グランヒル大阪の健康スマイル通信
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Posts in category くすりの話

家族性高コレステロール血症の方に朗報!

11月08
2016
Written by admin
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高コレステロール血症、特に高LDLコレステロール血症は、代表的な脂質異常症であり、「心筋梗塞」などの危険因子となるため、一定の値まで数値を下げるべきという説が定着している一方で、「コレステロール値が高いほど死亡率が低い」という研究報告もあり、一般の方には何がなんだか訳が分からない、相反することが発表されています。
「一体、どういうこと?」
まず、「高コレステロールによって血管が詰まりやすくなる」ということは紛れもない事実です。でも、突然死の原因の全てが高コレステロールにあるのではなく、高血圧や喫煙等の複数の危険因子が絡み合うことによって「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの重大な病気が起こりやすくなります。
また、「高コレステロール=早死に」と言い切れないのは、コレステロールと関連すると考えられる疾患は、そもそも若い年齢では発症率が低く、実は研究データ自体が十分に揃っていないという背景もあります。
なんだか屁理屈みたいで、分かったような分からないようなスッキリとしないでもありませんが、いつもお伝えしている通り、コレステロールについても「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言えると思いますので、日常生活の中で、運動や食事に十分注意しながら、必要に応じてお薬を使用し、コレステロール値を基準値内に保つことが健康維持には良いと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、現在の治療薬の中では、高コレステロール血症の方には「スタチン系」と言われる医薬品が非常に効果を発揮しており、殆どの方はこの薬でコントロールできるようになりました。
最近では、水溶性のスタチン系は、脂溶性のスタチン系に比べて心臓病発症後の回復が早いという研究結果が報告されるなど、スタチン系の研究も進んでいます。
ところで、国内で500人に一人といわれている家族性高コレステロール血症の患者さんは、残念ながらスタチン系のお薬でも効果が得られない場合が多いのが現状です。
そのような中、家族性高コレステロール血症の方でも悪玉コレステロールといわれているLDLコレステロール値の低下が期待できるヒトモノクローナル抗体薬剤が本年7月と9月に相次いで発売されました。
これは内服薬ではなく、皮下注射薬となっていますが、家族性高コレステロール血症の方にとっては朗報だと言えます。
現在、世界30カ国/地域以上で承認されているお薬ですので、この系統のお薬は今後ますます注目されるようになると思われます。

「カフェイン」摂り過ぎていませんか?

10月11
2016
Written by admin
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毎朝目覚めの一杯、リラックスタイムの一杯など、コーヒーや紅茶、日本茶は、カフェインの作用により疲労感を取り除き、眠気を覚ます作用でスッキリするものですね。
一方、日常生活の中でカフェインの摂取量を意識されていますでしょうか?
カフェインが含まれているのは、コーヒーや紅茶、緑茶などだけではありません。
例えば、以下のような市販薬にもカフェインが含まれています。

  • 解熱・鎮痛剤
  • 風邪薬
  • 乗り物酔い予防薬
  • 鼻炎用内服薬
  • 眠気防止剤

さらに、エナジードリンクや眠気防止ドリンクなどにも、カフェインが50~150mg程度含まれています。

一般に、2週間を超えて1日200mgのカフェインを毎日摂取した場合、中止したときに「カフェイン離脱頭痛」という頭痛を発症することがあると報告されています。
この頭痛は、通常は1週間以内に自然に治まることが多いのですが、カフェインを摂取するとすぐに頭痛が治まるため、さらにカフェインの摂取をしてしまうことがあります。
なんと海外では、気合を入れようと「エナジードリンク」を飲用し、その飲みすぎにより14歳の少女が死亡した例まで報告されています。

