健康を維持していくうえで、腸内をきれいにすることが重要であると言われています。
それは、腸内細菌の環境が悪化すると、がんを初めとする生活習慣病や近年多くの人を悩ませている花粉症やアトピーなどのアレルギーの原因になることがわかってきたからです。
即ち、腸内細菌叢を整えることが健康の第一歩といえます。
さて、小腸の表面積は、なんとテニスコートのおよそ二面分もあり、栄養分や水分の約90%は小腸から吸収されています。 一方、大腸は小腸で吸収しきれなかった食物を500種類以上の腸内細菌で醗酵させ、栄養素と便に分ける消化管として働いています。
腸内に存在する細菌は大きく分けて3つの種類がありますが(善玉菌:乳酸菌などに代表される、体に良い影響を与えてくれる細菌。腸の活動を活発にする、便秘を防ぐといった働きをする。悪玉菌:体に悪い影響を与える細菌でブドウ球菌、大腸菌などがその代表格。有害物質を生成して食中毒や食物アレルギーを引き起こし、さらにはガンなどの原因となることも。日和見菌:無毒株大腸菌や嫌気性球菌など、善玉菌の仲間にも悪玉菌の仲間にもなる、その名の通り日和見の細菌。)、腸内の健康を考える上で重要なのは、善玉菌と悪玉菌です。日和見菌はそのときに有利な側につくので、善玉菌を増やし悪玉菌を減らせば自然と善玉菌の味方になります。
それでは、腸内の善玉菌を増やす為の簡単な対策をご紹介します!!
●対策その1●
「規則正しい食生活とバランスのとれた食事」
お肉など動物性タンパク質は少なめに野菜をたっぷり食べましょう。
野菜やきのこなどに含まれる食物繊維は、「第6の栄養素」として注目されています。腸のぜん動運動を促進してくれ、お通じも良くなり、腸内の毒素も排出してくれ、悪玉菌の働きを弱めてくれます。
また、ゴマや海藻類に含まれるマグネシウムは腸内に水分を集めて刺激を与えて排便を促します。その他、発酵食品(ヨーグルトや納豆など)も腸内で善玉菌を増やしてくれます。
●対策その2●
「水をしっかり飲む!!」
水が体に良いのは体内から不要な物質の排泄を促進してくれて、全身の浄化に役立つからです。
1日1.5~2リットルの水が必要と言われていますので、意識して飲むようにすることが大切です。
●対策その3●
「サプリメントの活用」
ヨーグルトなどの乳酸菌が含まれた食材を摂ることも大切ではありますが、乳酸菌は熱や酸にも弱いので、体内に取り込まれる時点では効果をさほど期待することはできません。
近年、EF-621K菌のような新型乳酸球菌が非常に注目されていて、がんなどの生活習慣病の方やアトピーや花粉症などのアレルギー症状で悩んでおられる方が使用して、症状の改善の他、便の状態が良くなった、肌の状態が改善されたなどの報告も多数いただいていますので、サプリメントをうまく活用することもお勧めです。
その他、ウォーキングやジョギング、軽い水泳などの有酸素運動を行うのも有効です。
腸内をきれいにすることはアンチエイジングにもつながります。
自身の腸内を大切に管理しいつまでも若々しく健やかに毎日を過ごせるよう心掛けたいですね。
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