東京大耳鼻咽喉科准教授の岩崎真一さんらの研究グループは、微弱な電気刺激を加えると、めまいやふらつきなどの症状が改善することが分かったと、米神経科学誌で発表した。
平衡感覚は、耳の奥にある三半規管や耳石器じせききなどの器官で保たれている。これらに障害があると、めまいなどの原因となる。特に、障害が両耳の器官にあると、物が揺れて見える、歩行時に強くふらつく、などの症状から、日常生活にも支障をきたす。
研究では、両耳の器官に障害がある患者11人が、耳の後ろに電極を装着し、目を閉じて1分間立った。このうち後半の30秒間、刺激を感じない450マイクロ・アンペアの電流を流した結果、電流を流さない状態よりも、ふらつきの程度が平均45%改善した。
(2014年2月20日 読売新聞)
