日立製作所は16日、尿検査でがんにかかっているかを判別する実証実験を4月から始めると発表した。小児がんと胆道がん、大腸がんが対象で、早ければ2020年の実用化を目指す。自宅で採取した尿を検査機関に送り、結果をスマートフォンのアプリで受け取れるようにする。がんの早期発見に役立ちそうだ。
日立で開発に当たる基礎研究センタの坂入実チーフサイエンティストは東京都内で記者会見し「小児がんは放射線や血液での検査があるが親や子どもに抵抗感もあるため、尿検査で代替する意義は大きい」と話した。
(2018年4月16日 産経新聞)