アスパラガス抽出物は、これまでにヒートショックプロテイン(HSP)70を発現誘導することにより、抗ストレス、睡眠の質改善、認知機能改善作用などが報告されています。
HSP70と病気との関係はよく知られており、特に「うつ症状」の改善などの精神疾患や、睡眠の質の改善などに対しても注目されています。
今までにも、アスパラガス抽出物を用いたヒト試験においても、抗ストレス作用の他、睡眠の質改善作用などが報告されています。
さてこの度、日本医療大学認知症研究所の銭本隆之らの無作為化二重盲検クロスオーバー試験で、軽度~中等度認知症患者の認知機能や精神症状の改善などが見られたことを、Evidence-based Complementary and Alternative Medicine 2023に掲載されました。
アスパラガス抽出物の脳機能に関する報告はこれまで学会で良い結果報告を発表されてまいりましたが、さらに一歩進んだ研究報告と言えます。
今後の研究成果に期待されるところです。
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アスパラガス抽出物~認知症患者に対する新たな知見~
麹菌発酵 アグリコン型大豆イソフラボン~男性更年期など、男性の健康維持にも有用!~
大豆イソフラボンと言えば、女性向けのサプリメントと思われがちで、特に「麹菌発酵アグリコン型大豆イソフラボン」(ドクターアグリマックス)は、女性更年期障害緩和作用をはじめ、受精卵着床サポートなどの不妊症治療の一環として医師も補完代替医療の分野で使用されているサプリメントです。
そのドクターアグリマックスに、男性に対しても様々な有用作用が確認されていますので、お伝えさせて頂きます。
今までにもドクターアグリマックスの男性対する効果は、ヒト試験における「運動精子濃度改善作用」が知られていました。
最近では男性更年期に対する効果についても実験結果が報告されています。
男性更年期は、加齢に伴い男性ホルモンのテストステロンの低下によって発症し、女性更年期と同様に様々な症状が現れてまいりますが、特に40~50歳代の男性に男性更年期症状が多く見られ、その原因は加齢だけでなく、仕事などによるストレスや不規則な生活習慣などの影響により発症しやすいと言われています。
さて、テストステロンから、5αリダクターゼという酵素によって変換されるDHT(ジヒドロテストステロン)は、活性型男性ホルモンとも呼ばれており、前立腺肥大症や毛髪の成長を妨げる作用を有することが知られていますので、加齢に伴う男性の悩みを解消するためには、5αリダクターゼの作用を抑制することも大切です。
ドクターアグリマックスは、5αリダクターゼの作用を抑制し、テストステロンの低下を抑制することにより男性更年期症状を緩和させることが期待できるとともに、ドクターアグリマックスの代謝産物のひとつ「エクオール」がDHTと結合してその働きを阻害することなどが研究で明らかにされていますので、ドクターアグリマックスは、女性だけでなく、男性の健康維持にも有用なサプリメントであると言えそうです。
麹菌発酵大豆イソフラボン Dr.アグリマックス 炎症性腸疾患にも有用か?
麹菌発酵大豆イソフラボンであるダイゼインリッチアグリコン型大豆イソフラボンは、医療機関向けサプリメントとして「Dr.AglyMax」の商品名で販売されています。
これまでにも「Dr.AglyMax」は、一般的な大豆イソフラボンの作用でよく知られている更年期障害によるホットフラッシュや不眠の改善、骨密度の改善作用などの他にも、LDL-コレステロール低下作用、中性脂肪低下作用、インスリン感受性改善作用や、さらには受精卵着床サポート作用などによる不妊治療に有用であることを示唆する報告があり、医師からも良い評価をいただている商品のひとつです。
この度、いくつかの試験によって、「Dr.AglyMax」の炎症性腸疾患に対する効果を示唆する試験結果が新たに報告されましたので、その一部をご紹介させて頂きます。
ひとつは、マウスに「Dr.AglyMax」と生理食塩水を1週間投与した後に、デキストラン硫酸ナトリウムを投与し大腸炎を誘発させ、「Dr.AglyMax」投与群と生理食塩水投与群で大腸組織を比較したところ、「Dr.AglyMax」投与群は対象群に比べて柔毛と外皮の損傷はなく、炎症も確認されなかったことを報告しています。
