ヒートショックプロテイン(以下、HSPと記載)は、様々なストレスに対して誘導されるタンパク質で、細胞の保護や修復に関与し、私たちの健康を維持していくうえで欠かせない機能性が発見されています。
例えば、アルツハイマー病では、βアミロイドなど異常なたんぱく質が蓄積して発症することがわかっていますが、HSPはこれらの異常なたんぱく質の凝集を防ぎ神経細胞を保護する可能性を示唆する研究報告もあります。
さらにHSPは、岡山理科大学と徳島大学との共同研究により、ストレスを受けたマウスの脳内はHSPの発現量が減少し、HSP誘導剤を飲ませると脳神経由来栄養因子(BDNF)が増加してうつ様症状が改善することや、二百万件以上に及ぶ副作用データベースからHSP誘導剤として広く知られている胃薬の「テプレノン(セルベックス)」を服用している患者は、服用していない患者に比べて副作用性うつ病の発症率が0.62倍まで下がることが報告されています。
その他にもHSPが睡眠の質の向上に対する効果なども注目される中、「テプレノン」を、がん治療方法のひとつ「温熱療法」や「ハイパーサーミア」受けるときに併用することにより、「テプレノン」がHSPを増殖し、がん細胞の分裂時に活性化するNFkBの活性化を抑制することにより、治療効果を上げることも期待されています。
しかも、「テプレノン」の服用量は1回3カプセル、1日3回で効果が期待できるようで、負担金も安価で安全性の面でも安心して使用できます。
HSPを増やす身近な方法として、熱めのお風呂で十分体を温めて、お風呂から出た後も身体を温めることなども推奨されていますが、なかなか毎日続かないこともあります。
かといって、胃薬としてテプレノンを処方されている方は服用可能ではありますが、健康保険で認められているのは1日3カプセルであることを考えると量が足りなくなってきますので、同成分を配合したOTC薬品を使用するしかありませんが、今度は割高になります。
そこで、体内でHSPを増やすことが期待できるサプリメントを使うことも考えられます。
