乳がん細胞だけにある「BIG3」というタンパク質が、がん増殖にブレーキをかける別のタンパク質の働きを抑え増殖を促進させていることを、徳島大の片桐豊雅教授(分子腫瘍学)らのチームが8日までにマウスを使った実験で解明した。
BIG3の働きを阻害する化合物を見つけており、片桐教授は「従来の治療では効果がなかったり、薬に耐性ができたりした患者にも効く新たな抗がん剤の開発につながる可能性がある」と話している。
チームによると、乳がん細胞内にある「PHB2」というタンパク質は、女性ホルモン受容体と結び付き、がんの増殖を抑えている。
しかし、BIG3がPHB2にくっつくと、PHB2は女性ホルモン受容体と結合できず、がんが抑制できなくなることを突き止めた。
(2014年3月8日 産経新聞)
