コンブフコイダンをはじめ、マイタケD-フラクションやAHCCなどのキノコ系サプリメント、FK-23菌などの乳酸菌製剤など、免疫力を高めることで知られているサプリメントは、骨髄機能抑制、嘔吐などの抗がん剤による副作用を軽減することは、よく知られています。
しかし、抗がん剤の副作用のひとつである「脱毛」については、あまり研究成果として報告されていません。
タカラバイオと京都府立医科大学との共同研究において、抗がん剤誘発脱毛モデルラットを用いて抗がん剤による脱毛を保護することができる可能性を示唆する研究結果が、本年11月に開催された「第17回 日本補完代替衣料学会学術集会」において発表されました。
抗がん剤単独投与では、10匹中4匹のラットが体毛の75%以上脱落したのに対して、コンブフコイダン併用投与群では、10匹中8匹のラットが体毛の50%以上残存するに留まったという結果が報告されました。
まだ、ヒトによる明確な効果は、報告されていませんが、今後の研究成果にも注目してまいりたく思います。