生活習慣病の代表格である高血圧症と診断された人は、WHOによる調査によれば2008年には世界で10億人を突破したと発表されています。これは、25歳以上の成人の3人に一人が羅患しているという計算になります。
国内においても高血圧疾患に対する医療費は増加しており、医薬品以外の方法で高血圧症をコントロールすることができれば、医療費削減に大いに役立つものと思われます。
そのような中、この度、ミミズ乾燥粉末に高血圧を抑制する物質が発見され、そのメカニズムがアンジオテンシン変換酵素阻害作用であることが判明しました。
ミミズ乾燥粉末は、もともと血栓予防作用・血流改善作用があることが知られており、その高活性物質「HLP末」は、すでに多くの医師も使用されています。その中で、血圧が下がったという結果に注目し、大阪府立大学とワキ製薬が共同研究を行った結果、ミミズ乾燥粉末にACE阻害活性作用があることがわかり、その高活性末であるHLP末は、従来のミミズ乾燥粉末に比べて、3倍以上のACE阻害活性を有することが判明しました。
生活習慣病予防対策として、HLP末への期待はますます高まっています。