それでは、カフェインは1日どのくらいの量までが適量といえるのでしょうか?
目安として、1日300mgまでと考えてよいと思いますので、インスタントコーヒーに換算すると、1杯にカフェインが約60mg含まれているとして、1日5杯までになります。
しかし、眠気防止ドリンクには、1本あたり150mg程度含まれているものがあり、栄養ドリンクでは1本あたり50mg含まれているものがほとんどです。
なんとコーラでも、コップ1杯あたり約14mg含まれています。
このように日常生活の中で、気づかないうちに案外カフェインを摂取してしまっていますので、コーヒー換算だけでの判断は危険です。
カフェイン摂取により、胃腸障害や頭痛、カフェイン依存症などの様々なよくない症状を発症する他、死亡事故まで報告されていますので、過剰摂取には注意するべきと考えられます。
コーヒーなどが好きな方で、頭痛、吐き気、不安感、だるさなどが現れた場合は、カフェインの過剰摂取も考えられますので、少しずつ減量されると良いと思います。
参考までに、カフェインは、薬物代謝酵素CYP1A2で代謝されますので、この酵素を阻害するお薬(例えば、ルボックス、デプロメール、シプロキサン、プロノン、タガメットなど)との併用にも注意が必要です。
何事においてもそうですが「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、カフェインの過剰摂取には注意しましょう!

健康のキーワード「ミトコンドリア」を見直そう!

9月09
2016
Written by admin
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今回のくすりの話では、健康と深いかかわりがあることで注目されている「ミトコンドリア」についてお伝えします。
「ミトコンドリア」といえば、「昔、むか~し」に理科の授業で習った記憶があると思います。
細胞の中にあるゾウリムシのような形をした「細胞小器官」です。
このミトコンドリアと健康がどのように結びつくのか?
実は、深~い関係があるのです。これを1ページでお伝えするのはとても困難なことですが、ごくごく簡単にお伝えします。

ミトコンドリアの主な働きは、私たちが生命活動を維持する上で欠かせない「エネルギー」を作ることです。
しかし、エネルギーを作る過程で悪玉酸素と言われる活性酸素が生じます。健康な状態であれば余分な活性酸素を体内の酵素によって取り除くことが出来ますが、加齢に伴って活性酸素を除去する能力が衰え、ミトコンドリアの機能に異変が生じてきますので、その結果様々な病気が発生することになります。

ところで、ひとつの細胞に含まれているミトコンドリアの数はご存知ですか?
何と数百~数千個もあり、全て合わせるとヒト一人あたり約6kgにもなるそうです。
それほどミトコンドリアは、生命活動に必要であるということですが、健康な人と不健康な人の違いは「ミトコンドリアの数」にあることがわかってきました。男性より女性の方が長生きするのはミトコンドリアの数の差にも影響
しているとも言われています。
それならば、ミトコンドリアを増やして機能を回復させる工夫をすれば健康を維持できるのではないかと容易に予想できますが、果たしてそんな方法はあるのでしょうか?
答えは「あります!」です。

それでは、その方法の一例をご紹介しましょう!

1.リラックスした入浴や適度な運動により、体温を上げる

適度な運動により筋肉量が増え、血行がよくなり、結果として体温が上昇し、自律神経のバランスも整い免疫力の上昇にもつながります。

2.寒い場所で運動をする

寒さを感じるとエネルギーが必要と判断してミトコンドリアを増やそうとします。但し、極端に寒い場所はご注意してください。

3.プチ断食をする

食事は腹8分目までが理想です。空腹を感じるとミトコンドリアが活発に働き始めます。逆に食べすぎが続くとミトコンドリアは怠けてきます。

4.筋力を鍛える

筋肉細胞にはミトコンドリアが豊富に含まれていますが、加齢によって筋肉量が減ってきますので、スロースクワットやウォーキングなどで筋力を鍛えることが大切です。

5.抗酸化食材やビタミン類を積極的に摂取する

余分な活性酸素を取り除き、ミトコンドリアの機能を回復させます。
・・・等々

まだまだ、これ以外にも色々な方法があります。

これらの方法を実践して、「健康長寿」を目指しましょう!
余談になりますが、がん患者さんも上記のような方法で、ミトコンドリアを増やして機能を回復させることが重要であることもわかっています。
なぜなら、ミトコンドリアはがん細胞に「アポトーシスを開始せよ」という命令を出す役割をしていますので、ミトコンドリアの機能が低下していたり、数が減っていると指令が十分に行き渡らなくなるからです。
さらには、最近では加齢に伴う筋肉量の減少と病気との関係も研究されていますが、もしかするとミトコンドリアの数が鍵を握っているのかも知れないと予想したくなりました。

「骨粗鬆症」対策は、カルシウムを摂取するだけではダメですよ!

