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レモンの健康成分について

1月18
2025
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酸っぱくて爽やかな果実の代表格といえばレモンではないでしょうか。レモンは季節に関わらず店頭に並んでいますが、国産のレモンは、秋から冬にかけてが旬で、ちょうど今が食べごろの時季です。
それ以外の時季は主にアメリカやチリなどから輸入されたものが販売されています。
今回は、レモンの健康成分についてご紹介します。

★レモンといえばビタミンC
レモンに含まれる成分として最初に思い浮かぶのはビタミンCではないでしょうか。
ビタミンCのドリンクやサプリメントなどでもレモン◯個分のビタミンCという表記はよく見かけます。
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
また、免疫力アップも期待できますので、感染症が気になる冬の時季には嬉しい成分です。
さらに、ビタミンCは丈夫な血管や筋肉、骨、肌などをつくるコラーゲンの合成に必要不可欠です。
コラーゲンは、体の組織や細胞をしっかり結びつける接着剤のような働きをするたんぱく質のことです。
ビタミンCには、コラーゲンの合成を助け、血管や筋肉、骨などを丈夫にすることで、骨がもろくなる骨粗しょう症や血管から出血しやすくなる壊血病などを予防する働きがあります。

★レモンの酸っぱさの素はクエン酸
レモンのクエン酸含有量は果物の中でトップクラスです。レモンは他の果物と比べると、みかんの約6倍、りんごの約300倍も多くクエン酸が含まれています。
クエン酸は抗酸化作用が強く、抗酸化作用による「美肌効果」、血液をサラサラにして血行を良くする「血流改善効果」、胃もたれなどの消化不良を改善する「消化の促進」、疲労物質である乳酸を分解して新陳代謝を促し疲労回復を早めてくれる「疲労回復作用」などがあります。
また、クエン酸はマグネシウムやカルシウム、鉄などのミネラルの吸収をサポートします。ミネラルを多く含む食品とともにクエン酸を摂ると効率良くミネラルを吸収することができます。

★健康成分として有名なポリフェノールも
レモンにはエリオシトリンやヘスペリジンといったポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには優れた抗酸化作用があり、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果も期待できます。
また、エリオシトリンには腸での脂肪吸収を抑える働きがあるため、ダイエット効果や肥満予防に効果があると言われて注目されています。

★レモンの皮にもお役立ち成分あり
レモンの匂いの素となっているリモネンという成分が、レモンの皮の部分に多く含まれています。
香りを楽しむアロマの精油なども多く販売されていますが、そこにもリモネンが含まれています。
リモネンの香りを嗅ぐことで、リラックス&リフレッシュ効果、血行促進、免疫力の向上などが期待できます。レモンの皮を刻んだりすりおろして料理に使うと、リモネンを摂ることができます。

Posted in 健康トピックス

電子処方箋の発行が加速!