また、TLR(Tool様受容体)2,および4を介して、炎症性サイトカインIL-6、IL-8の産生抑制作用、IL-10の分泌増加による炎症性サイトカイン産生抑制作用、抗原提示細胞(APC)による炎症性サイトカインの過剰産生抑制作用など、炎症性腸疾患の改善が期待できる結果が確認されました。
先生方もご存知のとおり、炎症性腸疾患は、潰瘍性大腸炎やクローン病など国が定めた難病法の中で「指定難病」とされており、罹患者は年々増加傾向にありますが、治療方法は未だに確立されていない疾患です。
従来の治療に加えて、補完代替医療の一環として併用することにより腸内の炎症を抑制し、潰瘍性大腸炎やクローン病などの症状が少しでも改善できれば患者さんにとってはありがたいことと感じます。
やっぱり大切だった「睡眠の質」~ こんなところにも睡眠とのかかわりが… ~
「睡眠の質」を維持・向上させることは、私たちの健康を維持していく上で大切であることは、言うまでもなく先生方もよくご存知のことと思います。
その睡眠と健康との関わりの中で、今まであまり知られていなかった「動脈硬化リスク」との関係について、米国ヴァンダービルト大学の研究グループが、2023年2月のJournal of the American Heart Association誌で発表しました。
本研究では、2010年~2013年に記録された2023例のデータを用いて評価したもので、評価項目には冠動脈カルシウム、頸動脈プラークの有無、頸動脈内-中膜の厚さなどを用いています。
その結果、全体として様々な睡眠をとった参加者(例えば、ある夜は睡眠時間が短く、ある夜は睡眠時間が長い)は、毎晩ほぼ同じ睡眠時間だった参加者よりも、アテローム性動脈硬化を発生する可能性が高いことなどがわかりました。
また、就寝時間が不規則な参加者は、より規則的な就寝タイミングの参加者に比べて冠動脈カルシウム負荷が高く、睡眠の不規則性、とりわけ睡眠時間の長さのばらつきは、アテローム性動脈硬化のいくつかのマーカーと関連していたとのことです。
今まで、睡眠と心疾患や2型糖尿病との関連性について知られていましたが、睡眠と動脈硬化との関係についてはあまり知られていませんでした。
この度、このような研究報告があったことは、私たちの健康を維持していく上で、やはり睡眠の質を維持・向上していくことが大切であることを改めて感じさせられます。
ICNIM2023 ~ AHCCのコロナウィルスに関する話題を中心に ~
本年の7月8日~9日の2日間、北海道札幌市において、「統合医療機能性食品国際学会 第31回年会(ICNIM2023)が開催されました。
本年もAHCCをはじめ、アスパラガス抽出物などの研究成果が多数報告されましたが、中でもコロナウィルス感染に関する報告が多かったのが印象的です。
今回は、その中からいくつかご紹介させて頂きます。
まずはじめに、マウスを用いた研究になりますが、SARS-CoV-2感染1週間前から経口投与させたマウスにAHCCを経口投与し、何も処理していないマウスと比較すると、肺の炎症の減弱とウィルス量の減少が確認されました。また、AHCCを投与したマウスの死亡率も有意に減少させました。
これらは自然免疫および獲得免疫の一部であるT細胞応答の促進を介してCOVID-19感染に対する宿主抵抗性を高めた結果と報告されています。
また、日本医療大学病院の石田らのCOVID-19療養終了後に中枢性後遺症関連愁訴を有する患者に対する研究では、AHCC摂取群はプラセボ摂取群と比較して、症状が改善した割合が高く、特に倦怠感やだるさが軽減されたことを報告しています。
さらに、インドネシアのラブアン・バジ病院でのコロナ後遺症患者90名を対象とした研究では、AHCC摂取群は対象群と比較して肺機能が良好で、3ヶ月間摂取後の咳の改善は対象群が37.5%であったのに対してAHCC摂取群は94.1%でした。
神経症状については、対象群の方は3ヶ月目でも13.7%の方に見られましたが、AHCC摂取群ではまったく見られませんでした。
これらのことからもコロナウィルスに対する健康維持の立場からもAHCCの摂取は有用であると考えられます。
AHCCは以前より、免疫力を高める機能性食品といて医療現場でも患者さんに使用されている実績があり、中でもがん患者さんに有用であることはよく知られています。
