秋も深まり、過ごしやすい時季となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、皆さんは「最近、モノが見づらくなったけど、年齢のせいかなぁ・・・」等、
安易に思ってしまっている経験はございませんか?10月10日は「目の愛護デー」ということで、今回は目に関する代表的な病気やケア方法等についてお話しさせていただきます。
■白内障
カメラで言えばレンズにあたる水晶体が濁り、見えにくくなる病気です。先天的なものや、外傷などが原因になる場合もありますが、最も多いのは加齢によるものです。80歳代以上では、大部分の人が白内障になっています。目のかすみ、まぶしく感じる、視力低下などの症状がみられますが、白内障による視力低下は、メガネなどでは矯正出来ないので、メガネを作り変えても、見えにくさが改善されない場合は、白内障が疑われますので早めの受診をお勧めします。
■緑内障
日本人の40歳以上の20人に1人がかかると言われる失明原因の上位にあがる病気で、視野が徐々に欠けていきます。原因としては、眼圧が高くなり、視神経を傷めている他、緑内障の家族歴、加齢、近視、循環器系疾患や糖尿病を患っていると可能性が高くなると言われています。多くの緑内障は自覚症状に乏しく、失明にも繋がる視野の欠けは何年にもわたり、ゆっくりと進んでいくので、気付いた時にはかなり症状が進んでしまっていることも珍しくありません。現時点では、欠けてしまった視野を元に戻す治療方法は無く、これ以上視野を失わないように管理することになります。その為、40歳を過ぎたら、少なくとも年1回は眼圧検査、眼底検査、視野検査、隅角検査、などの定期健診を眼科で受診することが薦められます。
■加齢黄斑変性
中心がぼやけたり、歪んで見えたり、暗くて見えにくくなります。また、視力の低下もみられます。50歳以上の男性に多く発症することがわかっていますが、喫煙や肥満があると発症率は高くなる傾向にあり、高齢化を背景に日本では増加傾向にあります。
ルテインとゼアキサンチンを5対1の割合で含有するサプリメントが加齢性黄斑変性の進行抑制に有効といわれています。
■ドライアイ
涙の減少などにより、結膜や角膜などの目の表面が「肌荒れ」のような状態になります。
長時間のパソコン作業、エアコンによる乾燥、コンタクトレンズの長時間装着、ストレスの増加などが原因と言われています。目が疲れる、ショボショボする、ゴロゴロするなどの不快症状があれば、まず眼科を受診し涙の量と状態、角膜の状態を正しく検査することが大切です。ドライアイを予防するには、長時間のパソコンワークでは意図的にまばたきを増やし、1時間毎に休憩をとりましょう。また、室内の乾燥防止に加湿器を使用するなどの工夫も有効です。その他、タオルを水で濡らし、20~60秒ほど電子レンジで温め、両目を覆う「ホットタオル」も有効です。(火傷にご注意ください)
上記のような目の症状は、自分ではすぐに気付かないケースが多く見受けられます。自覚症状が現れた時には、治療が間に合わないという場合もありますので、何も症状がなくても年に一度は眼科を受診することが推奨されています。
