昨年開催された第67回日本臨床眼科学会において、九州大学大学院医学研究院眼科学分野教授の石橋達朗先生を座長に、「検証 AREDS2! その成果をどう評価・活用するか?」というテーマで北海道大学大学院医学研究科眼科学分野教授らが講演するランチョンセミナーが開催され、参加された眼科専門医から注目が集まりました。
講演では、米国で先行して実施された臨床試験AREDS及び2006年から5年間、米国82医療機関が参加し、50歳~85歳の4,000名以上の人を対象に実施された多施設二重盲検による大規模臨床試験(AREDS2)の結果を検証し、加齢性黄斑変性の患者に対して、増加する高齢者のQOLを考慮すると早期介入による予防が重要な課題であり、中でもサプリメントのルテイン、ゼアキサンチンなどの摂取の重要性が示唆されました。
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第121号 2014年4月号■「検証 AREDS2! その成果をどう評価・活用するか?」 ~第67回 日本臨床眼科学会 ランチョンセミナーより~
第121号 2014年4月号■マイタケD-フラクション ヒト乳がん細胞増殖抑制効果を遺伝子発現から検証!!
最サプリメントの抗腫瘍効果について、どの遺伝子に関与しているのかということを検証した試験はまだ多くありません。
アルゼンチン国立科学研究所のガブリエラ・バローグ博士らは、2011年にD-フラクションが乳がん細胞のアポトーシス誘導作用にかかわるBAK-1遺伝子の発現を高めていることを発表しています。
バローグ博士らはさらに研究を重ねて、この度BAK-1遺伝子以外の腫瘍増殖抑制に関する遺伝子を調べた結果が発表されました。
この度、発表された結果によれば、
1、アポトーシス誘導遺伝子の発現
アポトーシス誘導遺伝子として知られているBAK-1遺伝子の他に、BCLAF1、
RASSF2、FADD、SPARCなどの遺伝子の発現を高めていることがわかりました。
2、がん細胞増殖抑制遺伝子の発現・がん細胞増殖遺伝子の抑制
がん細胞の増殖を抑制し、発現が低いとがんの再発期間が短いと考えられているp27/Kip1遺伝子の発現を高めました。
また、がん細胞の増殖を抑制するRBBP4やTGF-β、SPARC遺伝子の発現を高めました。
さらに、がん細胞の増殖を誘導するICAM-3遺伝子の発現を抑制していることもわかりました。
3、がん細胞の転移・増殖抑制遺伝子の発現
がん細胞の進行・増殖抑制に関与するITGA9及びITGA2遺伝子の発現を高めました。また、がん細胞の転移抑制に関するMTSS1遺伝子の発現を高めました。
4、抗がん剤への反応に関与する遺伝子について
ABCG2遺伝子は、抗がん剤の多剤抵抗性に深く関わっていると考えられていますが、D-フラクションは乳がん細胞内のABCG2遺伝子の発現を減少させました。
また、トリプルネガティブ乳がんの発症に深い関わりがあるSPARC遺伝子 の発現を高めています。
これらのことからD-フラクションは、乳がん細胞に対する抗がん剤への反応を高めることが推測されます。
その他にも、腫瘍抑制に関する遺伝子や痛みの緩和に関する遺伝子などの発現を確認し
ています。
サプリメントにおける抗腫瘍効果について、免疫活性の立場からの報告は多数ありま
すが、遺伝子発現の立場から検証された報告は非常に貴重な研究と考えられます。
今後、ますますの研究成果の発表を期待したいものです。
第120号 2014年3月号 ■「持続型高濃度ビタミンCサプリ」 ~ 点滴療法の補助として有効か!?~
海外では、がん治療を目的とした「高濃度ビタミンC点滴療法」が活発に実施されており、国内でもがん治療や抗老化を目的に一部の医療機関で行われています。
「高濃度ビタミンC点滴療法」が、がん治療を目的に実施される場合、血中濃度を高くするため約60g前後のビタミンCが投与されます。しかし、一時的に血中濃度を高めることはできても、それを持続することは困難です。
開発者の岡山大学名誉教授の山本格氏は、点滴療法に関する学会に出席した折、患者の方が週1~2回の点滴療法以外に、自宅において摂取可能でビタミンC濃度を比較的長時間維持できるサプリメントの必要性を感じ、「AA-2G」を含有する「高濃度ビタミンCゲル」の商品化に成功しました。
「AA-2G」は、アスコルビン酸にグルコースを結合させることにより、壊れにくい安定な構造にしたもので、摂取後は体内酵素のα―グルコシダーゼの作用によりグルコースを切り離してゆっくり体内に吸収できるようにしたものです。
医療機関向け「AA-2G」は、「高濃度プロビタCゲル」という商品名で販売されており、AA-2Gを高濃度に含有した持続型高濃度ビタミンC食品です。
