9月4日は「くしの日」です。この「くしの日」にちなみまして、夏の強い紫外線で痛んだ
髪の毛を健康に保つための「頭皮のお手入れ」について取り上げてみたいと思います。
●紫外線対策
頭皮は髪に隠れているから紫外線対策をしなくてもいいと思っていませんか?
そんなことはありません。紫外線による肌(頭皮を含む)への害はとても深刻です。日本ではそんなに深刻に考えられていませんが、諸外国では紫外線に対して防御するような法律がある国もあるほどです。
肌老化の60%以上は紫外線によるものと言われています。紫外線の影響は、特に髪の毛の分け目から受けやすくなります。また髪の毛のキューティクル(※髪の表皮にあたる組織で、髪を保護する働きをしています)も紫外線によってダメージを受けやすく、紫外線は抜け毛や薄毛の原因にもなると考えられていますので、しっかりと紫外線対策をしたいものです。
しかしながら髪があるため、日焼け止めなどを塗ることはできません。外出するときは、できるだけ日陰を選んで歩いたり、「日傘」をさす、「帽子」をかぶるなどの工夫が大切です。男性は普段はなかなか帽子すらかぶれないことも多いですが、帽子をかぶるように心がけたいものです。
●頭皮マッサージ
マッサージといえば、足つぼマッサージは定番として知られていますが、実は頭にも足の裏の数倍ツボがあります。
頭皮がかたくなり血行が悪くなると頭皮に栄養が行き渡りませんので、頭皮マッサージによって血行をよくしていきましょう。ツボ押しやマッサージ等で頭皮を刺激することによって、頭皮だけでなく全身の血流も良くなるので体調を整えるためにも効果的です。
マッサージは清潔になった洗髪後にするとすっきり感がありますが、洗髪後だけでなく疲れた時にもおすすめです。
しかし、頭皮マッサージを行う時は必ず「爪を立てずに指の腹でマッサージする」ことが鉄則です。
●食生活
ストレスを溜めない、規則正しい生活を心がける、暴飲暴食をしないことは頭皮にとっても大切ですが、特に脂分の多い食べ物を過剰にとってしまうと皮脂のもとになり、においやかゆみの原因になってしまいます。
また、コーヒー・アルコール・タバコや、スパイス・唐辛子等の刺激物の過剰摂取もよくありません。
新陳代謝を促し、血行を促進して抜け毛予防に効果的といわれているビタミンEやビタミンA・ビタミンB群などをバランス良くとると良いでしょう。
【ビタミン類が多く含まれる食品】
・ビタミンE:ゴマ・ピーナッツ等のナッツ類・玄米・ひまわり油など
・ビタミンA:緑黄色野菜など
・ビタミンB群:うなぎ・豚肉・マグロ・レバー・玄米・小麦胚芽など
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