愛知県がんセンター研究所(名古屋市千種区)の近藤英作腫瘍病理学部長などのグループは18日、特定のがん細胞に吸収されやすい、たんぱく質の一部「ペプチド」を人工的に開発したと発表した。
このペプチドに抗がん剤などを結びつけることが出来れば、正常な細胞には吸収されにくく、副作用の少ない治療法が開発できるという。近藤部長によると、これまでペプチドはがん細胞と正常な細胞の両方に吸収されるものしか見つかっていなかった。
今回の研究では、約1兆種類のペプチドを調べ、大腸がん、乳がんなど特定の10種類のがん細胞に吸収性の高いペプチドを人工的に作り出した。このペプチドにがん細胞の増殖を抑える物質を結びつけ、血液のがんである白血病のマウスに注射したところ、がんが30~50%まで小さくなることが確認されたという。
2012.7.19 読売新聞

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