冬の寒さも厳しくなり、空気が乾燥している2月は風邪やインフルエンザが流行してくる時季です。
インフルエンザに打ち勝つため、今回はインフルエンザ予防対策についてまとめてみました。
■インフルエンザに感染した時の症状
インフルエンザに感染すると、特にご高齢の方など免疫力が弱っている方は、最悪の場合は死に至ることもありますので、しっかり予防することが大切です。
インフルエンザに感染したときの主な症状は、(1)突然の発熱。ほとんどの方は、悪寒の後、急に38~40度の高熱がでます。
(2)関節痛や筋肉痛など、全身に強い痛みが出ることが多いです。
このような症状が出た場合には、インフルエンザの疑いが強いですので、すぐに医療機関で受診して下さい。
抗インフルエンザ薬は、感染してから48時間以内に使用しなければ効果は期待できません。
今は、一回吸入するだけで治療が完了するお薬もあります。
■インフルエンザ予防対策について
インフルエンザの感染を予防するためには、インフルエンザウイルスに打ち勝つだけの十分な体力(抵抗力)をつけておくことがポイントです。
そのためには、
(1)「うがい」と「手洗い」の基本を忘れないことは言うまでもありませんが、
(2)まずは十分な睡眠をとり、
(3)規則正しい生活をして疲れをためないことです。
「手洗い」は、手のひらから手の甲、指の間や爪の間、手首までしっかりとすること
が重要です。洗ったあとはきれいなタオルで水分を充分にふきとってください。
(4)さらに空気が乾燥していますので、お部屋には加湿器で加湿することも重要です。
加湿器が無い場合は、タオルを水につけて軽く絞って部屋に干しておくようにするなどの方法もあります。
(5)また、外出する時は「マスク」をつける癖をつけましょう。マスクは、自分が咳をしているときだけつけるのではなく、自分をインフルエンザ感染から守るためにも大切です。
(6)食事もきちんと摂るようにしましょう。
インフルエンザに効果が期待できると思われるサプリメント(フコイダンや乳酸菌など)をこの季節だけでも飲用するのもよいかも知れません。
■せきエチケットを忘れずに
最後に、咳エチケットについてです。
もし、風邪の症状が出始めた場合、インフルエンザや風邪の感染を他の人に広げないためにも必ずマスクをつける「咳エチケット」を心がけましょう。
咳の射程距離は2メートルもあると言われていますので、少し離れている人にも感染させてしまう可能性があります。
街中では、マスクをつけていても鼻が出ているなどマスクの意味を成していない様子を見かけるときがありますが、マスクは、顔のサイズに合ったものを選び、鼻と口の両方を確実に覆うように顎の下まで装着して下さい。
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