第120号 2014年3月号 ■「アブラナ科野菜」摂取と乳がんリスク抑制について ~国立がんセンター・多目的コホート研究~
国立がん研究センターがん予防・検診研究センターは、日本人がよく食べる大根を含む「アブラナ科野菜」の摂取と閉経前女性の乳がん発症の関連性に関する研究結果を報告しました。
乳がんによる死亡は年々増加傾向にあり、日本人女性のがん死亡原因の第4位となっています。野菜や果物の摂取と乳がんリスクについての研究は、すでに欧米人を対象に実施されており、野菜や果物の摂取が乳がんリスクを低減することが知られていますが、このたびの研究は、日本人を対象とした大規模な研究であることから注目されています。
この研究では、45~75歳の女性47,289人を対象に閉経前と閉経後のグループに分けて野菜・果物の摂取と乳がん発症の関連を追跡調査した結果、閉経前女性においてアブラナ科野菜を多くとったグループは、摂取量の少ないグループに比べて乳がんリスクが統計的に低くなっていることがわかりました。
一方、閉経後女性では、アブラナ科野菜と乳がんリスクの関連性は認められませんでした。
この研究結果は、医学誌「Cancer Causes & Control」12月号に掲載されています。
食事は、なんと言ってもバランスが大切ですが、閉経前女性は特に積極的にアブラナ科の野菜を摂取することも乳がん予防には良いかも知れません。
第119号 2014年2月号 ■「漢方薬」から学ぶ補完代替医療の位置づけ ~健康食品への新たなる期待~
「漢方薬」といえば、中国をイメージする先生も多いのではないでしょうか。
しかし、「漢方薬」は、起源は中国ですが、日本で独自に発展を遂げたものです。
中国の「中医学」との最大の違いは、顆粒状エキス製剤の普及が進み、品質が高く、成分のばらつきが少ないのが特徴です。日本では、「漢方エキス顆粒」が保険適応されており、西洋医学と漢方医学の医師免許を分けていないため、一人の医師が両者を使いこなすことができるので、西洋医学と漢方医学の融合が可能となっています。
最近では、英国のオックスフォード大学でも漢方薬の研究が始まるなど、世界的にも漢方薬が広く認識されるようになり、漢方薬のトップメーカー「ツムラ」は、米国で「大建中湯」を医薬品として承認を得るためFDA(米国食品医薬品局)の臨床試験に挑んでいます。
漢方薬と西洋医学の融合によって、新しい医療のエビデンスが得られることで、患者さんのQOL向上に役立つならば、医療において大きな役割を果たすことになります。
ところで、「漢方薬」はもともと植物や動物を起源とする生薬を組み合わせてエキス化しているものであるということを再認識したときに、補完代替医療として使用されている、いわゆる「健康食品」も、もともとは食品として食されているものから製造されているものであることを考えると、そこには大いに効果を期待することも可能だと思われます。
もちろん、一定の基礎研究が蓄積され、人に対する使用経験の蓄積は不可欠ですが、医師の立場で選ばれた信頼おける補完代替医療健康食品は、治療においても大いに可能性を広げることができるものの一つと考えられます。
例えば、AHCCによる抗がん剤の副作用軽減効果については、多くの試験結果が報告されています。もし、AHCCによって抗がん剤治療における副作用が軽減できて患者さんのQOLが改善されたならば、大きな意味をもつものと思います。
当社では、複数の医師が患者さんに使用している補完代替医療食品を多数取り揃えて先生方にご紹介させていただいています。
補完代替医療健康食品について、資料のご請求やご質問などございましたら気軽にご連絡下さい。
例)使用目的別
1、免疫系(がん治療の補助)
2、アトピー性皮膚炎
3、加齢性黄斑変性症
4、不妊治療
5、認知症予防・改善
6、血栓予防・血流改善
その他
第119号 2014年2月号 大規模臨床試験「AREDS2」の評価について ~ 第67回 日本臨床眼科学会 ランチョンセミナー ~
昨年6月号の「代替医療健康食品通信」でお知らせいたしました大規模臨床研究「AREDS2(The Age‐Related Eye Disease Study2)」について、昨年11月に行われた第67回日本臨床眼科学会のランチョンセミナーで、「検証AREDS2! その成果をどう評価・活用するか?」という演題で、九州大学大学院医学研究院眼科学分野教授 石橋達朗先生を座長として、山形大学の川崎良先生と北海道大学大学院の石田晋先生のご講演がありました。
座長の石橋達朗先生は、「AREDS2(The Age‐Related Eye Disease Study2)」は、加齢性黄斑変性の予防医療における最高レベルのエビデンスと位置づけ、その臨床的意義を明らかにする目的で本学会のランチョンセミナーの座長を務められました。
