●「お薬手帳」って?
「お薬手帳」とは、処方されたお薬の名前や飲む量などの内容を正確に把握するために記載する手帳のことです。
手帳を確認することで複数の医療機関から処方されたお薬の重複や相互作用による副作用の有無などのチェックができて、事前に副作用や事故を防ぐことができるメリットがあります。
厚生労働省の方針により、本年4月1日から医療機関・薬局でお薬をもらう全ての方が原則として
「お薬手帳」を持参することになりました。
この背景の最大の理由は、昨年度に発生した未曾有の大震災の教訓があります。
本年の3月11日であの大震災から1年が経過しましたが、未だに復興が進んでいない現実に心を痛めます。
あの大震災のときには、病医院のカルテも津波で流されて、自分が服用しているお薬の手がかりとして、大変役立ったのが「お薬手帳」です。
かかりつけの医師でなくても、お薬手帳を見ることで今までの治療経過もある程度把握できて、対応がスムーズになったことが報告されています。
そのような経験を活かして、本年4月から厚生労働省の指針に従い、原則として皆さまが「お薬手帳」を持参するようになります。
●震災時にも活躍した「おくすり手帳」のメリット!
(1)同じ種類や同じ作用のお薬を重複して服用することを事前に防ぐことが出来ますので、副作用を防ぐことができます。
(2)医師や薬剤師に伝えたいことを記入しておくと、忘れずに伝えることが出来ます。
(3)服用している一般市販医薬品や健康食品を記録しておくと、飲み合わせをチェックする事が
出来ます。
(4)突然の災害や事故、旅行先での急病などで病院に受診したとき、あるいは市販のお薬を購入するときに、いつもどんなお薬を服用しているのか、すぐわかるのでとても安心です。
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