今回は、平成27年11月に韓国で行われた国際学会で発表された名古屋大学ベンチャーの株式会社ヘルスケアシステムと富士化学工業グループのアスタリール株式会社の共同研究発表のホットな話題をお伝えします。
身体のサビを示す8-OHdGを調べたところ、40歳代女性の値は11.3ng/mgクレアチニンに対して、20歳女性は13.8ng/mgクレアチニンと高く、特に数値の高い女性は、日常生活において「野菜や果物を意識して食べていない」、「ストレスが解消できない」、「睡眠時間が6時間以上とれない」などライフスタイルと関係があることもわかりました。
さらに、アスタキサンチンの摂取とサビとの関係を調べたところ、アスタキサンチンを摂取している50歳代女性の8-OHdG値は11.6ng/mgクレアチニンで20歳女性の13.8ng/mgクレアチニンより低い値でした。また、8週間以上連続してアスタキサンチンを摂取した人は、年齢に関係なくサビが抑えられていることもわかりました。
これらのことから、現代社会において若い女性の活躍できるフィールドが広がっている一方で、日常生活においてストレスや食生活の乱れなど深刻な影響を受け、身体がサビついてしまう傾向にあることがわかりました。
活性酸素は、体内で過剰に生成されてしまうと、自らのDNAや細胞に対して障害を起こし、生活習慣病をはじめとする様々な病気の引き金になってしまします。
そこで老化や病気予防のためには、アスタキサンチンなどを含めた「抗酸化食材」を積極的に摂取することが必要と思われます。