「AREDS2」では、すでにお伝えしているとおり、2006年から5年間、米国82医療機関が参加し、50歳~85歳の4,000名以上の人を対象に実施された多施設二重盲検査臨床試験で、ルテイン・ゼアキサンチン含有サプリメントを摂取した被験者は、重度の加齢性黄斑変性の進行リスクを18%減少させ、もともと食事からのルテイン・ゼアキサンチンの摂取量が少なかった被験者では、加齢性黄斑変性の進行リスクを26%減少させることが確認されています。
さらに、重症白内障のリスクを36%減少させ、白内障手術までの進行を32%減少させることも明らかになりました。
この「AREDS2」での「ルテイン」および「ゼアキサンチン」の1日あたりの摂取量は、ルテイン10mg、ゼアキサンチン2mgで行っています。
当社では、「AREDS2」試験に用いられた処方内容に近い医療機関向けサプリメント「レティオルテイン」を取り扱っています。
「レティオルテイン」にご興味のある先生は、ぜひご連絡下さいますようお願い申し上げます。
第118号 2014年1月号 血糖値と認知症のリスクについて
糖尿病は、認知症リスク因子であることはすでに知られていますが、日本薬学会雑誌「ファルマシア」12月号に、血糖値と認知症リスクについて、非糖尿病者においてもより高い血糖値が認知症リスクの因子であることが示唆されたことが論文で報告されているという記事がありました。どうやら認知症発症リスクを軽減するためには、血糖値は基準値内であっても低く保ったほうがよいと思われます。
第118号 2014年1月号 リコピンの血圧降下作用について
本年10月に開催された「第10回 リコピンセミナー」において、ベールシェバ大学(イスラエル)のシャローニ教授が、リコピンの血圧降下作用について血圧管理はできるが十分ではない患者50人をクロスオーバーで実施したヒト試験の結果を報告しています。
また、信州大学の佐藤教授は、リコピンの「DNA保護作用」、「肥満抑制作用」、「精子DNA保護と不妊防止」について講演されました。
抗酸化素材として知られているリコピンですが、その他にも様々な作用を有することが明らかになってまいりました。
当社では、リコピンの他、今話題のアスタキサンチン、緑茶カテキン、アセロラ、トコトリエノールをバランスよく含有する「アスタファイブ」を取り扱っています。
第118号 2014年1月号 発酵大豆胚芽抽出物 Dr.アグリマックス「インスリン感受性改善作用」を確認
発酵大豆胚芽抽出物「ダイゼインリッチな大豆イソフラボンアグリコン(Dr.アグリマックス)」は、(1)メタボリックシンドロームへの有効性 (2)不妊治療への有効性 (3)乳がんおよび前立腺がん細胞に対する増殖抑制効果 (4)更年期障害(ホットフラッシュ)に関する緩和効果などがすでに報告されています。
さらに本年開催された「日本未病システム学会」において、マウスを用いた実験で、インスリンの感受性改善効果が発表されています。
発酵大豆胚芽抽出物「ダイゼインリッチな大豆イソフラボンアグリコン(Dr.アグリマックス)」は、通常のイソフラボン含有食品では確認されていない機能性が多数報告されています。今後の一層多くの研究成果の報告を期待いたします。
第117号 2013年12月号 ■インフルエンザ予防対策 ~サプリメントの抗インフルエンザ作用について~
いよいよインフルエンザウィルス流行の季節がやってまいりました。
予防対策としては、まずは「予防接種」と「うがい」や「手洗い」の徹底、免疫力を低下させないようにしっかり睡眠をとるなど様々ですが、インフルエンザウィルスに負けない免疫力を保つことがその中でも重要と思われます。
そこで、サプリメントによるインフルエンザ予防もひとつの方法として考えられますが、当社では「フコイダン」や「FK-23菌」をご提案しています。
先生方にはすでにお伝えしているとおり、フコイダンの抗インフルエンザ作用については多くの実験結果が報告されています。中でも「インフルエンザワクチン」を摂取したご高齢者を対象に、フコイダンを摂食した方と摂食していない方で抗体価を比較した研究があります。
この研究では、フコイダンを摂食したグループは、コントロール群に比べて抗体価が有意に上昇したことを報告しています。
特にご高齢者の場合、インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザウィルスに感染してしまうケースもよく見られますが、フコイダンを摂食することにより、抗体価が上昇すれば感染予防に有用ではないかと考えられます。