NASHは、アルコールを原因とせず、生活習慣を原因とした脂肪肝が悪化して炎症を起こした状態のことで、アルコールの多飲歴がないにもかかわらず、組織学的にアルコール性の肝障害と同様な変化をもたらし、それが肝硬変や肝臓がんまで進展させてしまう、注意を要する病態です。
我が国でも脂肪肝患者が増加しており、成人の4~5人に一人が脂肪肝だと言われていますが、今のところNASHに対する有効な薬はなく、生活習慣の見直しが最も重要な対策と考えられています。
そんな中で、いくつかのサプリメントにNASHの進行を抑えられる可能性を示唆した研究結果が発表されています。
今回はその中でも「イムバランス(麹菌発酵大豆培養物)」についてお伝えいたします。
「イムバランス」とは、大豆を有効利用するための研究過程で誕生した「麹菌発酵大豆培養物」で、植物性乳酸菌の他、大豆オリゴ糖、食物繊維、発酵過程での産生物(多糖類やペプチドなど)を含んでいます。
「イムバランス」の研究成果としては、小児アトピー性皮膚炎に対する効果をはじめ、アレルギー疾患に対する有用性がすでに報告されており、一定の効果が報告されていますが、この度、「NASH」に対する抑制効果を示唆する研究成果が、ニチモウバイオティクス株式会社と星薬科大学 生化学教室らとの共同研究により、本年3月に開催された「日本薬学会 第141年会」において発表されました。
この度の研究成果は、NASHの治療法が確立していない今日において、イムバランスのNASHの予防、および治療の選択肢の一つとして大いに期待されるところです。