8月10
2016
Written by admin
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日本人の成人1日あたりのカルシウム摂取推奨量は、650~800mgといわれているのに対して、2014年「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の平均カルシウム摂取量は490mg/日と、かなり推奨量を下回っています。
また、高齢者の方に多い骨粗鬆症の予防における基礎的な栄養素としてカルシウムは重要であることはよく知られていますが、高齢者が寝たきりになる原因のひとつに、骨粗鬆症により骨が柔らかくなっているところに「つまずいた拍子に転んで、大腿骨を骨折する」ということもありますので、日ごろから骨を丈夫にしておくことが大切です。
そこで、しっかりとカルシウムを摂取することは重要であることは言うまでもありませんが、骨粗鬆症の予防する栄養素としてカルシウムだけでよいのかといえばそうではありません。
もともとカルシウムは、体内に吸収されにくい栄養素(比較的吸収率が高い牛乳でも約40%)ですので、カルシウムを多く含む食品を摂取すると同時にカルシウムの吸収を促進させる栄養素、例えばビタミンD、クエン酸、カゼインホスホペプチド(CPP)などと組み合わせることが大切です。
ビタミンDを多く含む食品は、魚類・キノコ類などです。その他、少しの日光浴でもビタミンDは体内で作られます。
クエン酸は、レモンや酢などに多く含まれていますので、「小魚のマリネ」などは、骨粗鬆症の予防にお奨めのお料理です。
逆にカルシウムの吸収を妨げる食品は控えたほうが良いですが、特にインスタント食品やスナック
菓子などに多く含まれるリンの過剰摂取は禁物です。
さらには、せっかく吸収したカルシウムを骨に定着させなければ意味がありませんので、納豆・春菊・ほうれん草などに多く含まれているビタミンKやタンパク質、ビタミンC、マグネシウムなど、
カルシウムを骨に定着させる栄養素も同時に摂取することを心がける必要があります。
但し、ビタミンKは血栓を予防するお薬の「ワルファリン」の作用を弱めてしまいますので、「ワルファリン」を服用されている方はビタミンKを多く含む食品の摂取には注意が必要です。
寝たきりにならない、「健康長寿のためにも骨粗鬆症を上手に予防」しましょう。

「座薬を味噌汁に溶かして飲んでいたワケ」とは…?

7月02
2016
Written by admin
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4月14日から熊本県を中心に発生した熊本地震は、未だに多くの方が避難生活を送られています。
医師や薬剤師、看護師などの医療スタッフも日本全国からボランティア活動に派遣されていますが、現場では聞きなれない言葉=「方言」を理解するのに苦労する場面もあるようです。
そこで今月の薬の話は、少し目先を変えて実際に医師が方言を理解できずに困ったことについて、日経メディカルが医師にオンラインアンケートを実施した結果報告の一部をご紹介します。

●茨城県土浦市で救急外来を受け持っていた医師より
「こわいんだよ」という患者がいたので、「怖くないですよ」となだめてもダメ。
後に、地元スタッフから「苦しい」という意味だったことがわかった。

●静岡県のある地域で勤務していた整形外科医より
「座薬をおしりに入れてね」といったら、味噌汁に入れて飲んでいた。
この地域では味噌汁のことを「おっしい」と言うらしく、間違って理解したようです。

●50歳代医師より
岐阜県西濃地方では、「嘔吐すること」を「紙を使う」というそうです。
「紙を使って何をするの」と戸惑った。

上記のように、ウソのようなホントの話もたくさんあるようです。
そのような中、60歳代の医師から和歌山県で「もじける」という言葉が分からなかった。「喉がはしかい」は未だに意味が分からないという回答もありました。
しかし、私は和歌山県出身ですので、「何故分からないのか?」と、こちらが不思議に思ってしまいました。「もじける」は、「壊れる」という意味ですが、標準語ではなかったんですね(笑)
「喉がはしかい」というのは、「喉がいがらっぽい」という表現になります。
このように地元の人にとっては何でもない言葉でも、地域が違う方にとっては意味が分からないという問題もあることが改めてわかりました。
緊急災害へのボランティア活動には、例えば医療支援活動の場合でも、医療支援だけのことを考えるのではなく、地元スタッフの協力も必要であることが改めて認識いたしました。
ちなみに、この度の熊本地震では、知っておきたい方言をまとめた「熊本支援方言プロジェクト」を立ち上げ、ウェブサイトで公開しているそうです。

