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Posts in category くすりの話

香の効果で記憶力アップ

9月09
2008
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今月のくすりの話では、直接的にお薬とは関係ないですが、香りと記憶の関係についての研究事例をご紹介いたします。
臭覚に関する研究は、近年盛んに行われ、ニオイと記憶の関係についても徐々に知られるようになってきました。
Raschらは、バラの香りを嗅がせることによって、記憶力をアップさせることを報告しています。
実験では、バラの香りがする部屋でコンピュータ画面上に示された15種類のカード配置を記憶してもらい、その後睡眠させて「ノンレム睡眠」(深い眠り状態)に入ったときに再びバラの香りを嗅がせました。
次の朝、バラの香りを嗅がせたグループとバラの香りを嗅がせていないグループで、カード配置の記憶を比較したところ、バラの香りを嗅いでいるほうが明らかに記憶力が高かったそうです。
さらに、学習前に香り刺激を呈示しなかったグループの記憶力上昇は認められなかったとのことです。
即ち、睡眠中の記憶力を高めるためには、睡眠前の学習時にも香り刺激を与えることが必要と思われます。
記憶の形成には、睡眠が重要であると考えられていますが、本研究によって記憶が睡眠中に脳で統合されているメカニズムの一部が証明されたことになります。
さらに、動物では新しい迷路を学んだマウスは、睡眠中に迷路図を復習しているという報告もあり、動物は睡眠中に新しい記憶を再学習していると言われていますが、人においても同じことが言える可能性もあり、睡眠と記憶の関係が今後さらに解明され、これに香り刺激による脳の活性化のメカニズムを加えることで、アルツハイマー病や脳神経障害に対する有効な治療手段が考案できる日が来るかも知れません。
睡眠は、身体を休めるだけでなく、神経のバランス、免疫力の上昇、記憶力の上昇と、様々な影響を及ぼしていますので、しっかり睡眠をとることも重要ですね。
学生さんも、勉強の時間も大切ですが、不用意に夜更かししないで、睡眠をとることも  大切ですね。 
(参考;日本薬学会 ファルマシア1月号)

禁煙、大丈夫ですか?!

8月09
2008
Written by admin
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タバコの箱を見ると、「健康を害する恐れがありますので、吸いすぎには注意しましょう」と書かれています。
「健康を害する恐れ」・・、これは皆様ご存知の通り、第一に思い浮かぶのは「癌」になる恐れがあるということです。 その他にも、血管系の病気など様々な影響が考えられます。
またタバコには、吸っている本人の健康被害だけではなく、周りの方にも多大な迷惑をかけています。
まず、煙による臭い。 その他にも副流煙(周囲のタバコの煙)には、主流煙よりも有害物質を多く含んでいると言われています。まさにタバコを吸わない人にとっては、周りでタバコを吸われると迷惑極まりない事です。
一方、タバコを吸っている人からすれば、健康に悪いことはわかっていてもやめられません。どうして健康に悪い事を知りながらやめられないのでしょうか。
これは、第一にはタバコに含まれるニコチンの影響が考えられます。
ニコチンは、神経伝達物質であるアセチルコリンに良く似た構造をしており、体内のアセチルコリン受容体に作用してドパミンを放出します。このドパミンが、神経を興奮させ、快感を与える作用があるためです。 ドパミンが切れてくると、タバコを吸う事により神経に刺激を与えて快感を得るという繰り返し状態になるために、なかなかタバコをやめられなくなってしまいます。
しかし、先に述べたとおり、タバコによる周りの方への影響も大きいために、最近では公共の場でも禁煙スペースが増えており、喫煙する方は肩身狭い思いをしている場面を多く見受けられます。
これも時代の流れによるものですが、タバコ税も上がり、タバコの価格も高くなってくることが予想されることを考えると、思い切って禁煙にチャレンジする事も、自分も含めて周りの方の健康を守る上でも重要なことのように思われます。
でも、「解っちゃいるけど、やめられない!」というのが、タバコですよね。そんな方に朗報(?)があります。 本年6月に画期的なお薬が発売されましたのでご案内いたします。
今までの禁煙対策と言えば、ニコチンパッチやニコチンガムが主流でした。これは、タバコの代わりにニコチンを体内に取り込ませるという方法ですが、今回ご紹介するものは、これらとは全く作用機序が異なる新しい医薬品です。
即ち、体内のニコチン受容体をブロックして、タバコを吸ってもニコチンの作用が出にくい状態します。その結果、タバコを吸っても「おいしくない」という結果となり、自然とタバコをやめられるようになるという考え方です。
薬の名前は、「チャンピックス錠」と言いますが、これは医師の指示がなければ使用できない医薬品です。 禁煙外来を掲げている医療機関であれば保険適応になりますが、それ以外の医療機関の場合は、自費扱いとなります。
この薬は、保険適応にしてもかなり負担割合が大きいことが難点ですが、周りの方への健康の気遣いのためにも思いきって禁煙にチャレンジする事も悪くないかも知れません。

