皆様方から「医薬品だから大丈夫」、それとは逆に「食品だから安全性に不安がある」ということをよく耳にします。
本当に一概にそう言えるのでしょうか?
食品であっても、安全性に十分気を配って安心して使用できると判断できるものもたくさんある一方で、最近ジェネリック医薬品で自主回収される事例がありました。
本年5月11日に、あるメーカーの「セフカペンピボキシル塩酸塩細粒小児用10%」という商品が、定量試験(有効成分量を確認する試験)で規格外の製品が混在していることがわかったということで自主回収されました。その後、別の後発品メーカーから、同じ成分を含む医薬品が次々に自主回収されました。
後日、今回自主回収された医薬品は、何と全て同じ工場で製造されていたものであることがわかったそうです。このような事例は、一般の方はほとんどご存知ないのではないでしょうか?
一方、これがいわゆる「健康食品」であるなら、マスコミは面白おかしく騒ぎ立てることと思われます。即ち、私たちは、マスコミ操作をされている一面もあるのです。
食品であっても「産地」や「製造元」など記載されている場合が多い中、医薬品であるにもかかわらず、同じ工場で中身が同じ医薬品を製造して、それぞれのメーカーが自社の製品名(看板)をつけて出荷していることをどのように感じますでしょうか?私は、医薬品なら製造工場を公表するようにすれば良いのに・・・とも感じました。
ジェネリックは、先発品に比べて「成分が全く同じで効果も変わりが無い」といわれていますが、一概にそうとは言い切れない事実もありますので、やはり同じジェネリックであっても、例えば自社工場を持っているジェネリックメーカー(沢井製薬、東和薬品など)や先発医薬品メーカーが製造しているジェネリック(エーザイ、日本ケミファ、ファイザー製薬など)から選ぶのも良いかもしれません。
詳しくは、調剤薬局などで確認して、ご自身で納得してご使用して下さい。
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