毎年この季節にマスコミを賑わせるウィルス感染の代表格は、「インフルエンザウィルス」と「ノロウィルス」ですが、今回はそれらの予防について効果が期待できるサプリメントについてお伝えます。
インフルエンザ対策サプリメントについては、今までにも何度かご紹介している通り、「メカブ由来フコイダン」や「コンブ由来フコイダン」がよく知られています。
特にメカブフコイダンは、インフルエンザワクチン接種後の高齢者に対する抗体価の測定において、フコイダンを摂取していない人に比べてフコイダンを摂取している人は有意に抗体価が上昇していることがわかっています。
ご高齢になると、ワクチンを接種しても抗体価が十分上昇せず、感染してしまうことがあり、しかも重症化することもありますので、特にご高齢の方はワクチンを接種していてもメカブフコイダン含有サプリメントを使用する価値はあると思われます。
ノロウィルス対策サプリメントでは、森永乳業の「ラクトフェリン」がよく知られています。そのメカニズムは、ラクトフェリンが胃内の酸で変化した「ラクトフェリシン」が、直接ノロウィルスにくっついて腸の表面にある細胞に入り込むのを防ぐ作用によるものと言われています。
ラクトフェリンは、酸に弱いので腸まで届く製品の方がよいといわれることもありますが、一概にそうは言えません。酸によって変化する「ラクトフェリシン」の作用が徐々に明らかになりつつあると同時に、全てのラクトフェリンが腸に届かないということではありません。
腸に直接届く方が「良い」というのではなく、基礎研究を含めて継続的に研究が重ねられているものが信頼できる原料と考えています。