アガリクス 今さらの結論

7月09
2008
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皆様もご存知の方も多いと思いますが、一昨年2月13日に厚生労働省から「アガリクスに発癌性あり」と大きく報道されました。
この報道により、アガリクスを使用していた方はもちろんのこと、その他の免疫系の健康食品を利用していた方までにも大きな影響を及ぼし、一部の健康食品販売会社は会社を閉じるなど大きな混乱をもたらしました。
これは国立医薬品食品衛生研究所で行ったマウスの実験で、対象にしたアガリクス製品のうち、キリンウェルフーズが販売していた製品だけに遺伝毒性などで陽性を示したためで、厚生労働省では食品安全委員会に意見を求めていました。
これを受けて、同委員会では、製品の原因物質と見られるアガリチンで再試験を行った結果、陰性であり、この結果は十分に信頼できると本年3月に発表されたことによって、アガリクス問題は一応の決着をみた形となりました。
しかしながら、「体内で遺伝毒性は無い」という結論が出たのは良かったものの、「発癌性あり」と報道し、たくさんの人々を混乱させたにも関わらず、この度の「体内で遺伝毒性は無い」という結論に対する報道は皆無に等しい事もあり、一体、あの騒ぎは何だったのだろうと、今さらながらの結論とマスコミ操作に疑問を抱きます。
もちろん、少しでも疑わしい時は、情報を公開することは重要であることいついて、十分認識していますが、偏った情報だけを信用してはならないということを改めて考えさせられました。
当社では、情報の公平性という意味からも、複数のメーカー品を取扱いしていますので、一種類に偏ることなく、情報をご提供できる点が特徴の会社でもありますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

副腎皮質ステロイドは、医師の指示を守りましょう

6月09
2008
Written by admin
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~使い方で迷った時は、専門医に相談しましょう~
私が薬剤師になったころから現在に至るまで、もうすでに25年経過しますが、25年前も現在も相変わらず「ステロイド」と聞いただけで拒否反応を示す方が実に多いことに驚きを隠せません。
どうして、必要以上に拒否反応を示すのでしょうか?
それは、様々な情報の中で、ステロイド剤の怖い面ばかり強調して、マスコミなどに取り上げられ、「ステロイド=怖いもの」という潜在意識が働いているかも知れません。
しかし、ステロイドそのものは、使い方さえ誤らなければ非常に有効な医薬品ですので、そのことをもっと一般の方に情報提供する努力も必要と思っています。病状によっては、勝手にやめたりせずに、使用しなければならない(使用しないとかえって危険な)こともあります。
ただ、ここで重要なキーワードは、「使い方さえ誤らなければ」ということばです。
ステロイドの副作用で問題となるのは、その使い方の誤りに問題がある場合がほとんどです。
例えば、ステロイドの副作用を恐れるあまりに、ある程度状態がよくなったと自己判断して勝手に中止してしまうことでリバウンド現象を発生させてしまうことがあります。 リバウンド現象とは、強いステロイド剤を大量に使っていたり、比較的弱いステロイド剤でも長期に使っていた場合に、急に中止したときに症状が急に悪化する現象のことを言います。
症状が急に悪化すると、ステロイドの作用と思って、ますます怖くなって使わない、使わないから症状が悪化する・・・という悪循環に陥ってしまいます。
通常、アトピー性皮膚炎などにステロイドを使用する場合、はじめは強めの薬を使用し、徐々に弱い作用のものに変えていきます。
このときに、勝手にやめてしまっている場合、医師は薬を使用しているにも関わらず症状が治まっていないと勘違いして、ますます強い薬に変える場合もあります。当然、副作用がでる可能性も高くなってしまいます。これも悪循環です。
ステロイドは使い方さえ誤らなければ有効な薬ですので、勝手な判断で使用したり中止したりせず、使い方で迷ったときは必ず医師または薬剤師に相談して、正しく使用してください。

