5月になると「五月病」という言葉がよく聞こえるようになります。
「始まった新生活に疲れただけ」「時間が経てばすぐに元気になる」というイメージで、それほど深刻に考えないことも多いかも知れませんが、あまり楽観的になりすぎるのも危険な場合があります。今回は、そんな「五月病」についてご紹介します。
五月病というのは、医学的な病名ではありませんが、一般的には、新しい生活に慣れてきた頃に、それまで気が付かなかった心身の疲労やストレスなどの蓄積によって、「やる気が出ない」、「塞ぎこんでしまう」というような状態になっていることを言います。
「五月病」は、新しい環境や人間関係に適応できていない一種の「適応障害」です。
一過性であることもありますが、この五月病が結果としてうつ病の引き金になり、深刻な状態になることもありますので、注意が必要です。
そうなる前になるべく早く症状を自覚して、対処することが大切です。
五月病かもしれない、と感じる人は一度下記のチェックリストでチェックしてみましょう。
●ひょっとして五月病かも?!チェックリスト
・ 朝起きてもなかなか布団から出られない
・ すっきりとした睡眠ができていない
・ 食欲が湧かない
・ 身だしなみを整えるのが面倒になった
・ マイナス思考に陥り、なかなか気分が晴れない
・ 通勤通学途中に、動悸や腹痛など体調不良が出る
・ 仕事の作業効率が悪くなったり、ミスが増えた
・ 他人と会うのが面倒に感じる
・ イライラしたり、焦ったりしやすくなった
・ 雑誌やテレビ、趣味などそれまで楽しかったことに興味がなくなった
このチェックでいくつか思い当たるところがある人は、「五月病」になっているかもしれません。
また、4個以上当てはまる人は軽い抑うつ傾向があるかもしれませんので、早めのストレス解消を心がけましょう。
さて、「ストレスが原因」とは言っても、どのような人でも、何かしらのストレスを抱えているものです。
大切なのは、そのストレスを溜めすぎずに、適度に解消していくことではないでしょうか。
●ストレスを溜めすぎないようにするポイント
・ 悪い面ばかりでなく良い面を考える
・ 失敗があっても、失敗は成功のもとと前向きに考える
・ 自分のストレス状態を冷静に把握する
・ 何もかも自分一人でやろうとしないで、時には人に助けてもらうことも大切
・ 人に色々な話を聞いてもらう
・ 自分に合ったストレス解消法を実践する
また、五月病と言われる状態の人は、自分からは言い出しにくいことが多いので、何かやる気が出ない、最近様子が変わってきた、というのは周りの人が気付いてあげることも大切です。
話を聞いてみるだけでも、その人にとってはストレスを解消するきっかけになる場合がありますので、自分だけでなく、周りの変調にも早めに気付くように心がけてみてはいかがでしょうか。
