放射線治療後にがんが再発するしくみの一部が京都大チームの研究でわかった。腫瘍(しゅよう)内部の血管からやや離れた特定のがん細胞が生き残って増殖していた。17日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズで報告した。
胃がんや大腸がんといった固形タイプのがんは、内部にできた血管から酸素や栄養を受け取って増殖している。血管に近く活発ながん細胞は、放射線により敏感で死滅しやすい。一方、血管からやや離れ、十分な酸素を得られない環境に適応したがん細胞は生き残りやすい。
今回の研究で、血管から離れて不活発ながん細胞は、放射線を受けるとHIF―1という遺伝子を活性化させて血管近くに移動し、がん再発の原因となっていることがマウスの実験で分かった。
2012.4.18 毎日新聞

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