1月11
2025
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最近、「電子処方箋」と言葉を耳にする機会が増えてきました。皆さんはご存知でしょうか?
処方箋と言えば、患者さんが医療機関を受診したときにお薬が出される場合に、薬局に持っていく「紙の処方箋」を思い浮かべる方が多いと思いますが、この紙の処方箋が電子化されることになります。
えっ!どういうこと?
今まで医療機関から発行されていた紙の処方箋の代わりに、番号が記載された用紙が手渡され、それを調剤薬局に持参します。調剤薬局ではその番号をもとに、セキュリティー性の高い場所の中で情報を確認し、その情報をもとに調剤することになります。
これをすることでどんなメリットがあるかと言えば、その患者さんがどの医療機関から何のお薬が処方されているかを正確に把握することができるようになります。
今までは「お薬手帳」や「かかりつけ薬局の薬歴管理」などでお薬の内容を確認していましたが、患者さんによってはお薬手帳を医療機関ごとに持参していたり、そもそも持参しなかったりするなどにより正確に使用薬品を把握できないこともありました。
特に睡眠薬などの特殊なお薬については、ご自身がその薬を処方されていることを申し出さない限りは、かかりつけ医療機関や、かかりつけ薬局であってもわからないこともあり、重複投薬される可能性もありました。
ところが電子処方箋にすることにより、どの医療機関や調剤薬局でもその方の情報が一括して確認できるようになるため、お薬の重複投薬や相互作用などを確認できるため、患者さんの健康管理や医療費の抑制にもつながります。
一方、患者さんにとってみれば、今までいろんな医療機関に受診して薬を手元にためておくことができたものができなくなりますので、多めに薬を手元にもっておくこともできなくなります。また、様々な犯罪にも使用されるお薬の横流しなどを食い止めることにも役立ちます。
これからは健康保険証も発行されなくなり、すべてマイナンバーカードに集約されてきますので、もう「情報漏洩が怖いのでマイナンバーカードを持つのが怖い」などと言っている時代ではなくなってきたようです。
医療機関や調剤薬局で「マイナンバーカードはお持ちですか?」と尋ねられることがあるかも知れませんが、「なぜ、そんなことを聞くのか?」と声を荒げるのではなく、そのような時代になっていることを理解して、持っている場合は素直に機器に通すようにしたいものです。
これからの世の中は、なんでも「電子化」されるようになってきますので、時代に乗り遅れないようについていくしかないと感じる今日この頃です。

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ますます注目される「口腔内ケア」

12月14
2024
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令和4年4月号の「薬のはなし」でも“歯周病と腸内細菌との関係”についてお伝えさせていただきましたが、さらに詳細が明らかにされつつあり、歯科医師の中でも注目されている情報として改めてご紹介させていただきます。

ご存知のとおり、むし歯と歯周病は口腔内の2大疾患で、どちらも口の中の歯垢(プラーク)に含まれる細菌によって引き起こされ、歯を失う主な原因となっています。
最近では、ブラッシングや食事指導、8020運動などの取り組みが進み、子供のむし歯は急激に減少し、8020達成者(80歳で20本の自分の歯を残す)は、令和4年の厚生労働省による調査結果では半数を超えているとのことです。
一方で歯周病患者数は減っていないことが課題となっています。
そのような背景の中で、歯周病の原因となる口腔内細菌が毛細血管から全身の組織に到達し炎症を起こすことや、唾液に含まれる細菌が腸内細菌叢を乱して炎症を起こすことなどが原因で、口腔内疾患だけでなく、肥満やメタボリックシンドローム、糖尿病、心臓血管疾患、動脈硬化症、腎臓病、誤嚥性肺炎、関節リウマチ、アルツハイマー型認知症、がんなど、様々な全身性の疾患とも深いかかわりがあることがわかってきました。
面白いことに歯科で歯周病の治療をしていると糖尿病が改善したという例もあり、食事療法や運動療法で血糖値が安定しない患者さんは医科歯科連携治療を行うことも増えています。
例えば、徳島大学病院では、医科歯科連携で糖尿病患者さんが歯周病の治療を行ったところ、血糖値が改善した例も多数あるとの記事を目にしたことがあります。

歯周病予防の基本はブラッシングですが、それだけでは十分に予防することはできません。そこで新たな救世主として登場したのが、ヒト由来乳酸菌「ロイテリ菌」です。
ロイテリ菌は、スウェーデンのカロリンスカ医科大学の研究成果をもとに多くの臨床現場で使用され、今では世界で100の国と地域での使用実績があります。
国内においても主に歯科医師を中心に患者さんへ推奨されている乳酸菌です。