この度のICNIM2023でも、その他にAHCCのがん患者さんに対する多くの研究報告がありました。
麹菌発酵大豆培養物「イムバランス」~ 慢性子宮内膜炎に対する効果を確認 ~
イムバランス(麹菌発酵大豆培養物)は、味噌用麹菌を用いて独自の技術により脱脂大豆を発酵させて得られた物質で、これまでの研究では小児アトピー性皮膚炎に対する効果をはじめ、花粉症などのアレルギー疾患に対する有用性や「NASH」抑制効果、慢性腎不全に対する有用性、免疫不均衡に対する難治性不妊症に対する有用性など、様々な効果が報告されています。
この度、さらに第67回日本生殖医学会総会で慢性子宮内膜炎に対する効果について発表がありましたのでお伝えさせて頂きます。
先生方もご存知のとおり、子宮内膜炎は子宮内膜において持続的な炎症を伴う疾患で、細菌やウィルスの感染が主な原因と言われ、反復着床不全や習慣流産などを引き起こす場合もあり、正常な妊娠の妨げとなっています。
一方で、子宮内膜炎の原因や発症機序は十分に解明されているとは言えず、現状では抗生物質を用いた治療にとどまっています。
しかし、抗生物質の投与で効果が得られない場合も珍しくありません。
そこで抗生物質投与で効果が得られない場合に、代替治療の確立が望まれていました。
東京都の杉山産婦人科新宿(院長;中川浩次氏)らは、慢性子宮内膜炎の着床不全患者に「イムバランス」を投与し、慢性子宮内膜炎の改善効果と臨床妊娠率を調べた結果、それぞれの効果が確認され、その結果を第67回日本生殖医学会総会で発表しています。
これらの効果は、「イムバランス」投与により腸内細菌叢のバランスが改善された結果と推測されていますが、抗生物質1クール投与後、および2クール投与後において改善しなかったCD138の個数が、いずれも「イムバランス」投与によって改善したことを確認しました。
さらにこの効果は、「イムバランス」投与2週間という早期で確認できたことから、「イムバランス」は、慢性子宮内膜炎による不妊治療に有用であると思われます。
まだまだ知られていない腸内細菌叢のバランスの改善効果は、様々な疾患に有効に働くものと思われますが、腸は第二の脳(セカンドブレイン)と呼ばれる意味も徐々に詳細が明らかになり、今後さらに疾患と腸内細菌叢との関係がわかってくる予感がします。
「BioPQQ」の新たな機能性~ 若年層にも認知機能の柔軟性・実行機能改善効果を確認 ~
ピロロキノリンキノン(PQQ)は、酸化還元酵素の補酵素の一つとして、1979年に発見された水溶性キノン化合物で、「BioPQQ®」(三菱ガス化学株式会社製造)は、日本でも2014年に機能性食品素材として認められ、2018年には欧州委員会よりNovel Foodとして指定を受けています。
「BioPQQ®」は、長年にわたり三菱ガス化学株式会社と国内外の大学や研究機関と共同研究が進められており、これまでにミトコンドリア新生作用、認知機能改善効果、脂肪蓄積抑制をはじめとした多様にわたる効果が見いだされています。
PQQの中高年層への認知機能改善効果はよく知られており、当社でも「思いやりのPQQ」という商品名で、「本品にはピロロキノリンキノン二ナトリウム塩を含んでいます。ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩は、健康な中高齢者に対して、認識能力の一部である注意力及びワーキングメモリー(得られた視覚情報を短時間で認識し、同時に正しく処理し行動に移す能力)の維持に役立つことが報告されています。」という表示内容で機能性表示食品として消費者庁に受理されています。
さて、このPQQに若年層においても認知機能の柔軟性と実行速度などの認知機能改善効果があることが確認され、その研究成果は「Food & Function」に掲載されました。
また、機械学習を使用した解析でも認知機能改善効果が確認されたことから、今後eスポーツ分野や学習者向けサプリメントへの展開が期待されます。
さらに、「BioPQQ®」は国際的なアンチドーピング認証である「インフォームド原材料」の認証も取得していますので、アスリート向け食品としても利用できることも含めて、第三者による品質評価がなされた安心・信頼のブランドとしての国際認証を取得していることから、今後多くの方々の健康の維持・増進に役立つものと期待されます。
医療機関でのサプリメント・スキンケア等の販売は可能です!
