関節が痛む「痛風」の発症のしやすさに関係している複数の遺伝子を新たに発見したと、防衛医大や久留米大、国立遺伝学研究所などのチームが2日、英医学誌電子版に発表した。
痛風は生活習慣病の一つだが、発症に遺伝子の関わることが徐々に明らかになっている。防衛医大の松尾洋孝講師は「遺伝子を調べ、リスクが高い人を早期に見つけたり、個人に合わせた治療法を選べるようになったりすると期待できる」と話している。
チームは、痛風と診断された患者945人と、痛風ではない1213人の遺伝情報を比べた。塩基配列が個人によって1つだけ異なる「多型」と呼ばれる変異を解析し、発症との関連が疑われる16カ所の変異を見つけた。さらに別の痛風患者らでも調べ、このうち5カ所が発症と関わっていることを確かめた。患者のどの働きの遺伝子に変異があるかを調べれば、適切な薬剤の投与などの治療につながる可能性があるという。
(2015年2月2日 産経新聞)
