日本人の4割に不眠症の疑いがあり、その9割近くが就寝前にテレビの視聴やスマートフォンの操作など、脳の覚醒を促す行動をしていることが製薬企業、MSDの調査で分かった。20~79歳の男女計7827人を対象にインターネットを通じて聞いた。
睡眠時間や日中の眠気などを点数化する国際基準に照らし、38%が「不眠症の疑いあり」、18%が「疑いが少しあり」と判定された。5%は既に不眠症の治療中だった。
「疑いあり」の人たちに就寝前の行動を複数回答方式で尋ねると、51%が「テレビを見る」、50%が「パソコンやスマホを操作」、14%が「飲酒」と回答。89%が脳の覚醒につながる何らかの行動を取っていた。
(2015年1月6日 産経新聞)