7月8日~9日の日程で札幌市のホテルロイトン札幌において、世界28カ国から昨年を上回る約430名の医師や研究者などが集まり、「統合医療機能性食品国際学会 第25年会」が開催されました。
今度の「統合医療機能性食品国際学会」の座長は、大阪大学大学院医学系研究科特任教授の伊藤壽記先生、北海道情報大学医療情報学部教授の西平順先生、立命館大学生命科学部教授の西澤幹雄先生、京都大学大学院農学研究科教授の佐藤健司先生らが務められ、活発な議論が繰り広げられました。
AHCCについては、米国では、科学的エビデンスを示し、確実な安全性が確認された食品の中で、「医師の監督のもと、患者の栄養管理のために使用される食品」を「メディカルフード」して位置づけていますが、この度「AHCC」が米国で「メディカルフード」として使用されることになったことが発表されました。これを受けて、国内でもAHCCについて、より一層医師の理解が深まり、がん患者さんに対する補完代替医療分野で認識が高まってくることが予想されます。
AHCCの研究発表では、抗がん剤の副作用軽減作用や、肝障害時における肝臓保護効果、HIV感染患者における肺結核治療に対する効果の他、多数の発表がありました。
AHCC以外の研究発表では、「ラクトフェリンのノロウィルス感染症に対する防御効果」、「桑葉粉末のメタボリックシンドローム抑制効果」をはじめ、当社が注目している「酵素処理アスパラガス抽出物」では、昨年の発表に引き続き、「アルツハイマー病モデルマウスの空間記憶低下予防」、「紫外線照射によるケラチノサイトの細胞障害抑制作用」の他、行動障害児童に対するADHD(注意欠陥・多動性障害)やASDs(自閉症スペクトラム障害)改善作用などが報告されました。
「酵素処理アスパラガス抽出物」といえば、睡眠障害改善作用について「機能性表示食品」として大塚製薬が販売を開始いたしますが、当社でも認知症予防・改善作用、睡眠障害改善作用、抗ストレス作用などを期待して、「酵素処理アスパラガス抽出物」に理化学研究所が14番目のビタミンの可能性としてNatureに掲載され話題になった、神経成長因子(NGF)増強作用、神経保護作用やミトコンドリア新生作用などを有するPQQと、PQQの効果を助けるCoQ10を配合した「スッキリライフ(人生)」を今秋に新発売する予定です。