気をつけたい「薬剤性認知機能低下」

6月09
2016
Written by admin
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2015年5月号の「くすりの話」では、高齢者に多い多剤処方についてお伝えしました。
今回の「くすりの話」も少し角度を変えてその続編をお話します。
今回は、誰もが高齢になると気になる「認知機能低下と薬の関係」についてです。
認知症といえば、65歳以上の5人に一人が羅患すると言われるほど身近な病気でもあります。実は、この認知症にも「薬剤性の認知機能低下」ということがよく知られるようになってきました。
例えば、老年医学会のガイドラインによれば、比較的使用頻度の高いアレルギー症状を抑える「抗ヒスタミン剤」や胃酸分泌を抑える「H2ブロッカー」、ベンゾジアゼピン系と呼ばれる睡眠薬などは認知機能低下リスクが高い薬として指摘しています。
また、日本神経学会においては、それ以外にも「降圧剤」や「利尿剤」、「非ステロイド系抗炎症薬」なども認知機能低下を誘発しやすい薬として公表しています。
いずれの薬も誰もが服用する可能性のある薬ですので、特に高齢者の方は、漠然と服用を継続するのではなく、目安として3ヶ月に一度は、本当に必要な薬かどうか主治医に確認しながら見直していくことも重要かも知れません。
最近の例では、便を柔らかくする比較的安全な薬として認識されていた「酸化マグネシウム」について、高マグネシウム血症により見当識障害(自分がどこにいるのか、今日は何月何日なのかなどが分からなくなる症状)を発症し、救急搬送されたケースが報告されています。
酸化マグネシウムの長期服用による見当識障害は、高齢になるにつれて腎臓機能が低下し、血中の電解質異常が発生しやすいためと考えられています。
その他にも痛み止めの薬でも薬剤性の認知機能低下を誘発することも報告されています。
以上の例でも分かるとおり、どんなに安全と言われている薬でも、漠然と服用を続けるのは良くないと思われます。
特に、高齢者はしっかり医師や薬剤師とコミュニケーションをとりながら、本当に必要なお薬だけを服用するように心がけましょう!
薬の種類によっては自分勝手に薬の服用を中止すると命にかかわることもございますので、くれぐれも自分勝手に薬の服用を中止することはしないでください。

やっぱり、「薬はクスリ」!

5月12
2016
Written by admin
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テレビCMや雑誌などの広告で「医療用成分配合です!」というキャッチフレーズを耳にしたり、目にしたりしたことはないでしょうか。
この「医療用成分配合のお薬」というのは、医療用医薬品として医師の処方箋がなければ使用できなかったお薬の中で、使用実績が十分あり、比較的副作用が少なく安全性が高いと判断された医療用医薬品と同じ成分を含んだお薬のことで、スイッチOTCと呼ばれ、自分で買い求めることができます。
例えば、胃酸を抑えるH2ブロッカーと呼ばれる「ガスター10」や花粉症の患者さんにはお馴染みの抗アレルギー薬の「アレグラ」、さらには下痢止めのお薬など種類は様々です。
一言でスイッチOTCと言っても、自分で手軽に買い求められるものから、第一類医薬品や要指導医薬品のように薬剤師から説明を受けた後でなければ買うことが出来ないものまであります。
さて、これらのスイッチOTCの中で、解熱鎮痛剤のロキソプロフェンナトリウム水和物(商品名:ロキソニンS)は、よく知られているもののひとつですが、ロキソプロフェンは、スイッチOTCになっていることからも分かるように、比較的安全性が高い医薬品と判断されています。ところが、このロキソプロフェンナトリウムに、本年3月に重大な副作用として「小腸・大腸の狭窄・閉塞」が追加されました。
なんと過去3年間で国内副作用症例として「小腸・大腸の狭窄・閉塞」が6例報告されており、そのうち5例は因果関係が否定出来ないとされています。
また、スイッチOTCではありませんが、何十年も前から医療用医薬品としてよく使用されている利尿剤の「フロセミド(商品名;ラシックスなど)」の重大な副作用として「間質性肺炎」が追加されました。
いずれも「何故、今頃になって・・・?」と考えてしまいますが、やはり「薬はクスリ」で、いくら安全性が高いといってもお薬には「副作用」はつきもので、「いつ何が起こるかわからない」と思っていたほうがよいかも知れないですね。
皆様も、「今まで問題ないから大丈夫」ではなく、薬を服用していて「何かおかしいな」と感じたらすぐに医師や薬剤師に相談されることをお奨めします!

