長寿の県として知られている沖縄県では、疲れたときや風邪をひいた時、あるいは二日酔いなどの体調がすぐれない時に、「鰹湯(かちゅーゆ)」と言って、たっぷりの鰹節にお湯を注いで味噌を溶かして飲む習慣があります。
また鹿児島県でも同じような伝統食「茶節(ちゃぶし)」というものがあります。
元禄8年(1695年)に編纂された日本の食べ物の薬膳的な効能について記載した書物「本朝食鑑」によれば、鰹節(文献では、乾鰹)の効能として「気血を補い、胃腸を整え、筋力を強くし、歯を固くし、皮膚のきめを密にし・・・」と書かれているそうです。
このように鰹節は、伝統食として受け継がれていますが、最近では、この鰹節に「疲れをとる効果がある」らしいということが研究発表されています。
適度な運動や精神作業を行ったときに引き起こされる、痛みや意欲の低下など、身体にとって好ましくない状態が「疲れ」としてあらわれますが、かつおだしに、精神疲労と肉体疲労の両方の疲れをとる効果があることがわかりました。
どうしてかつおだしが疲れを改善するのでしょうか?
そのメカニズムとして、かつおだしにはアミノ酸、ミネラルなど27種類の成分が疲労回復に働いていることや皮膚の血流量を増加させることもわかりました。
即ち、かつおだしの摂取によって、血流量が増加し、疲労回復に効果がある成分を全身にいきわたらせる事によって蓄積した疲労物質を取り除き、疲労回復効果が現れると考えられています。
どうやらかつおだしに「疲労改善効果がある」っていう話は、本当のようです。
ところで、鰹や鰯由来のペプチドは、血圧を下げる 効果があるとして、特定保健用食品としても 厚生労働省から認可を受けています。
まさに鰹は、健康の宝庫といえる食品といえそうです。
