動脈硬化予防などに効果があるとされる「セサミノール」を、ゴマの搾りかすから効率よく取り出せる酵素を東北大の中山亨教授(酵素科学)らのグループが発見した。
セサミノールは糖と結合しているため、ゴマをそのまま食べても体内に吸収されにくい。中山教授らは糖を分解する微生物に着目。微生物が作る酵素の働きを解明し、発見につなげた。サプリメント開発につながるという。
セサミノールは、サプリメントとして人気がある「セサミン」と似た物質。動脈硬化予防のほか、抗酸化作用やがん予防などにも効果があるといわれ、ゴマから油を搾った後のかすに多く含まれている。糖の分離が難しかったため、搾りかすは肥料や家畜の飼料になっていた。
これまでも、他の酵素などで糖を分離する方法が研究されてきたが、手間や時間がかかり、大量生産に向かなかった。
今回発見した酵素を活用すれば、セサミノールを効率よく安く抽出できるようになる。
(2013年4月14日 読売新聞)

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