~ 参考までにステロイドの強さ ~
1群 (strongest) ・・・デルモベート・ジフラール(ダイアコート)
2群 (very strong) ・・・パンデル・マイザー・リンデロンDP・フルメタ・ネリゾナ トプシム・ブデソン・ビスダーム・アンテベート
3群 (strong) ・・・プロパデルム・リンデロンVG・ボアラ・メサデルム ドレニゾンテープ・アドコルチン・リドメックス フルコート・エクラー
4群 (mild) ・・・アルメタ・ロコイド・ロコルテン・キンダベート レダコート・グリメサゾン・ケナログ
5群 (weak) ・・・プレドニゾロン・コルテス・プラベックスローション デキサメサゾン・ネオメドロールEE眼軟こう リンデロンA眼軟膏・プレドニン眼軟膏 テラコートリル軟膏・エキザルベ・オイラックスH軟膏
(注意)この強さの分類は、絶対的なものではありません。同じ薬でも属する強さが、人によって違う場合があります。また、軟膏やクリームなど種類によっても違うことがあります。

がん細胞の転移誘発は、活性酸素が関与

5月09
2008
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平成20年4月4日(金)の新聞社各社(日経・産経など)朝刊によると、島根大学、筑波大学、千葉県がんセンターとの研究チームは、細胞内ミトコンドリアDNAの突然変異が、がん細胞の転移を誘発する仕組みを動物実験で明らかにし、ミトコンドリア内の活性酸素の増加ががん細胞の転移誘発に深く関与していることがわかりました。
これらの研究結果は、米科学誌「サイエンス」(電子版)に発表されました。 実験では、ミトコンドリアDNAが突然変異を起こすとエネルギー合成力が低下し、活性酸素の産出量が増加することがわかりました。
この活性酸素が核のDNAに影響し、転移能力の獲得につながっていると報告しています。 また、抗酸化剤で処理することによって、活性酸素量を抑制すると転移能力が抑制されることが突き止められたことから、がん患者さんの転移抑制には、やはり抗酸化作用が期待できる食品や薬剤が効果的と考えられます。
研究チームでは、がん転移のメカニズム解明のてがかりになると同時に、転移を抑える有効な治療薬開発につながると期待を寄せています。
ところで、抗酸化作用が期待できるサプリメントについてですが、水溶性のものと脂溶性のものなど成分によって作用する場所が異なりますので、できれば複数の成分を含むサプリメントを利用されるのが望ましいと思われます。
私がおすすめするものでは、エノックDスーパータブレットやAOベストミックス(近日発売)などが良いと思います。
特に、AOベストミックスは、抗酸化作用が期待できる成分をバランスよく配合しているため、がん患者さんの治療の補助だけでなく、生活習慣病予防から美容領域に至るまで幅ひろく健康維持としてご利用いただける健康食品です。

リラックスアミノ酸「GABA」に新たな効果が!

