3月になるといよいよ本格的にスギ花粉の飛散が始まり、花粉症の方にとってはこれからが辛い季節に突入ですね。ご存知のことも多いと思いますが、花粉症対策にはいろいろな方法があります。
そんな中で、手軽な予防方法として定番になっているのは、マスクの着用ではないでしょうか。
そこで今回は、花粉症対策で気をつけたいマスクの使い方についてご紹介します。
★顔にしっかりフィットするマスクを選びましょう
マスクの着用は、口や鼻から花粉を吸い込まないために着用するものです。そのためには、花粉の
侵入を許さないように顔とマスクの隙間がないようにフィットさせておくことが大切です。
マスクの形状は大きく分けて3つあります。
【 プリーツ型 】
フィット感が高く、圧迫感を与えづらいです。前面がプリーツ状(ひだ状)になっているため、
口の動きにも柔軟に対応できます。マスクをしたまま話をしてもズレにくいのが特徴です。
プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸が楽にできます。
【 立体型 】
人間の顔の形に合わせてデザインされているため、隙間なくピッタリとフィットします。
マスクと口元の間に空間ができるので、装着時の息苦しさやしゃべりにくさが大幅に緩和されます。
また、女性にとっては、口紅うつりが少ないのも大きな魅力です。
【 平型 】
一般的なガーゼマスクといえる平型タイプの魅力は、高い保湿性と保温性です。
睡眠時やエアコンの効いたオフィスなどで、乾燥からノドを守るのに役立ちます。
また、天然素材の綿織物を使用しているので、肌にも優しいマスクです。
★マスクの素材やフィルター部分の機能にも注目
マスクに使われる素材は、大きく分けるとガーゼと不織布があります。
花粉を通しにくいのは、ガーゼマスクよりも繊維が複雑に絡まっている不織布マスクです。
ガーゼマスクは保湿効果が高く、口腔内や喉に潤いを与えるのにおすすめで、風邪予防や喉の乾燥を
防ぐのに適しています。最近ではガーゼマスクでも特殊なフィルター付きのものや多層構造になっていて花粉を通しにくい工夫をされているものなどもありますので、フィルターの効果などを確認するようにしましょう。
また最近では、医療用として用いられるサージカルマスクも家庭用として流通しており、このマスクは密閉性が高く、花粉だけでなく、ウイルスや花粉より小さなPM2.5などの侵入防止効果が高いマスクです。
コンビニなどで見かけるマスクはこのタイプが多いようです。
★マスクは毎日交換!喉の乾燥にも注意!
一日中マスクを着用していても、特にフィルター部分が変色したりもせず、まだ使えるのではないかと
思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一日マスクを着用していると、フィルターが花粉で目詰まり
してしまい、呼吸をしにくくなったり十分な効果が発揮できなくなることもありますので、マスクはできるだけ毎日替えるようにしましょう。
また、花粉症の方は、鼻づまりなどがひどいと口呼吸になることもあり、そうなると喉を痛める場合が
あります。
それを防ぐには、少しマスクを湿らせて使うか、湿らせたガーゼを肌とマスクの間に挟むという方法があります。
フィルターに水分を含ませた「濡れマスク」もありますので、マスクを選ぶ際の参考になさってください。
自分に最適なマスクを選んで、花粉症に負けずに春を楽しみましょう!