4月より調剤報酬が改定されます! ~お薬手帳のご持参を忘れないようにご注意ください!~

4月10
2016
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2年に1回実施される診療報酬(医療機関でのお支払い額)と調剤報酬(薬局でのお支払い額)に関する改定が、本年4月に実施されます。
この度の改定では、厚生労働省は保険薬局に対して、「かかりつけ薬局」・「ジェネリック医薬品の使用」・「お薬手帳の活用」・「在宅業務」の推進などに注力しています。
毎年のことながら、現場を把握していないお役人の方々が決めた内容と考えざるを得ない事も、多々含まれています。

例えば、「かかりつけ薬局」であれば理解もできるのですが、「かかりつけ薬剤師」という個人指名の推進があります。いわゆる患者さんの「薬剤師のご指名」です。
「かかりつけ薬剤師」とは、患者さんに「かかりつけ薬剤師」になることに対して同意書を頂き、その薬剤師が一括してその患者さんのお薬の管理(飲み残しの有無や飲み合わせの確認など)を行うことによって、指導料が加算されるというものです。
かかりつけ薬剤師以外の薬剤師がお薬をお渡しした場合は、その加算は算定されませんから、その場合は一部負担金が安くなります。
しかし、考えてみてください。医療機関で待たされた後に、薬局で「かかりつけ薬剤師」にお薬をもらおうとしても、薬局内に患者さんがたくさんいた場合、「かかりつけ薬剤師」の手が空くまで待たなければならないようになります。「かかりつけ薬剤師」以外の薬剤師であっても、お薬手帳などを活用すれば、飲み合わせのチェックは可能ですし、残薬確認も「かかりつけ薬剤師」でなくても確認できます。
待たされたあげくのはてに、一部負担金が高くなるのであれば、待たずに他の薬剤師に薬をもらって安くなった方が良いと思うのは、私だけでしょうか?
ところで、厚生労働省では「お薬手帳の活用」の推進にも注力していますが、「お薬手帳の活用」については私も大切なことだと思います。

しかし、この度の改定で特にご注意していただきたいことは、定期的にお薬をもらっている患者さんは、「お薬手帳」のご持参を忘れないようにしていただきたいと思います。
本年4月以降にお薬が出された方が、その後6ヶ月以内に再度お薬をもらう場合、「お薬手帳」を忘れてしまったり、お薬手帳を持つことを希望されていない方に対して、若干一部負担金が高くなるように改定されています。つまり、厚生労働省の考えは、お薬手帳を持参しなかったら負担金割合が高くなるように設定して、お薬手帳を持ってくるように推進しようという考え方がうかがえます。

これらの考え方に賛否両論はあるにしても、国が決めたことですから、何はともあれ、定期的にお薬をもらわれている方は「お薬手帳」の持参を忘れないようにご注意してください!

今年の健康キーワードは「HSP」(熱ショックタンパク質)か?!

