本年、3月に岡山県で開催された「日本農芸化学会」において、ワサビ葉のメタボリックシンドロームに対する研究成果が発表されました。
肥満は、動脈硬化の原因ともなる「メタボリックシンドローム」を引き起こす危険因子としてその予防や治療の必要性が指摘されています。ワサビ葉の機能性として、3T3-L1前駆脂肪細胞の分化抑制効果と高脂肪食負荷のマウス体重抑制効果などについて既に報告されています。
この度、メタボリックシンドローム病態モデル動物を用いて、ワサビ葉の効果を検討した結果、投与4週目には体温の有意な上昇、6週目では体重、血圧ともに有意に低下しました。また、血中中性脂肪も有意に低下しました。さらに組織観察では、白色脂肪細胞組織の脂肪細胞の大きさが対照群に比べて小さくなっていました。
善玉アディポサイトカインのアディポネクチンについては、白色脂肪組織と血中のいずれにおいても増加傾向が確認されています。
即ち、ワサビ葉はメタボリックシンドロームなどの肥満を原因とする疾患に有用であることが示唆されました。
当社では、島根県機能性食品産業化プロジェクトによって研究された素材のワサビ葉と桑葉を合わせた機能性青汁「島根のプロジェクト青汁」の取り扱いをしています。
「島根のプロジェクト青汁」に使用されている桑葉も、抗動脈硬化作用や糖の吸収抑制作用などが知られています。桑葉に含まれる「Q3MG」というポリフェノール成分は、このプロジェクトによって発見された成分です。
まさに「島根のプロジェクト青汁」は、生活習慣病予防対策にお薦め商品です。