科受診率は特に若年層において低く、年齢が上がるにつれて増加していました。また、血糖コントロールが良好な糖尿病患者と非糖尿病患者の間には歯の本数に大きな差は見られなかった一方で、血糖コントロールが不良な糖尿病患者では、歯科メンテナンスを受診していた場合でも非糖尿病患者や血糖コントロールが良好な糖尿病患者と比較して歯の本数が少ない傾向にあることがわかりました。
さらに歯科メンテナンスを行わずに歯科治療のみ受診した糖尿病患者は、年齢による歯の減少が顕著でした。
これらの結果より、糖尿病患者の口腔の健康維持は、定期的な歯科メンテナンスに加えて、血糖のコントロールが重要であると考えられます。
ところで、昨年11月の「代替医療健康食品通信」でお伝えしたように、歯周病の原因となる口腔内細菌が毛細血管から全身の組織に到達し炎症を起こすことや、唾液に含まれる細菌が腸内細菌叢を乱して炎症を起こすことなどが原因で、口腔内疾患だけでなく、肥満やメタボリックシンドローム、糖尿病、心臓血管疾患、動脈硬化症、腎臓病、誤嚥性肺炎、関節リウマチ、アルツハイマー型認知症、がんなど、様々な全身性の疾患と深いかかわりがあることがわかってきており、徳島大学病院では、医科歯科連携で糖尿病患者さんに歯周病の治療を行い、血糖値が改善した例も多数あることをお伝えさせて頂きました。
これらのことを踏まえると、糖尿病患者さんだけでなく、口腔内健康維持は私たちの全身の健康維持にとっても重要であるように感じます。
そこで新たな救世主として登場したのが、ヒト由来乳酸菌「ロイテリ菌」です。
ロイテリ菌は、スウェーデンのカロリンスカ医科大学の研究成果をもとに多くの臨床現場で使用され、今では世界で100の国と地域での使用実績があり、国内においても主に歯科医師を中心に患者さんに推奨されている乳酸菌です。
