日本の国菌とも言われる「麹菌」は、味噌や醤油、食酢、日本酒、焼酎など発酵食品の製造に利用される素材で、食文化においても重要な菌として位置づけられています。
麹菌には、酵素やビフィズス菌を生み出す作用もがあり、腸内環境を改善による便秘の改善や悪玉菌増殖抑制、腸管免疫の向上などの生理活性を有することはよく知られています。
この優れた麹菌を利用して開発された素材として、今までにも麹菌発酵アグリコン型大豆イソフラボンについて、通常の大豆イソフラボンには見られない「不妊治療に対する有用性」をはじめとする様々な作用について先生方にお伝えしてきました。
今回は、「麹菌発酵大豆培養物」(イムバランス)のアレルギー改善作用と幹細胞増強作用についてお伝えします。
「麹菌発酵大豆培養物」(イムバランス)の「花粉症の緩和効果」、「食物アレルギーに対する有効性」、「アトピー性皮膚炎の改善効果」、「幼児のアトピー性皮膚炎への改善効果」、「小児アトピー性皮膚炎に与える影響」についての研究成果は、査読付きの論文として国内外の雑誌に掲載されています。
また、幹細胞の機能低下は老化の一因とされており、幹細胞を増強することで老化を防ぐことが期待できますが、マウスを用いた実験で「麹菌発酵大豆培養物」(イムバランス)によって幹細胞を増強することが確認されています。
さらに最近では、妊娠後の死産や流産が多い「不育症」への効果についても研究が進められているところで、大いに注目されています。