ポリフェノールとは、ポリ(たくさんの)と、フェノールをあわせた言葉で、分子内に複数のフェノール基を有する植物成分の総称であり、色素や苦味成分としてほとんどの植物に含有しており、その数は5,000種以上に及ぶと言われています。
よく知られているポリフェノールの代表的なものとして、カテキン、アントシアニン、イソフラボン、クロロゲン酸、リグナンなどがあります。
一般に、ポリフェノールには、モノマー、ダイマー、及びトリマーの含有量は10%に満たないものが多い中、株式会社アミノアップでは、ポリフェノールを低分子化する世界初の独自の技術により、モノマー、ダイマー、およびトリマーの含有量を約35%まで引き上げた「オリゴノール」の開発に成功しました。
そのことによって、従来のポリフェノールと比べ、生体への利用性が高まることが期待できます。
今までに確認されている「オリゴノール」の作用は、以下のとおりです。
1、血管内皮細胞保護作用
高血糖などで障害を受けて機能が低下する血管内皮細胞の保護作用
・血管内皮細胞のNO産生能力改善作用 ・血管内皮細胞のSOD活性誘導作用
2、血管拡張による血流改善作用
・血管内皮細胞のNO産生能力改善作用 ・体表面温度上昇作用
3、抗疲労作用
・マウスを5日間強制水泳させて疲労負荷モデルマウスとし、ロタロッド トレッドミル(マウスが疲労のため回転するバーから落ちる時間)や、オープンフィールドテスト(マウスの行動量・移動距離などを数値化)において、いずれもオリゴノール摂取群の方が高値を示し、疲労度が軽減されていることが明らかとなった。
・また、オリゴノール摂取群は、強制水泳により増大した酸化ストレスを抑えていることも明らかとなりました。
・アスリートに対する抗疲労効果を確かめるアンケート試験においては、オリゴノール摂取により、疲労回復改善スコアが顕著に改善しました。
4、メタボリックシンドローム改善作用
・成人ボランティアを対象とした試験で、オリゴノール摂取により皮下脂肪及び内臓脂肪面積が試験前に比べて顕著に減少した例が認められています。
・マウスを用いた試験では、オリゴノール5週間与えることにより、善玉アディポカインと言われている「アディポネクチン」、「レプチン」産生をmRNAレベルで改善しました。
5、美容効果
・色素沈着抑制効果、目じりのしわ減少作用など美容に対する効果も確認されています。
以上のとおり、オリゴノール(ライチ由来低分子ポリフェノール)は、様々な作用が期待できる注目の素材です。