睡眠で大切なのは、一般の方々は「睡眠時間」と思われている方が多いようですが、先生方もご存知のとおり、「睡眠の質」の低下と様々な疾病が関係していることが一般の方にも知られるようになってきましたので、最近では「睡眠の質」について注目されるようになってきました。
睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」のどちらも大切ですが、「睡眠の質」という立場から考えると、特に寝はじめの深い眠りのノンレム睡眠を妨げないようにする事が大切と考えられます。ノンレム睡眠は、人間などの哺乳類や鳥類だけに見られる睡眠で、大脳が発達した動物が脳を休ませるために進化した睡眠方法と考えられています。
睡眠不足は、高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病と密接な関係があることも知られていますが、米国カルフォルニア大学の研究では、「高齢者に生じる睡眠の“断片化”は、うつ病や認知症と関連し、睡眠が断片化されると夜中に何度も目を覚まし、深い睡眠がなくなってしまい、いわゆる“睡眠の質”が低下します。
例えば睡眠障害と認知症の進行は「双方向」に関係があり、深い眠りによって脳内アミロイドβを除去させる一方で、認知症の患者は睡眠障害がおきやすく睡眠の質が低下し、認知機能の低下を加速させることもわかってきました。
つまり、認知症と睡眠不足(睡眠障害)=睡眠の質の低下が互いに助長しあう「悪循環」が起きている」ことを報告しています。
すなわち、「睡眠の質」の改善は、生活習慣病のみならず「認知症」や「うつ病」などの対策としても有用であるといえます。
現在、当社が開発中の酵素処理アスパラガス抽出物+PQQ(ピロロキノリンキノン)+CoQ10含有サプリメントは、睡眠障害改善作用と認知症予防・改善作用が期待できるものですが、まさに理にかなっている組み合わせと言えそうです。
その他、抗ストレス作用、ミトコンドリア産生促進作用、神経成長因子増強作用などを有する成分を配合しています。
さらに、PQQの有用な作用を助けるCoQ10は、単独でもパーキンソン病予防に有用であることも知られていますが、PQQ単独でもパーキンソン病の原因タンパク質といわれているαシヌクレイン抑制作用がありますので、パーキンソン病の予防・改善に対しても有用なサプリメントと考えられます。
酵素処理アスパラガス抽出物+PQQ(ピロロキノリンキノン)+CoQ10含有サプリメントは、現在は試作段階ではありますが今秋に発売を予定しています。