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国内初!「腸内細菌移植療法臨床試験」

11月23
2024
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今回は国内初となる消化器がん患者さんを対象とした腸内細菌叢移植療法の安全性と有効性を目的とした、切除不能進行・再発食道がん・胃がん患者さんを対象に開始された臨床試験の話題を、国立研究開発法人国立がん研究センターホームページから抜粋して
ご紹介させて頂きます。
(https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2024/0809/index.html)
この臨床試験は、国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院と順天堂大学、大学発ベンチャー企業メタジェンセラピューティクス株式会社が実施するもので、2024年8月より「胃がん・食道がん患者に対する免疫チェックポイント阻害薬と腸内細菌叢移植併用療法」について、安全性と有効性を検討するものです。
この試験の背景は、近年では腸内細菌叢の研究は大きく進展し、様々な疾患との関係やヒトの免疫機能への影響が明らかになりつつある中、海外では腸内細菌叢に着目した治療の開発が進んでおり、がん領域の腸内細菌叢移植研究では、免疫チェックポイント阻害薬による治療効果が得られない悪性黒色腫の患者さんに対して、腸内細菌叢移植によりがん免疫が増強され、治療奏功割合が改善される可能性を示唆した報告がされています。そんな中で、国内では、様々ながん種の中で、2020年に食道がんは約2.5万人が新たに診断され約1.1万人が亡くなりました。また、胃がんは約11万人が新たに診断され約4.2万人が亡くなっています。
食道がんや胃がんの治療においては免疫チェックポイント阻害薬により治療の選択肢が広がっている一方で、治療効果が得られない患者さんに対する新たな治療法が待ち望まれていますんので、この度の臨床試験がその一助となれば、毎年多くの方が亡くなられている食道がん、胃がんの患者さんに朗報になるものと思われます。
このように、やっと国内でも腸内細菌叢に関する研究が注目されるようになってきました。今後は、がん免疫だけでなく、「脳-腸相関」の立場から、腸内細菌叢と病気の関係はますます重要になってくるものと感じますので、今後の研究成果の報告に期待したいものです。

Posted in 代替医療通信

お腹に優しい「A2牛乳」

11月16
2024
Written by admin
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牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまうので、日ごろ牛乳は飲まないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、お腹がゴロゴロしない牛乳として注目されているA2牛乳をご紹介します。

★A2牛乳とは?
牛乳の水分以外の成分は、乳脂肪・乳たんぱく・炭水化物・ミネラル、ビタミンに大きく分けられます。
このうちの「乳たんぱく」の成分のうち、3割程度を占める「β-カゼイン」の遺伝子の種類によってA1ミルク、A2ミルクと区別されています。
これまで一般的に飲まれているのは、A1ミルクです。
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする原因の一つが、β-カゼインA1で、A2ミルクはA2A2遺伝子を持つ乳牛からのみ搾乳しているため、β-カゼインA2A2の遺伝子になっていて、下痢や胃の不快感などの症状が起こりにくいと言われています。
お腹がゴロゴロするもう一つの原因が、乳糖不耐症によるものです。これは、牛乳の中に含まれる「乳糖(ラクトース)」を消化吸収のため分解するラクターゼという消化酵素の、小腸での分泌不足が原因で起こります。
そのため、消化不良・腹部不快・腹痛・下痢・おならなどの症状が出ます。
A2ミルクは乳糖不耐症を緩和するとも言われており、これまで牛乳を多く飲めなかった人でも飲める牛乳として注目されています。

★A2牛乳は栄養価が高い?!
牛乳は日本人に不足しがちなカルシウムをはじめ、三大栄養素であるたんぱく質、炭水化物、脂質、そのほかにもミネラルやビタミンA、B2などたくさんの栄養が含まれています。
カルシウムを豊富に摂取すると、骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症のリスクも軽減することができます。
特に女性は年齢を重ねるとカルシウムを失いやすい体質になる場合が多いので、日ごろからカルシウムを効率よく補っておくことも大切です。
また、牛乳のたんぱく質は血液だけでなく、皮膚や筋肉、髪の毛を作るのにも欠かせない成分です。
必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、コレステロール値の低下やアレルギーによる炎症の抑制、高血圧の改善などが期待できます。
A2牛乳はA1牛乳に比べて消化されやすい上に栄養価が高いため、より効率よく栄養を摂ることができるといわれています。

通常の牛乳と比べると価格は高いですが、スーパーなどの店頭に並ぶようになってきましたので、牛乳が苦手という人も、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

Posted in 健康トピックス

血糖自己測定器を使用されている方に朗報!

