いよいよ夏に向けて気温と湿度が高くなり、一年の中でもスタミナが必要な時季になってきました。
スタミナ食と言えば肉類やうなぎなどが思い浮かびますが、脂質も多いため胃への負担も大きくなりがちです。
そこで今回は、脂質が少なく暑い時季でもさっぱり食べやすく、初夏から旬を迎えているカツオを使ったスタミナレシピをご紹介します。
★カツオのアスパラギン酸に注目!
今回ご紹介するのは、カツオとごまを使った「カツオのごまタタキ」です。
「カツオのごまタタキ」のメイン食材であるかつおに豊富なアスパラギン酸は、スタミナアップや疲労回復効果が期待できます。アスパラギン酸を主成分にした栄養ドリンクも販売されているほどです。
さらにカツオや野菜にはカリウム、ごまにはマグネシウムが含まれており、夏バテシーズンを乗り切るための栄養素が詰まっています。
また見逃せないのが、カツオに多く含まれている鉄分です。鉄分が不足すると全身に酸素が行き渡らず、エネルギー不足を引き起こす原因となります。鉄分は汗からも流出するので、カツオで補うのも良いでしょう。
食べごたえのあるメニューなので、栄養素はもちろんお腹も満足間違いなしでオススメです。
★夏バテ予防にカツオを使ったスタミナレシピ!
では、夏バテ防止のスタミナ食となり、にんにくの香りが食欲をそそる「カツオのごまタタキ」をご紹介します。
カツオというと刺身やタタキなどが定番ですが、食感の良いごまに加えて、スタミナ食によく使われるにんにくやみょうがも使って、スタミナ食として食べ応えがある一品になっています。
カツオのごまタタキ 1人分 364kcal
材料:3人分
かつお(刺身用) ………… 1さく(約300g)
白ごま(黒ごまでも可)…… 約1/3カップ
ごま油 …………………… 大さじ1と1/2
細ねぎ ………………………………… 10本
みょうが …………………………… 1~2個
(A)
・にんにく3片(芯を取り薄切り)
・ごま油、しょうゆ各大さじ2
・みりん 、酢各大さじ1
作り方
(1)かつおは表面の水気をふき、バットに入れたごまの上を転がすようにしてまぶしつけます。
(2)フライパンにごま油を熱してかつおを入れて、中まで火が通らないようときどき転がしながら強火で表面全体を焼きつけます。まな板に取り、1.5㎝の厚さに切ります。
(3)フライパンをふいて、Aのにんにく、ごま油を入れて弱火で炒めます。にんにくがきつね色になったら火を止めて、しょうゆ、みりん、酢を加えて再び火をつけて、ひと煮立ちしたら火を止めます。
(4)細ねぎは4㎝の長さ、みょうがは縦半分に切ってから斜め薄切りにします。
かつおと一緒に器に盛りつけて、(3)のたれをかけます。
カツオには他にも、血液サラサラ成分として有名なDHA・EPA、ビタミンB群なども多く含まれています。
特にビタミンB群は、疲労回復に良いと言われている成分ですので、体力を使う暑い夏には意識して摂っておきたい成分です。ぜひ、夏バテに備えるためのスタミナメニューとしてお試しください。