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腸管免疫から考える新型コロナウイルスへのアプローチ

1月16
2021
Written by admin
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新型コロナウイルスによる感染拡大が続いており、重症者数も増加傾向にあり、地域によっては受け入れ病床数がひっ迫した状態になっております。
このような状況の中で、これから冬本番を迎えるにあたり、さらなる感染予防対策が重要になってきますので、ホットな話題を交えながらお伝えさせて頂きます。
 感染予防対策としてよく知られていること以外に、皮膚についた新型コロナウイルスは、なんと9時間も生存することもわかってきたことから手洗いや、無意識に顔をさわってしまうことによる感染を防ぐ意味からもマスクの着用はさらに大切と考えられます。
さらには、最近の報告によれば、上気道からのPCR検査で陰性になっても便中にウイルスが残っている場合が多いこともわかっていますので、大便後に水を流す場合は「便器のふたをしてから流す」ことが推奨されています。
 さて、新型コロナウイルスは若年層の方は重症化しにくいと思っている方が多く、感染予防対策に油断を生じてしまっている例が多く見受けられますが、家庭内で高齢者に感染させる例も多く見られることもあり注意が必要です。
特に高齢者や持病をお持ちの方は感染予防対策を徹底しなければならないことは言うまでもありませんが、若年層の方であっても決して重症化しにくいと言い切れるものではありません。
最近の報告では、現在感染が拡大している新型コロナウイルスは、ヨーロッパ由来のウイルスで、若年層の方でも感染すれば症状が長期化し、世界的にもなんと5人に1人は何らかの症状が長期にわたっていると言われています。
また、新型コロナウイルス感染者の約50%の方には消化器症状があり、10%ぐらいの方の症状は下痢や腹痛などの消化器症状だけで、なんと消化器症状だけの方は重症化しやすいともいわれています。
 それでは、なぜ消化器症状だけの方は重症化しやすいのでしょうか。
新型コロナウイルスは、粘液の少ない小腸や肺胞に多く存在するACE2受容体にくっついて感染するからです。
従って、新型コロナウイルスの予防対策として、新型コロナウイルスがACE2受容体にくっつきにくくするか、ACE2受容体の発現を少なくすることなどが重要です。
ACE2受容体の発現を抑えるためには、腸管でIgAの分泌を促進することが有効で、そのためには、乳酸菌など摂取によりいわゆる善玉菌を多く取り入れ、腸内細菌叢のバランスを整えることが大切です。

Posted in 代替医療通信
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