11月09
2024
Written by admin
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糖尿病患者さんの中で、血糖値を自己測定されている方は、少なからず穿刺による痛みを伴うほか、医療廃棄物としての処理や測定に伴う費用など負担が大きいものでした。
現在、それらのデメリットを軽減するため、非侵襲性血糖センサーの開発が進んでおり、手のひらサイズまで小型に成功し、実用化が間近になっているようです。
開発に取り組んでいるのは大阪市にあるベンチャー企業で、中赤外線レーザーを指先に照射して毛細血管中の血糖値を測定する仕組みで、センサー部分に指を5秒間あてるだけで血糖値が測定できるとのことです。
健常者を対象とした試験では、血糖自己測定機器による値と相関性が高く、国際標準化機構(ISO)が求める計測精度を満たしており、現在は量産試作を行っている段階だと言います。
今までも非侵襲性血糖測定器の開発は進められていましたが、中赤外線レーザーを使用することにより、血中成分と糖の区別がつきにくいという課題が克服され、一気に開発が進んでいきました。
使用に伴う費用については、現在血糖自己測定器を使用している患者の自己負担額と同程度ではありますが、今後のコストダウンに向けても研究を重ねています。
専用アプリをインストールしたスマートフォンの画面にも表示できるようになり、医師が瞬時にデータを確認できるようになることや、この中赤外線レーザーの波長を変更すれば、理論的に血中中性脂肪値やコレステロール値、アルコール濃度測定などに応用が可能であることから、手軽に使用できてコストが下がれば、さらに健康管理に役立つ機器へと期待が高まってまいります。
今後、臨床試験を積み重ね国の承認を受けて販売を目指しているということですが、1日も早い実用化が待たれます。

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AHCC 臨床研究が着実に進む!~特定臨床研究を中心に~

10月12
2024
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医療機関向けAHCCは、補完代替医療の一環として、かねてより臨床の現場でも治療の補助として使用されており、高い評価を頂いている健康食品のひとつです。
AHCCの基礎研究報告はもちろんのこと、臨床報告の積み重ねの中、今では特定臨床研究も行われています。
特定臨床研究とは、2018年に施行された「臨床研究法」に基づき、厚生労働省が認定した倫理委員会で審査が行われ、当局が管轄する臨床研究データベース(jRCT)に登録され、公表されているものです。
「jRCT」のページでAHCCを検索すれば、例えば、関西医科大学附属病院の「切除不能膵癌に対するAHCC投与第Ⅱ相比較試験」や、北海道大学大学院医学研究院(北海道大学病院)の「AHCCの尿路上皮癌における化学療法の骨髄抑制軽減効果を検討する臨床研究」、「AHCCによるレンバチニブ療法の副作用軽減効果の検討」、「AHCC摂取によるヒトパピローマウイルス消失効果を検証する研究」などが公表されています。
この度、これらの特定臨床研究についての詳細や、その他AHCCの研究についての概略などを北海道FM放送(FMアップル「香るパラダイス(2024年5月13日放送)」の中で紹介されています。ぜひ、ご覧いただければと思います。
(YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=dIozqob_vM&t=156s)参照)
医療機関向けAHCCは、このように厳しい基準にそって質の高い臨床研究が行われている健康食品であることから、先生方も自信をもって患者様に推奨して頂けるもののひとつと思います。

