いよいよ今年も残すところあと1ヶ月、これから本格的な冬がやってきます。
冬といえば乾燥が気になる季節で、お肌の乾燥や部屋の湿度を気にされている方も多いと思いますが、冬の水分補給はできていますか?「えっ! 冬なのに水分補給?」水分補給といえば「夏」をイメージする方が多いと
思いますが、実は冬の水分補給も健康のためにとても大切なんです。
今回は冬の水分補給の大切さについてご紹介します。
★寒い冬でも体の水分は失われています!
暑い夏とは違って、寒い冬はあまり汗をかかないため、体内の水分は保持できていると思ってしまいますが、
実は、人は普通に生活していても、一日に約2.5リットルの水分を失うことがわかっています。
それに対して食事中に摂取する水分や体内で作られる水の量は1.3リットルほどですので、失った水分を補うためには、飲料などから少なくとも1.2リットル程度を摂取する必要があります。
体内から失われる2.5リットルの水分排泄のうち、尿や便以外に安静にしていても1日に約900ミリリットルの水分が失われると言われています。そして、湿度が低くなるほど、身体から失われる水分量が増加することも
分かっています。寒くて汗をかいていなくても、空気が乾燥する冬場は身体も乾燥し水分が失われていますが、そのことに気付きにくくなりますので、冬の季節は意識して水分を多めに摂るように心がけることが大切です。
★体内の水分だけではありません。やっぱり乾燥した空気にも注意しましょう!
寒い時季には、空気の乾燥に気をつけている人は多いと思います。
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザや風邪などの感染症にかかりやすくなります。
のどや鼻の粘膜には、線毛という細かい毛がびっしりと生えていて、その周りは線毛間液と外層粘液で覆われています。のどや鼻から入ってきたウイルスは、この線毛と粘液の働きによって体外へ排出されますが、乾燥した環境下では、線毛間液が少なくなったり、外層粘液の粘度が上がるため、ウイルスを排出する機能が低下します。機能が低下した状態のときにウイルスが入ってくると、感染しやすくなってしまいます。
ウイルスの感染を防ぐためにも、空気が乾燥しているときは、お部屋を加湿器を用いて加湿する事や、加湿器がない場合は濡れたタオルをかけておくこと、マスクの着用でのどや鼻の乾燥を防ぐこと、熱い飲み物の湯気で
保湿することなどの工夫が大切です。
★冬の水分補給のポイント
水分補給が大切といっても、のども乾いている感覚がないのに夏のように飲み物をゴクゴク飲むというのは難しいものです。
そこで、白湯や温かいお茶などの「温かい飲み物」を意識的に飲むようにしてみてはいかがでしょうか。
しかし、利尿作用のあるカフェインを多く含む飲料をたくさん飲むと結果的に体の水分が失われることにも
なりかねませんので注意が必要です。また、食事から水分を補給する工夫も大切で、温かいお茶や温かいスープ、味噌汁などを積極的に摂り入れることも良いでしょう。
また、スポーツドリンクなどのミネラルバランスのとれた飲料は、体を長時間うるおしてくれますので、
おススメです。
実はとても大切な冬の水分補給!しっかり行なって、寒い冬を元気に乗り切りましょう!
