国立がん研究センターがん予防・検診研究センターは、日本人がよく食べる大根を含む「アブラナ科野菜」の摂取と閉経前女性の乳がん発症の関連性に関する研究結果を報告しました。
乳がんによる死亡は年々増加傾向にあり、日本人女性のがん死亡原因の第4位となっています。野菜や果物の摂取と乳がんリスクについての研究は、すでに欧米人を対象に実施されており、野菜や果物の摂取が乳がんリスクを低減することが知られていますが、このたびの研究は、日本人を対象とした大規模な研究であることから注目されています。
この研究では、45~75歳の女性47,289人を対象に閉経前と閉経後のグループに分けて野菜・果物の摂取と乳がん発症の関連を追跡調査した結果、閉経前女性においてアブラナ科野菜を多くとったグループは、摂取量の少ないグループに比べて乳がんリスクが統計的に低くなっていることがわかりました。
一方、閉経後女性では、アブラナ科野菜と乳がんリスクの関連性は認められませんでした。
この研究結果は、医学誌「Cancer Causes & Control」12月号に掲載されています。
食事は、なんと言ってもバランスが大切ですが、閉経前女性は特に積極的にアブラナ科の野菜を摂取することも乳がん予防には良いかも知れません。