4月09
2008
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日常生活においても何かとストレスを感じることが多い中、GABA(ガンマアミノ酪酸)が注目されています。
江崎グリコでは、GABA含有のチョコレートを 発売されるなど若い世代の方にも認知度が徐々に 高まりつつあります。GABAは、神経抑制性のアミノ酸として知られ、自律神経調節作用や高血圧改善作用などで知られていました。このGABAに、もぐらたたきのような、動いているものを見るときに目の動きを止める作用があることが新たにわかりました。
自然科学研究機構生理学研究所と群馬大学のグループが発表したもので、マウスの実験ではGABAが眼球の動きにブレーキをかけていることが解ったとのこと。実験では、中枢神経細胞に物を見た事に相当する電気刺激を与えると即座にGABAを放出し、GABAの働きを妨害すると、神経細胞の指令が抑制されずに目は動き続ける状態だったそうです。

研究を担当した金田氏は、「目の動きの抑制にGABAが役立っていることがはじめて解った。イチロー選手らの速球を捕らえるときの目の動きにもGABAが関与しているかも知れない。」とコメントしています。
そういえば、私の小さいころ、巨人の長島選手が、「ボールが止まって見える」というお話を聞いたことがありますが、もしかすると長島選手もGABAがたくさん放出されていたのかも知れません。

参考;平成20年2月17日(日経新聞)

睡眠と免疫

3月09
2008
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風邪薬を服用して眠くなったという経験はありませんか?
風邪をひいた時に服用するお薬の中には、くしゃみ・鼻水・鼻づまりという症状を緩和するために抗ヒスタミン剤が配合されていることがあります。
ヒスタミンには、平成18年4月号の「くすりの話」でも記載したとおり、眠気を覚ます作用があるのですが、抗ヒスタミン剤によってヒスタミンの作用を抑える事により眠気を催すと考えられています。
一方、お薬を服用する、しないに関わらず、風邪をひいた時には、すごく眠気を感じることがあります。
本年1月に、風邪薬を飲んでいたバスの運転手が眠気を催して事故を起こしたという事件は記憶に新しいところです。
ひとつは、風邪をひくと言う事は、体が疲れている場合が多く、自然に身体を休めようとする反応のひとつとも考えられます。しかし、それだけではありません。 実は、免疫と睡眠には密接な関係があります。
例えば、異物(細菌やウィルスなど)が体内に侵入してくると、それらをやっつけるために、インターフェロンやインターロイキンなどのサイトカインを産生して、免疫機能を高める結果、眠気を催します。
即ち、眠くなると言う事は、体の免疫力を高めようとしている証拠なのです。
そのように眠気を感じているのに無理をして眠らなかったりすると、免疫力が低下して回復が遅くなります。風邪をひいたときには、しっかり睡眠をとるように致しましょう。
ところで、最近では24時間開いているレストランやコンビニは、あたりまえになり、ライフサイクルもずいぶん不規則になっています。
ある生命保険会社の調査では、睡眠が不規則な職業の方はガンによる死亡率が高いという結果を公表していますが、おそらく睡眠不足による免疫力の低下が原因のひとつと考えられます。
何かとストレスが多い社会の中で、出来る限り免疫力の低下を防ぐためにも睡眠は十分にとるように心がけたいものです。

高血圧症と骨粗しょう症の関係

2月09
2008
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高血圧症と骨粗鬆症は、一見何の関係もないように思われますが、実は非常に密接な関係があります。
また、高齢化社会において、高血圧症と骨粗鬆症は、加齢とともに切っても切り離せない関係にあります。
この両疾患に対する生理的な説明として、主としてカルシウム代謝・排泄が着目されています。即ち、高血圧症の患者は、一般に尿中カルシウム排泄量が多いことが知られており、二次的に副甲状腺ホルモンを上昇させて骨からのカルシウムの流出を促すことで、骨粗鬆症が悪化する事が考えられています。
実際に、高血圧症に使用される利尿薬は、骨折の頻度を低下させたり、骨密度を増加させるといった臨床研究結果が報告されています。
また、最近ではカルシウムの代謝・排泄以外の機序でも高血圧症と骨粗鬆症の関係が明らかになりつつあります。
大阪大学大学院医学研究科の中神啓徳氏らの発表によれば、高血圧症の治療に用いるACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害剤が、骨折の頻度を低下させることをいくつかの実験から明らかにしました。
例えば、免疫抑制剤(抗がん剤)として使用されている薬が、リウマチ治療薬として使用されることもあるように、お薬の副次的な作用を期待して別の目的に使用されることも少なくありませんが、それにしても高血圧症の薬が、副次的な作用として骨代謝改善作用に効果を発揮するというのは、思っても見なかった一石二鳥のお話ですね。

