第103号 2012年10月号
■島根県機能性食品産業化プロジェクトによる研究成果!!
いよいよ「島根のプロジェクト青汁」 新発売!
島根県機能性食品産業化プロジェクト(島根県産業技術センターと島根大学医学部の共同研究)において、桑葉に抗動脈硬化作用を有する新規有用成分「Q3MG(クエルセチンマロニルグルコシド)」を含有することを発見し、島根県の桑葉に特に豊富に含まれていることが確認されました。
桑葉は、日本各地に自生するクワ科の落葉樹で、蚕のエサとして古くから使われてきた他、鎌倉時代から薬草としても用いられ、養蚕地ではお茶として飲む習慣があるなど食経験豊かな食材です。
桑葉は、αグルコシダーゼ阻害作用を有するデオキシノジリマイシンを含有し、食後の急激な糖の吸収を抑制することが既に明らかにされています。
また、桑葉に含まれる抗酸化成分のポリフェノール類や食物繊維が、血中コレステロール値や中性脂肪値を低下させる作用があることでもよく知られています。
新規有用成分「Q3MG」は、島根県機能性食品産業化プロジェクトにおいて、新たに血糖値低下作用、血中LDLコレステロール低下作用を有することが認められ、さらに大動脈の動脈硬化巣面積を有意に抑制することも確認されました。
島根県機能性食品産業化プロジェクトでは、桑葉の他、ワサビ葉の研究もされており、今までに遺伝子レベルで脂肪細胞分化抑制作用、体重抑制作用などを確認しています。
また、健康栄養素材研究所と武庫川女子大学薬学部との共同研究において、マウスを使った実験で、ワサビ葉を摂取させたマウスは、コントロール群に比べて、血圧および体重ともに有意に低下し、体温が有意に上昇したことを確認するとともに血中トリグリセリドも有意な減少を示し、さらに個々の脂肪細胞の大きさがワサビ葉投与群で小さくなっていることも確認しました。
ワサビ葉のこれらのメタボリックシンドローム改善作用についての研究成果は、昨年の日本薬学会第131年会で発表され、ワサビ葉はメタボリックシンドロームの予防や治療に有用であることが示唆されました。
健康栄養素材研究所では、島根県産の「桑葉」と「ワサビ葉」を用いてエビデンスに基づいた青汁(島根のプロジェクト青汁)を新発売いたします。
「島根のプロジェクト青汁」にご興味がある先生には、サンプルと資料をお送りさせて頂きますのでぜひ気軽にご連絡下さい。
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