3月08
2016
Written by admin
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健康を意識している方は、「HSP(ヒートショックプロテイン)」という言葉を聞いたことがあるかも知れませんが、一般の方にはまだ馴染みのない言葉かも知れません。
HSP、即ち熱ショックタンパク質が最近になってにわかに注目されています。
また、最近では体内でHSPを増加させる食品も知られるようになってきました。
HSPとは、身体にストレスがかかると作り出され、細胞を保護・修復する力をもっているタンパク質のことです。即ち、細胞のダメージから身体を守り、元気な状態に修復してくれる「修理屋さん」の役割をしてくれる物質です。
HSPと病気の関係も徐々に明らかにされてきていますが、現時点でよくわかっているのは、

  • (1)ストレス軽減作用
  • (2)睡眠改善作用
  • (3)免疫力アップ作用
  • (4)記憶障害改善作用
  • などです。

今後、HSPと病気の関係もますます明らかにされてくるものと思われます。
古くから行われている民間療法の「湯治」は、実はHSPの働きを高めて細胞修復することを利用した方法のひとつです。
湯治や運動などで体温を上げることによってHSPを増やすことも出来ますが、「酵素処理アスパラガス抽出物(ETAS=イータス)」というサプリメントが、体内でHSPを増やすことが出来ることがわかり話題になっています。
ETAS(イータス)は、基礎研究や臨床研究もしっかりされていて、まだ論文投稿準備のため公表は出来ませんがヒト試験でもストレス軽減作用や認知症改善作用で良い結果が確認されています。
がん治療での温熱療法は、がん細胞は熱に弱いことを利用した治療方法ですが、加えてHSP増加にともなう効果もあるのかも知れません。
ストレス社会と言われる今日、日常生活においても体内でのHSPの処理能力が限界を超えてしまう場面も多いことも考えられますので、ETAS(イータス)のようなサプリメントを利用して体内のHSPを増加させることは健康維持に有用かも知れません。

ノロウイルス対策に「ラクトフェリン」

2月05
2016
Written by admin
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冬の本格的な寒さが続いていますが、この時季に気をつけたい感染症といえば、風邪やインフルエンザを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、気をつけなければならないのはインフルエンザだけではありません。昨年11月頃から流行が続いているノロウイルスにも注意が必要です。
ノロウイルスに感染すると、腹痛・激しい下痢や嘔吐・発熱といった症状が出ます。
感染性胃腸炎のひとつですが、有効なワクチンがないため、吐き気止めや胃腸薬を服用するなどの対症療法しかありません。
そのため、ノロウイルス感染に対しての予防がとても大切になります。

一般的な感染予防対策としては、
・30秒以上かけて手をしっかり洗う
・食材は85℃以上で1分以上加熱する
などがあります。

このような体の外側で防ぐ方法に加えて、最近注目されているのが、ラクトフェリンという成分を摂取する方法です。
ラクトフェリンは、母乳に含まれているたんぱく質成分で、

(1)ラクトフェリンが胃の中でラクトフェリシンという物質に変化し、ノロウイルスに直接くっついて腸の表面の細胞へ入り込むのを防ぐ。
(2)腸管の免疫力を高める

という作用でノロウイルスの感染を抑制するようです。
森永乳業の研究結果によると、ラクトフェリンを毎日摂取した人は、ノロウイルスに感染する割合が低いというデータがあり、さらに5歳未満の保育園児を対象に行った調査でも、ラクトフェリンを継続的に摂取することでウイルス感染症を予防したり、軽症化できる効果が報告されています。
目安となるラクトフェリンの摂取量は1日400mgとされていますが、ラクトフェリンを含む食品は少なく、ラクトフェリンを含む代表的な食品のチーズでも、100gあたり(およそ1パック)300mgほどしか含まれていないため、食品だけでの摂取は難しいといえます。
そこで、ラクトフェリンをたっぷり含んだサプリメントの摂取がお勧めです。
ラクトフェリンは、ノロウイルス対策だけでなく生活習慣病や内臓脂肪を減らす作用などがあり、非常に注目されている成分です。
また、一般的な感染症対策として、アルコール消毒がありますが、アルコール消毒液はノロウイルスには効果がありません。
しかし、アルコールに酸を加えて弱酸性にした消毒液なら、ノロウイルスにも有効です。
(例:ラビショットなど)
その他、ノロウイルスに対しては、次亜塩素酸ナトリウムという成分が有効ですので、次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤を食器や調理器具の消毒に用いたり、嘔吐物の処理の時に利用するのも効果的です。絨毯などに嘔吐した場合は、ノロウィルスは熱に弱いですので、スチームアイロンで十分にスチームするのもよいでしょう。

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