医療機関でサプリメントやスキンケア等を販売することは違法だと思われている医師も少なくないようです。その主な理由は「混合診療にあたるから」というものです。
そこで、2014年厚生労働省医政局総務課より事務連絡が発せられ、翌年には再度、厚生労働省保険局医療課長より、「日本医師会・日本歯科医師会・日本薬剤師会」などの日本医療界を代表する関係40団体と地方厚生局医療の医療課長宛に「医療機関におけるコンタクトレンズ等の医療機器やサプリメント等の食品の販売について」という通達文書が発せられていますので、その内容をお伝えさせて頂きます。
そこには「医療機関において、コンタクトレンズ等の医療機器やサプリメント等の食品の販売を行うことは、当該販売が、患者のために、療養の向上を目的として行われるものである限り、以前から可能ですので、適切に取り扱われますよう、お願いいたします。」と書かれています。
即ち、政府の掲げる「健康長寿社会実現」の一環として、医療行為の「付随業務」として患者のために、療養の向上を目的としている場合であれば可能ということになります。
逆に言えば、「患者のために、療養の向上を目的としていない場合」のサプリメントやスキンケアの販売はできません。
現在、医師が療養の向上を目的として医療機関で取り扱われている主な商品は、
①脳機能予防・改善関連サプリメント
②不妊治療補助や、子宮内膜症・子宮内膜炎など女性疾患関連サプリメント
③加齢性黄斑変性症などの眼科疾患関連サプリメント
④がん患者さんに対する免疫向上関連サプリメント
⑤血栓予防・血流改善を目的としたサプリメント
などがあります。 (①~⑤すべてに、医療機関関連施設専用商品があります。)
なお、当社では先生方に在庫管理の手間を省くため、当社から患者様宅に直送させて頂き、代金の回収も当社が行い、先生方にはご紹介手数料という形でお振込みさせて頂くシステムも導入しています。
この場合は「患者のために、療養の向上を目的としているかいないかに関わらず患者さんに推奨することが可能」となり、しかも在庫を抱える必要もないことから、先生方にも喜ばれているシステムとなりますので、念のためあわせてご案内申し上げます。
「PQQ」は今話題の「NMN」より遥かに有用かも知れない?
いま、健康長寿を意識している方の間で話題になっている成分のひとつが「NMN」。
すでにご存知の先生方は、患者様にもご使用されているかも知れません。
それではなぜ「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」が次世代の健康成分として、それほど
話題になっているのでしょうか?
それは、長寿遺伝子としてのサーチュイン遺伝子の研究が進み、ブドウ果皮に含まれる成分
「レスベラトロール」がサーチュイン1遺伝子を活性化するということをNHKの番組でも取り上げ
られたことに端を発し、その研究に携わっていた米国ワシントン大学医学部の今井教授が
NMNが体内でNADという補酵素に変換され、サーチュイン1遺伝子を活性化し、老化抑制や
様々な健康維持に役立っていることを見出し、今ではなんと臨床試験も始まっていることなど
から、マスコミでも頻繁に取り上げられるようになったことによります。
一方、今井教授によれば、最近「NMN」配合サプリメントがたくさん市販されていますが、生体
に存在しない不純物が混入しているものを含めて、その品質は玉石混交であると警鐘を鳴らし
ています。 品質の確認には十分な注意が必要と思われます。
NMNがサーチュイン1遺伝子を活性化する理由として、ミトコンドリアを活性化することによると
考えられていますが、ミトコンドリア活性化といえば、最近「PQQ」という成分が注目を集めてい
ますのでご紹介させて頂きます。
PQQのミトコンドリア活性作用は、「レスベラトロール」よりも500~1000倍も強く、「NMN」との比
較においても同様に1000倍程度強いことがわかっています。(in vitro)
しかも、三菱ガス化学が製造するPQQ(BioPQQ)は世界中でも審査が厳しいことで知られて
いるヨーロッパの「ノーベルフーズ」として指定されるなど、人に対する安全性が保障されてお
り、安心して使用できる食品素材です。
BioPQQ配合サプリメント「思いやりのPQQ」は、PQQを関与成分とした機能性表示食品として
国内ではじめて消費者庁に認可された商品です。
PQQを先生方にご理解頂くために!
ピロロキノリンキノンは、酸化還元酵素の補酵素のひとつとして1979年に発見され、長年にわたる国内外の研究により、様々な機能性が報告されています。
なかでも注目されているのが「ミトコンドリア新生・活性化用」です。ミトコンドリアと健康との関わりについては、最近の研究で今まで知られていなかった多くのことが解明されはじめている分野です。
それらの研究成果をはじめ、正しくPQQについてご理解頂くために、ホームページアドレスをお知らせさせて頂きますので、ぜひご覧いただけまますようよろしくお願い申し上げます。
このページにある「BioPQQ」は、食品素材として国内で唯一認められているものです。最近では、例えば中国製の素材も市場に出回り始めているようですが、国内では食品素材として認められた原料ではございませんので、ご参考までにお伝えさせて頂きます。
ホームページアドレス https://biopqq.jp/
当社が販売する「思いやりのPQQ」は、この「BioPQQ」と、体内でヒートショックプロテインを増やすことで知られている「アスパラガス抽出物」を配合した製品です。