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いわゆる「睡眠薬」のお話

10月05
2024
Written by admin
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睡眠薬と聞けば、依存性が高いお薬で使用を避けたいと思われる方も多いかも知れませんが、それは古くから使用されている「ベンゾジアゼピン系」、または「非ベンゾジアゼピン系」に分類されている一般的な睡眠薬をイメージされるからだと思います。
実は睡眠薬には、そのメカニズムの違いから「①脳機能を低下させるお薬」と「②自然な眠気を強くするお薬」の二つに分類することができます。
脳機能を低下させるお薬は、少し乱暴な言い方になりますが、激しい運動をしたときや、風邪をひいて免疫力が低下した時など、「体が疲れきって眠くなる」状態のイメージです。
覚醒に働いている神経活動を抑えて、要は強制的に眠らせてしまうお薬です。
これだけ聞くと怖いイメージがあるかも知れませんが、最近のお薬は昔のお薬と違って、依存性も低く、安全な薬ですので安心してご使用していただいて大丈夫です。
脳機能を低下させる睡眠薬に対して、例えばロゼレム(一般名;ラメルテオン)という、体内時計のリズムを整えている「メラトニン」というホルモンに働きかけ、睡眠を促すお薬があります。
体内時計のお話もこの「くすりの話」で何度かさせて頂いていますが、夜更かしや寝る前のパソコン、ゲーム、明るい部屋での睡眠などで体内時計にずれが生じて質の良い睡眠が十分に確保できないことが多くなる傾向が問題になっています。
ロゼレム(一般名;ラメルテオン)は、その体内時計のリズムをリセットする方向に働きかけ、自然な睡眠を促すお薬ですので依存性などの心配もありません。
ところで、食事をした後に眠気を催すことはよく知られていますが、それはどうしてかご存知でしょうか。食事をすることによって血糖値が上昇するからと答える方が多いと思いますが、血糖値が上昇することによりオレキシンという物質の活動が低下することによって眠くなるのです。
オレキシンは食欲中枢から発見された物質ですが、動物は空腹になれば「餌」を探す行動をとるため、常に敵と隣り合わせで意識を覚醒しておくことが必要で、そのためにオレキシン作動性ニューロンという神経細胞が活発に働くことで覚醒しています。
一方、満腹になって血糖値が上昇すれば、オレキシンの活動が低下し眠気を催してくるのですが、その作用を利用してデエビゴ(一般名;レンボレキサント)というお薬も発売されています。
デエビゴは、オレキシン受容体拮抗薬と呼ばれ、オレキシンの働きをブロックすることで自然な眠気を誘導するお薬です。
ロゼレムもデエビゴも自然な眠気を誘導するタイプの新しいお薬ですので、さすがに入眠障害に対しては効果が期待しづらいと言われていますが、中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害などには有効です。
ロゼレムとデエビゴは、作用する場所が異なりますので、場合によっては併用も可能です。
自然な眠気を強くするタイプのお薬は、体内時計のずれが原因と考えられる睡眠障害が増えている現在社会において、このタイプのお薬の開発が進み、今後はこのタイプの睡眠薬が主流になってくる時代がやってくるかも知れません。

