第9回 日本機能性食品医用学会総会が、昨年12月10日~11日の2日間、大阪大学コンベンションセンターで開催され、健康食品の医用普及に向けた研究発表が行われました。
会長講演では、大阪大学大学院生体機能補完医学講座 伊藤壽記教授が『補完医療における機能性食品の意義』と題して、「もともと“食(品)”には、医食同源という言葉があるように、生体防御・生体制御といった三次機能を発揮する生理活性物質があることが知られている。そこで、この機能性を有する食品が補完代替医療(CAM)の手法の一つとして位置づけられるのではないかと考えている。」と述べられました。
一般演題では、様々な機能性食品が補完代替医療現場で使用されている例が発表されましたが、その一部をご紹介させて頂きます。
お茶の水女子大学生活環境教育研究センター 岸本良美氏らは、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種である「レスベラトロール」を用いた人による試験で、動脈硬化進展の初期段階で重大な危険因子である血清脂質濃度の上昇に伴う総白血球及び好中球数の増加を抑制し、血管内皮機能の指標である血流依存性血管拡張反応が改善されたことによる抗動脈硬化作用について報告しました。
また、筑波大学大学院人間総合科学研究科 松崎一葉氏らは、血栓症のために用いられてきたルンブルクス ルベルス含有の冷凍乾燥ミミズエキスが難治のうつ病患者に対して良好な結果を得たことを発表しました。
20代~70代のうつ患者1,000人に冷凍乾燥ミミズエキスを使用したところ、約80%の患者に抑うつ感、集中力低下、易疲労感の消失などが確認されました。
その他、「AHCC」、ライチポリフェノール含有「オリゴノール」など多数の機能性食品についての発表がありました。
当社では、この総会で紹介されました「レスべラトロール」、ルンブルクス ルベルス含有冷凍乾燥ミミズエキス 「プロルベインDr」、「AHCC」、「オリゴノール」などの他、多数の補完代替医療食品を取り扱っています。
ご興味がある先生はご連絡下さい。資料をお送りいたします。
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