薬だから安心ですか?薬といえども、実はよく解っていません!副作用の側面から

1月09
2008
Written by admin
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皆様は、薬だから安心、安全と思っていませんか?
最近では、薬害肝炎の話題でマスコミを賑わせていますが、例えばこれも薬を使用したことによる薬害の実例です。
さて、これだけ科学が発展した世の中ですので、「病気」や「薬が効く」メカニズムは、ほとんど解明されていると思い込んでいる方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際は「病気」や「薬が効く」メカニズムは仮説に過ぎないことがたくさんあります。
即ち、本当は良く解っていないことが多いというのが現実です。
ところで、クスリを逆から読むと、リスクになりますが、薬にはリスク、即ち副作用がつきものです。「醤油も一升飲めば毒になる」と言われるように、薬は決められた量を守らなければ大変な副作用が現れます。
しかし、薬の副作用は、量的な問題だけでおこるものではありません。先に述べたように、「病気」や「薬が効く」メカニズムが良く解っていない以上、薬の副作用がなぜ現れるのかも解らないことがあります。
副作用のメカニズムとして、ごく最近になって解った実例のひとつは、ウィルス性肝炎に使用する薬のインターフェロンαが引き起こす「うつ状態」についてです。
実は、インターフェロンαは、脳内のモルヒネ受容体に影響する事がわかったのですが、つい最近までは、インターフェロンαと脳内のモルヒネ受容体の関係は解っていませんでした。
時には、健康食品は厚生労働省の許可を得ていないので、安心して使用できないという声を耳にすることがありますが、厚生労働省から認められた薬だから安全だとは言い切れず、見方を変えれば長い年月の間、食経験が豊富なものの方が、薬という化学物質よりもかえって安全と言える側面もあります。
薬だから・・・、健康食品だから・・・、という偏った考え方ではなく、正しい情報をもとにして、いずれにしても自分で納得してから使用したいものです。

かつおだしに疲労改善効果があるってホントかな?!

12月09
2007
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長寿の県として知られている沖縄県では、疲れたときや風邪をひいた時、あるいは二日酔いなどの体調がすぐれない時に、「鰹湯(かちゅーゆ)」と言って、たっぷりの鰹節にお湯を注いで味噌を溶かして飲む習慣があります。
また鹿児島県でも同じような伝統食「茶節(ちゃぶし)」というものがあります。
元禄8年(1695年)に編纂された日本の食べ物の薬膳的な効能について記載した書物「本朝食鑑」によれば、鰹節(文献では、乾鰹)の効能として「気血を補い、胃腸を整え、筋力を強くし、歯を固くし、皮膚のきめを密にし・・・」と書かれているそうです。
このように鰹節は、伝統食として受け継がれていますが、最近では、この鰹節に「疲れをとる効果がある」らしいということが研究発表されています。
適度な運動や精神作業を行ったときに引き起こされる、痛みや意欲の低下など、身体にとって好ましくない状態が「疲れ」としてあらわれますが、かつおだしに、精神疲労と肉体疲労の両方の疲れをとる効果があることがわかりました。
どうしてかつおだしが疲れを改善するのでしょうか?
そのメカニズムとして、かつおだしにはアミノ酸、ミネラルなど27種類の成分が疲労回復に働いていることや皮膚の血流量を増加させることもわかりました。
即ち、かつおだしの摂取によって、血流量が増加し、疲労回復に効果がある成分を全身にいきわたらせる事によって蓄積した疲労物質を取り除き、疲労回復効果が現れると考えられています。
どうやらかつおだしに「疲労改善効果がある」っていう話は、本当のようです。
ところで、鰹や鰯由来のペプチドは、血圧を下げる 効果があるとして、特定保健用食品としても 厚生労働省から認可を受けています。
まさに鰹は、健康の宝庫といえる食品といえそうです。

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