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ビタミンDのがん免疫を促進する意外なメカニズム

9月21
2024
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7月の代替医療健康食品通信で、「脳-腸相関」についての研究が本格的にすすみはじめ腸内細菌のかかわりについても少しずつ明らかになりつつあることをお伝えしました。
今月号は、それにも関連した話題にはなりますが、「ビタミンDのがん免疫を促進する意外なメカニズム」についてお伝えします。
ビタミンDは、骨代謝にかかわるビタミンとしてよく知られていますが、日光を浴びることにより体内で合成することもできるビタミンであることから、あまり注目されていませんでした。
しかし、まだまだエビデンスに乏しいものもありますが、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症の予防改善の可能性の他、免疫力を高める作用が知られています。
免疫力を高める作用については、核内受容体に結合して様々な分子の転写を促進することによるという考えもありましたが、腸内上皮細胞に作用しBacterioides fragilisという細菌が腸内で増える結果、がん免疫が増強されることがわかり、科学雑誌「Science」(4月26日号)で報告されました。
ビタミンDで上皮が刺激されることでおこる腸内細菌叢の変化を調べたところ、Bacterioides fragilis のみが増加しており、Bacterioides fragilisを正常マウスに移植するとがん抑制が誘導され、この効果はビタミンD欠損食で消失することを確認しています。
人間のデータベースからビタミンD受容体の感受性が高い患者さんはがんの生存率が高いことや、ビタミンD濃度の低い患者さんはがん発生率が高いなどが知られていますが、Bacterioides fragilisの関与についてはまだ明らかにされていません。
ビタミンDの作用については、最近、東京慈恵会医科大学の研究で、ビタミンDサプリメントの摂取と癌死亡率低下の可能性についても発表されています。
統合医療を実践する医師の中でも、免疫力を高めることが期待できる健康食品とともに、ビタミンDなどを含む総合ビタミンの摂取を推奨しているグループもあります。
ビタミンCの抗酸化作用などを含めていままでにもよく知られている作用に加えて、いままで知られていなかったビタミンの様々な作用が発見されています。
例えば、ビタミンB2は、ミトコンドリア活性作用が知られるようになりました。
ミトコンドリア活性作用で期待できる作用として、認知症やパーキンソン病の予防・改善作用、がん細胞のアポトーシス誘導作用などの他、実に様々な作用が期待できます。
がん補完代替医療を実践されている方は、コスト的にも負担が少ないことから可能であれば総合ビタミンサプリメント、または総合ビタミン配合の医薬部外品の摂取も併せて考慮しても良いかも知れません。

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ビタミンDのがん免疫を促進する意外なメカニズム

9月07
2024
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以前のくすりの話で、「脳-腸相関」についての研究が本格的にすすみ始め腸内細菌のかかわりについても少しずつ明らかになりつつあることをお伝えしました。
今月号は、それにも関連した話題にはなりますが、「ビタミンDのがん免疫を促進する意外なメカニズム」についてお伝えします。
ビタミンDは、骨代謝にかかわるビタミンとしてよく知られていますが、日光を浴びることによって体内で合成することもできるビタミンであることから、あまり注目されていませんでした。
しかし、まだまだエビデンスに乏しいものもありますが、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症の予防改善の可能性の他、免疫力を高める作用が知られています。
免疫力を高める作用については、核内受容体に結合して様々な分子の転写を促進することによるものと考えられていましたが、腸内上皮細胞に作用しBacterioides fragilisという細菌が腸内で増える結果、がん免疫が増強されることが科学雑誌「Science」(4月26日号)で報告されました。
ビタミンDで上皮が刺激されることで起こる腸内細菌叢の変化を調べたところ、Bacterioides fragilis のみが増加していることがわかり、Bacterioides fragilisを正常マウスに移植するとがん抑制が誘導され、この効果はビタミンD欠損食で消失することを確認しています。
人間のデータベースからビタミンD受容体の感受性が高い患者さんはがんの生存率が高いことや、ビタミンD濃度の低い患者さんはがん発生率が高いなどが知られていますが、Bacterioides fragilisの関与についてはまだ明らかにされていません。
最近、東京慈恵会医科大学の研究で、ビタミンDサプリメントの摂取と癌死亡率低下の可能性について発表されていまます。
統合医療を実践する医師の中でも、免疫力を高めることが期待できる健康食品とともに、ビタミンDなどを含む総合ビタミンの摂取を推奨しているグループもあります。
ビタミンCの抗酸化作用などを含めていままでにもよく知られている作用に加えて、いままで知られていなかった様々な作用が発見されています。
例えば、ビタミンB2は、ミトコンドリア活性作用が知られるようになりました。
ミトコンドリア活性作用で期待できる作用として、認知症やパーキンソン病の予防・改善作用、がん細胞のアポトーシス(自滅)誘導作用などの他、実に様々な作用が期待できます。
がん補完代替医療を実践されている方は、コスト的にも負担が少ないことから、可能であれば総合ビタミンサプリメント、または総合ビタミン配合の医薬部外品の摂取も併せて考慮しても良いかも知れません。

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